中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス
ちょっと前になりますがゴールデンウィークに行ってきました、
いちはらアートミックス。
中房総国際芸術祭 いちはらアート×ミックス
http://ichihara-artmix.jp/
3/21-5/11
市原市各所
いちはらアートミックス、知人と行こうと言ってはいたもの前情報が
あまり入ってこない。チラシなども千葉県内の美術館でも見ない。
唯一、私がヒカリエでやっていたプレイベントでチラシなどを手に
入れていた、と言う具合でした。あまり広報に力入れていないの
でしょうか?アートファンでも知らない人も多そうな感じです。
アートファン以外は千葉の人でもホントにやってることすら知らな
いという人も多かったのでは?そんなこんなであまり期待せずに
行ってきました。が、いやいや、結構楽しめました!
千葉の房総半島のおおよそ真ん中を走るのが小湊鐡道。
この電車の駅の周囲あちこちにアート作品が展開されています。
なので本来はこの鉄道に乗っていくのがアート×ミックスのもう一つの
目的になるとは思います、が、、、多少アクセスが悪いのもあり、色々
見るには事前に計画建てないと厳しそうだったので、ずぼらな私たち
は車で回ってしまいました。数人で見まわるには時間など気にしない
で済むこのパターンがイイと思います。
ちょっと電車も乗りたかったですけどね。
さて最初に行ったのが市原湖畔美術館。メイン会場的な扱いかな?
美術館でまずは迎えてくれるのがKOSUGE1-16さんの作品。
美術館内にはいちはらの廃校になった学校や人が少なくなった地域
の記憶などに関する展示作品があります。海外の方の作品が多かっ
たので滞在型で製作された作品なのだと思います。
そしてやはり目を惹くのがクワクボリョウタさんの作品。
美しいですね・・・。
湖畔美術館近くにはこんな風に飛行機が浮かんでます。
これもKOSUGE1-16さんの作品です。本当は舟(?)で飛行機の
所まで行けるそうです。雨だったのもあり遠くから眺めるだけ・・・。
そして次のエリア、里見エリアの目玉が旧里見小学校。
廃校になった小学校を使って教室などでアート作品を展開。
エリアとしてはここが一番面白かったです。必見エリア。
見応えあったのが豊福亮さんの「美術室」。世界の名画の模写で
つめつくされた部屋は圧巻でした。
そしてお菓子やその包装で埋め尽くされた滝沢達史さんの
「おかしな教室」も楽しかったです。パイン飴のシャンデリアの周り
を走る小湊鐡道の模型、のど飴の包装のカーテン、チョコの壁紙、
まさにお菓子な教室でした。
ミシャ・クバルさんの「スピード・スペース・スピーチ」は部屋の中が揺れ
るミラーボールの光に包まれて平衡感覚が無くなる体験!
そして最大の見どころ・・・栗林隆さん「プリンシパル オフィス」。
校長室をマイナス30度に冷やしてます。ただそれだけなんだけど、凄い。
机の上の巨大なつらら、物はすべて凍りつき、ストーブも凍る。
この体験は素晴らしいものでした。
ここにあった大巻伸嗣さんの「おおきな家」は今回のアート展
の中で一番感動した作品でした。内部が写真撮影不可でした
ので画像がないのが残念ですが儚くはじける夢の様な展示。
正直これだけでも見る価値あります。これ常設にしてほしい位。
このエリアは他に駅前に作品があったり、開発好明さんが
「モグラTV」と言うパフォーマンスをやってたりしました。
そしてちょっと離れたエリアの月出エリア。こちらは旧月出小学校
と言う廃校を利用した展示です。屋外にあったこの樹木、倒木を
利用した作品は凄い迫力。教室内の作品も小ぶりながらも見る
ところありですね。
最後に見たのが藤本壮介さんの「Toilet in Nature」。トイレの扉を
開けるとその中に野原があってそこにガラス張りのトイレ・・・。
ここ女性用トイレなので男性は使うことはできません。
(人が居なければ中に入るのはOK)
ここで用を足してみたいな・・・。
と言う感じで車で要所を一通り回るという感じでしたが、初めは
期待してなかったのもあり、その分(?)楽しむことが出来ました。
これもっとやっていることをアピールすればいいのに、と思い、
知らない人がたくさんいる事がとても勿体ないイベントです。
まぁ、色々な事情があるのだと思いますが・・・。
全般的に情報の発信が分かりずらく、WEBもわかりにくいし、
情報をどこで仕入れればよいのか・・・振り返るにも困りました。
現地の人たちが親切に、そして楽しそうに運営をやっていました。
親切にしてもらって嬉しいですし、何よりも運営する方が楽しん
でいるという姿勢や姿は見に行く私たちとしても本当にイイなと
思いました。
第2回のイベントが計画されているという話も聞いてますので
是非に次はもっとわかりやすく、人が集まる感じになるとイイ
ですね。
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