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日産アートアワード2013

日産アートアワード2013を見てみました。
会場は横浜のBankART Studio NYK。

 

日産アートアワード2013
http://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/NAA/
BankART Studio NYK
9月18日から11月4日

日産アートアワードとは関係ないですが以前こちらで展示を
した川俣正さんの作品が残ってました。
入口近くの窓枠を使った部分だけ見ると塩田千春さんの作品
に見えますね。
Img_2167

川俣さんの作品は奥の方にも残っていてここはホールとして
使われているようです。
Img_2221

さて、日産アートアワードに話を戻すと今回の参加作家は
安部典子/小泉明郎/増山裕之/宮永愛子/西野達/
篠田太郎/鈴木ヒラク/渡辺英司

と言うメンバーです。

 

まずは私の大好きな西野達さんの作品。
今回は審査員特別賞を受賞です。

展示室に入るといきなり部屋が・・・
Img_2177

中に入るとなんとトイレです。実際にこの建物にあるトイレを
持ってきて展示してしまったと言う事です。横浜が公衆トイレ
発祥の地だからと言うことらしい。
Img_2178

洗面台もあります(実際に水が流れました)、トイレには落書きが。
タイル絵はペリー来襲をイメージしたもの。普段はそこにある物を
取り込んで別の空間に作り上げることが多い西野さんですが、
今回は逆の発想(?)でそこにある裏方の物を表に出して作品
として見せてしまおうというものになってます。
Img_2179 Img_2180

この照明はどこかのサインを持ってきたものだろうか?
Img_2182

排水もつながっているので実際に使えるようです。隣の壁には
男子小便器のあるリビングが・・・。こちらはセンサーに手を
近づけてみたけど水が流れなかったので使えないのかな?
Img_2183 Img_2189

排水管を追いかけてみると・・・。
Img_2184

ちゃんと元に便器があったところにつながってます。男子小便器は
外された後のみが残ってます。
Img_2185 Img_2187

 

 

そして同じ部屋にはグランプリをとった宮永愛子さんの作品「手紙」
があります。宮永さんの作品も何度か見てますが宮永さんらしい
儚い感じの作品です。

アクリルに封入されたナフタリンの椅子。
Img_2190 Img_2191

その周囲にはトランクから型取られた作品が・・・。
特に透明アクリルで作られたトランクの中にはナフタリンの鍵が
封入されています。トランクの中にとじ込められた記憶や思い出
が散っていくのを待っているかの様なイメージが湧きます。
Img_2198 Img_2194

風除室の空間はナフタリンのトランクが昇華して崩壊していく部屋に
なっています。昇華していくナフタリン。壊れていく想い・・・。
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外のデッキには型取りの元になった(?)トランクでしょうか?が積み
上げられてました。
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安部典子さんのインスタレーションも良かったです。
この方、名前を思えていませんでしたが以前に作品を見た事があっ
たはず。SCAI THE BATHHOUSEだったかな?
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波をイメージさせる映像の前には繊細な積層の立体が並びます。
Img_2168 Img_2172

 

 

増山裕之さんの距離や時間を一つの写真や映像に収めてしまう
作品も気になります。
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こちらは1年と言う時間を一つの路地に入れ込んだ映像作品。
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鈴木ヒラクさんも好きな作家さんですが他のメンバーの作品の中で
は今回は思ったよりも印象に残らなかったかな。
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渡辺英司さんの作品が印象に残ったかも。
図鑑の蝶を切り抜き壁を埋めていたり・・・。
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サイコロの目で壁を覆ったり・・・。
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ジェンガのパッケージの崩れる瞬間を作り上げたり・・・。
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と具合に現代アート好きには必見の展示になってます。
今回は映像作品はアワードで賞を取るにはちょっと分が悪いかな、
と思いました。印象的な空間を産み出せる作品の方が心に残る
様な気がしまたね。展示空間の特性もあるかもしれません。
このアワード続いてほしいですね。

 

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