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TAKEO PAPER SHOW 2014 「SUBTLE」

2014年の竹尾ペーパーショウ。
テーマは「SUBTLE」(サトル|かすかな、ほんのわずかの)
前回は2011年と言う事で久々のペーパーショウでしたが
とても楽しめました。

 

TAKEO PAPER SHOW 2014 「SUBTLE」
http://www.takeopapershow.com/
TOLOT/heuristic SHINONOME
5月25日 |日| —6月1日

2014年の竹尾ペーパーショウ。テーマは「SUBTLE」。
サトル|かすかな、ほんのわずかの、と言う意味です。

Event_thema

会場がTOLOT/heuristic SHINONOMEと言う事であ、少し遠い
なぁ、面倒だなぁ、と思ってる方もいますかね?私はそうでした。
かなり腰も重く、行くのやめようかと思っていたのですが・・・
いや、行って良かったです!

Img_1155 Img_1156

初日でもゆっくりちゃんと一つ一つ見る事出来たのはこの会場
の広さがあってのことだと思います。まぁ、東雲かぁ・・・で人が
少なかったのもあるのかもしれませんが。

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展開はいつもの通り。紙にまつわるあれこれ+新製品紹介。
15名のクリエイターをフューチャーした展示、更には紙を様々な
角度から切り取った視点の展示と言うものです。

全体の企画・構成は原 研哉+株式会社日本デザインセンター
原デザイン研究所が担当。展示什器は建築家の石上純也さん
のデザイン。見ているだけなら美しいテーブル(でも運営泣かせ
だよね・・・これ、人が触れると揺れるし、まぁ諸々・・・うーん)

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参加作家
石上純也、色部義昭、上田義彦、葛西 薫、田中義久、冨井大裕、
トラフ建築設計事務所、中村竜治、noiz、服部一成、ハム・ジナ、
原 研哉、三澤 遥、皆川 明、宮田 裕美詠、寄藤文平、和田 淳

幾つか私が気になったものをピックアップしてみます。

会場あちこちに展開されていたのが写真家上田義彦さんの様々
な紙を撮影した「紙の肖像」。写真でそれぞれ異なる紙の質感を
表現しようとしたものに見えます。

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会場前半は様々なクリエータが「SUBTLE」と言うテーマに沿って
いろいろな視点から紙を扱った「A: SUBTLE|CREATION」。

 

【三澤遥 | 紙の花】
鉛筆削りの削りかすが花びらに見える事から発想した紙の花弁。
本当に身近なところからのアイデアが素晴らしい。
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【中村竜二 | コントロール】
繊細な加工ができるレーザーカットの特質を使った本当に細かい
細工の作品。2種類の違う色の輪が延々と続いていくもの。
繊細な作品をバランスを取って作り上げる中村竜二らしい作品。
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【色部義昭 | 積層する草原】
この作品は素晴らしかった。
表が切抜きの太さで表現する文字。
「I HATE YOU」
その裏に色で文字を表現、底面に反射して浮かび上がる文字。
「I LOVE YOU」
HateとLoveが裏返しの関係にある、と言う事を示している様で。
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【原研哉 | チョコレートの帽子】
こちらもレーザーカットで切り抜かれた細かく小さな王冠の様な
紙の装飾。落とす影がまた美しい。
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他にも葛西薫さんの石を埋め込まれた紙やハム・ジナさんのタグ
を描いたもの、寄藤文平さんのあの「人型」の表現、和田淳さんの
アニメーションなど、ちょっとした視点を変えたところからの発想が
凄いなぁ、と楽しめました。

 

 

次のエリアは紙の様々な特性や使われ方など、それぞれの視点
で切り分けた展示「SUBTLE|COLLECTION」。これまた良かった。
常設の企業資料館並みの展示です。これどこかに残しておいた
方がイイのではないかと?

 

【いつくしむ】として本の綴じ方の様々な形
【包む】は砂糖の包みの様々
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【刹那の余韻を味わう】線香花火がこんなに美しいとは
【祈る】様々な神事や生活に寄り添った紙の折り方
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【したためる】カリグラフィの美しさには本当にまいりました。
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【開封する】身近な物への気づき。ティッシュや切手など。
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【手触りをつくる】紙ナプキンの模様にもデザインはあるのです。
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【飾る】ケーキなどを乗せる紙のコースター。あれにもデザインが。
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とまぁ、本当に身の回りの物にもすべてデザインや発想と言う物が
工夫や技術と共に埋め込まれていて、と言う考えてみれば当たり前
の事に、いちいち驚きを感じて、気づかされる展示でした。

 

 

最後は新製品のサンプルを頂き、そこにあった展示を見る。
建築デザイン事務所 noizの作品。
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場所も変わって(まぁ、今までも良く変わってましたが)久々の竹尾
ペーパーショー。スパイラルでやっていたころのイメージに近いかな、
ま、原さんが全体企画やっているからかもですが。

少し迷走していた時もあったのではないかとは思いますが、今回は
原さんの目指しているものがはっきりしていたからかわかり易く、
面白い展示になっていったと思います。

 

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