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井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ

根津美術館、井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ・・・
凄い展覧会でしたね・・・ふぅ。

 

井戸茶碗 戦国武将が憧れたうつわ
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
根津美術館
11月2日から12月15日

井戸茶碗、茶色で同じように見えて見分けつけるのが難しいですね。
会場に入った時は同じ様な色の、同じような形の、同じ様な茶碗が
ずらっと並んでいる様に見えます。差が判りにくいです。
ただ、オレンジがかった茶色の茶碗がただただ並んでいるだけの様
に見えます。

Kizaemon 大井戸茶碗 銘 喜左衛門(国宝)

ところが・・・

1周目、ぐるっと見ると大きいのや小さいの、厚めのや薄めの、高い
のや低いの、色濃いのや色薄いの、オレンジっぽいのや白っぽい
の、、、なんか差があるのが判ります。

さらに2周目で高台や継ぎ目などをじっくりと見てみると、それぞれに
かなり癖があるのが判ります。

そして3周目少し引いて見ていたら・・・自分が好きな茶碗とそうでも
ない茶碗がハッキリと判るのです。
同じ様にしか見えなかったあの茶碗たちが、、、本当に違う表情に
見えるのです。

Echigo 井戸茶碗 越後(重文)

そうすると凄いです、全部違う表情のあれらが、星の王子さまに
出てきた幾千の星の中にある薔薇の居る星の様に大事な一つに
なり、私に笑いかけてくる様です。

因みに私が好きなのは厚さが薄めで、色味は少し白っぽく、小ぶり
な物でした。

同じような茶碗の中から、自分はどれが好き、あまり好きではない、
と言いながら見ているのは楽しかったです。

Shibata 青井戸茶碗 銘 柴田(重文)

70点以上ある茶碗の中で好きなものピックアップしてみました。

2、わか草
5、古織割高台
14、妙喜庵
30、三芳野
34、美濃
49、金沢/加賀井戸
42、千種
50、君不知
53、忘水
71、春霞
58、藤屋
64、花摺
56、柳川
57、柴田

で、また、この茶碗の「銘」ってのがほんとに良くて・・・
昔の日本人のセンスって凄いですよね。
「君不知」とか「忘水」とかって銘を見てるだけで泣きそうになります。

Wasuremizu 小井戸茶碗 銘 忘水

しかし、こんなにみんなかがんで下からケースを見ている展覧会って、
あまりないでしょうね。高台見たりで。
ちょっと照明が強すぎる感じがあったのが残念かな。

ま、そもそも井戸茶碗の名品が70点ほどが一か所に揃っているって
こと自体があり得ないから、奇跡だから。本当に。

なかなか茶碗好きでない人には難しそうに見える展覧会かもしれ
ませんがこれだけ井戸茶碗が揃う事はまずないですよ。
知らなくても好き嫌いで楽しめます。行かないと!

あと、2階の展示に国宝「鶉図」があったのにはびっくりしました。

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