レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?:金沢紀行其の壱(アート)
石川県の金沢に行ってきました。このブログ、しばらく金沢ネタ
が続きます。金沢行きの一番目的は金沢21世紀美術館での
レアンドロ・エルリッヒの展覧会です。まずはそれから。
(ま、他にも目的あるの知っている人もいるでしょうが・・・)
レアンドロ・エルリッヒ ーありきたりの?
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1711
金沢21世紀美術館
5月3日から8月31日
妹島和世+西沢立衛/SANAAが設計したこの21世紀美術館に
あるパブリックアートの中でも最も人気の高いもののひとつが
《スイミング・プール》。ここは外から見る分には無料で入る事
が出来ます。そしてレアンドロ・エルリッヒと言うアーティストの
作品なんです、この《スイミング・プール》。
プールの下から見るには有料のコレクション展ゾーンを抜けて
行く必要があります。
さて、そのエルリッヒの個展です。様々な仕掛けで「おや?」と
思わせてくれるような作品ばかり、それは楽しみです。
※仕掛けについてはネタバレがありますので、これから見る
方は見た後で読むことをおススメします。
《見えない庭》
これは似た仕組みの展示をMOTで見ましたがさすが新作!
さらに不思議さが増してます。それも凄く単純な仕掛けで!
一見、普通に檻に囲まれたミニ庭園があるだkなのですが
向こうには自分が居ます。でも、どう見ても向こうまで透けて
見えるのに・・・どうなっているの?とホントに不思議です。
ただ、じっくり見ていくと仕掛けは判るのですが。
《リハーサル》
こちらも2014年の作品なので新作ですね。部屋の向こうには
空の椅子と楽器が。こちらに部屋にある椅子に座ると、奥の
部屋にぼんやりと自分の像が映り、楽器を弾いているように
見えるという物。ぼんやりと映るので幽霊の演奏会の様です。
ハーフミラーを使っているのかな?
《雲》
もう一つ2014年の作品がこれ。アクリルの箱に雲が入ってい
るように見えますが・・・
横から見たら数枚のアクリルに印刷しているだけ。それでも
立体に見えるから不思議。
《サイドウォーク》
これは過去作ですが・・・私はこれを一番見たかったのです!
そもそも金沢までエルリッヒを見に来たのも、この作品に過去
出会って、それからエルリッヒ作品が好きになったから。
単純なんです、仕組みは。壁の下の方にスリットがあって、
そこにある水たまりに街の映像が映ってるだけです。
それが素晴らしい!初めて見た時に本当に感動しました。
水たまりに映る映像は夜の街並みになったり、水たまりには
水滴が落ちて波紋が出来たりしてます。
これを前に見たのはシャネルモバイルアートが日本に来た時。
街はパリ版だったので流れている映像はちょっと違います。
その時の感想はこちら
シャネルモバイルアート 2回目
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2008/06/2_0ba0.html
写真左《階段》
写真右 《エレベーター・ピッチ》
ま、単純な作品ですけど、実際に見る事で来て良かった。
エレベーターものと言えばこちらも。
《エレベーターの迷路》。無限ミラーのエレベーター。
以外に見落としている人もいるのかな?ってところにあった
《ログ・キャビン》
とまぁ、作品に対して面白いかそうでないかはいろいろと感想は
ありましたが、展覧会としては面白いです。現代アート好きとして
は必見ですね。
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