« 三菱一号館美術館名品選2013 | トップページ | 日産アートアワード2013 »

横山大観展―良き師、良き友

横浜美術館「横山大観展―良き師、良き友」のブロガー向け
夜間特別観覧会に参加してきました。

 

横山大観展―良き師、良き友
http://taikan2013.jp/
横浜美術館
10月5日から11月24日

大観と言うと・・・富士山・・・ですよねー?
ただ、富士山と言うイメージの前が、大観にもあったのですよ。

今回の展覧会は大家と言われる昭和前の時代、伸びやかな
大正期の大観作品を中心に明治、昭和初期までの作品を
紹介したものになってます。

「1章、良き師との出会い:大観と天心」では横山大観と岡倉
天心を中心に。
「2章、良き友、紫紅、未醒、芋銭、溪仙:大正期のさらなる
挑戦」では大観と4人の友との比較など。
「3章、円熟期に至る」では普段イメージする大観らしさへと
繋がる作品がありました。

※写真は夜間特別観覧の為、特別に撮影許可がおりております。

大観は絵が下手だ、と聞きましたがこのスケッチなどを見る限り
それほど・・・とは思いました。この蓮根のスケッチ(写真左)は
好きだった。後は初期のころの朦朧体の絵はそんなに多くなかっ
たですがこちら(写真右)の物は典型的な朦朧体のものです。
Img_2226 Img_2231

そして前期展示(と言うか約10日間程度)の展示の目玉はこの
「屈原」。なかなか貸してくれない逸品だそうです。
Img_2234

初期の作品では「爆布四題」(前期ではそのうち2点展示)が
良かった。これは本当に色数少ないのに何この奥行き!って
感じの絵で惹かれました。
Img_2239

岡倉天心のコーナーでは天心の書に惹かれる。独特の書体で
文字を書く人だったのですね。
Img_2247 Img_2249

この「雲去来」と言う屏風は細川毛護立が所有していたものらしい。
Img_2251

そして出てきました、初期のころの富士山です。
Img_2253

 

さて、第2章では紫紅、未醒、芋銭、溪仙などの作品と比較しながら
大観の作品が並びます。

この屏風などの描き込み量は凄いですね(正直言うとここまで描き
混まれたものは好みでは無かったりしますが)。
Img_2257

こちらも描き込みが多い。ふと見ると居る白い鳩などを見てなごみ
ますけれど。
Img_2278

こちらにも富士山!でも先の富士山と合わせてこの2点のみでした。
Img_2271

個人的にはこういうあっさりした絵が好きですね。
Img_2283

第3章はさすがに大観らしい世界が広がります。この写真の右側の
「東山」には唸りました。
Img_2285

 

さきに大観は絵が下手だという話も出ましたが、人物臥に関しては
そんな気もします。

こちらは大観の「観音」ですが・・・
Img_2281

初期に描いたこっちの絵と女性の顔が変わらない・・・
Img_2290

こっちは大観の名作「野の花」ですがこちらも顔が変わらない・・・。
Img_2288

さて、今回の展覧会では大観と師の天心、そして4人の友の似顔絵を
日本画家の山口晃さんが描いてます。

ロビーに会った撮影コーナー。
Img_2322

展示室の方には原画の展示があり。

天心と大観
Img_2260 Img_2261

四人の友
Img_2262

この4人、正直私は皆今回の展覧会で初めて知ったのですが、
その中でも最も目を惹いたのが・・・この小川芋銭。
Img_2320

この人変な絵を描いているんですよー。

写真左は猪の肉を持った肉屋を描いた絵なんですが・・・この絵
を見た大観が芋銭を気に入ったとか・・・なぜ?(でも気になるね)
写真右は芋銭の中で最も私が気に入った絵でイモリと水芭蕉を
描いたもの。このバランスが好き。
Img_2310 Img_2302

芋銭は「河童の芋銭」とも呼ばれていて河童の絵を多く描いてる
そうです。こちらにも河童や水の中の変な物の怪の絵が・・・。
Img_2308 Img_2275

こちらは今村紫紅の絵。これも好きでした。
Img_2268

と知らない大観、そしてその友、と言う視点で結構新鮮に見る事が
出来る展覧会です。

後期展示の目玉作品ともいえる「夜桜」は残念ながら見る事できず。
ま、この前大倉集古館で出ていたのでこちらはあきらめますが・・・。

美術館の正面にある商業施設「MARKis」のエントランス上にこの
夜桜がディスプレイされてます。
前期展示を見る方はこちらもお忘れずに!
Img_2323

|

« 三菱一号館美術館名品選2013 | トップページ | 日産アートアワード2013 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38654/58338724

この記事へのトラックバック一覧です: 横山大観展―良き師、良き友:

« 三菱一号館美術館名品選2013 | トップページ | 日産アートアワード2013 »