人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは
いつもイベントなどでお世話になっている6次元さんの本が
出ました。まだ読んでいる途中ではありますがその感想でも。
人が集まる「つなぎ場」のつくり方 -都市型茶室「6次元」の発想とは
ナカムラクニオ 著
※使用している写真はイベント参加時に撮影したものですがもし映って
いる方等で不都合があればご連絡下さい。
荻窪にある6次元。
ブックカフェ?イベントスペース?喫茶店?ギャラリーカフェ?何なん
でしょうか?どれもが正解でもあるし、でも、どれでもない、そんな場所。※イタリア古寺巡礼出版記念トーク
私がこちらを知ったのは高円寺に住んでいる頃、伝説のジャズバー
「梵天」の場所に「ひなぎく」と言うカフェが出来た、そしてさらに・・・
「6次元」と言う別の店になった、と言う話を聞いていつか行きたい、と
思っていた、それが数年前。
知らないうちに自分が荻窪に住み、ただ行く機会がなかなか無く・・・
そんな時に知り合いが「6次元」ギャラリースペースで展示をする、と
言う話を聞いて覗いてみたのが初めての来訪。
松下裕子個展「紙から生まれたものたち」
それからカフェ使いで何度か行ったものの、イベントなどが増え
入れない時もあり、少し足が遠のいて・・・。
ところがここ数年、なぜか私の知り合いがこちらでトークショーや
イベントなどに絡むことがいくつも発生。おかげさまで我が地元の
荻窪であることも幸いして、何度も足を運ぶことになりました。
アート関連トークショーや編集ゼミ(と言う名の面白会)など。※フランシス・ベーコンナイト
少し長くなりましたが、その6次元さんの本・・・なんですが、これが
また不思議な作りでして。
ビジネス啓発本でも無し、自己アピール本でも無し、カルチャー論
本でも無し・・・本屋さんも何処のコーナーに置いたら良いか迷って
しまいそう、笑。※ミケランジェロナイト
こう書いてわかるかもしれませんが、この本、6次元と言う場所と
同じ扱いなんですよね、どうとも取れて、どこにも無い立ち位置。
多分6次元に行ったことある人なら読むとすぐに「ああ、6次元と
同じ空気の本なんだ」とわかると思います。行ったことない方には
結局説明できないところがある。※和様の書ナイト
著者のナカムラクニオさんの頭の中そのままである。
説明は難しいので、少しでも雰囲気が判るのがナカムラクニオ
さんオリジナルのCMがあるのでこちらを参考に。
http://youtu.be/h2lTpH9-m4Q
本を読んでいくと縦書き分の合間に横書き文が挟み込んであり
ちょっとつまずくような感じになるのが不思議。
そのつまづきで一息入れて、自分を見直してみたり、周りを
見渡したり、そこでコーヒー淹れたり、そんなタイミングを生む、
そうホントにまるで6次元の空間につながっている感じ。
つまづきって、一息入れるのって、大事なんだね、と。※ダ・ヴィンチナイト
ナカムラさんの頭の中を覗きながら、結局自分を見てしまったり
周囲の人を眺めたりしてしまうのです。
ナカムラさんが「プロデュース的な事がしたかったのに、気が
つけば現場のディレクター・・・」と書いていたら、自分は現場の
ディレクターの方が好きなんだけど、と気が付いてみたり、
「今さら遅いが、ちょうどイイタイミング」と言う言葉に励まされて
みたり。「目は見えてもビジョンがないなら、何も見てないのと
同じ。」と言う言葉にドキリとしたり。※石黒編集ゼミ
この本=6次元として、このお店に関わるいろいろな方に
「あなたにとって、6次元とは何ですか?」
と言う問いかけをしたコーナーがあります。
実は私もここに投稿させていただいておりますが・・・
一番気に入った答えは谷川夢佳さんがコメントしてた内容で
「アリスが落ちていったうさぎ穴の正体。」
と言う物。6次元、この本、まさにそんな感じです。※貴婦人と一角獣ナイト
穴に落ちるのは怖い?
なら、まずはちょっと穴を覗いてみませんか?
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