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ウルトラセブン展/大妖怪展/曼荼羅展/坂田栄一郎 - 江の島

以下、四展の感想をまとめて。

ウルトラセブン展
日本橋三越

大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―
三井記念美術館

曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!
根津美術館

坂田栄一郎 - 江の島
原美術館

 

ウルトラセブン展
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1010/ultra/index.html
日本橋三越
7月24日から8月5日

Img_9320

こんなのやっていたんだ!と思わず行ってしまった。
だって!だって!ウルトラセブンですよ!
ウルトラシリーズの中でも最も社会派であり、ストーリーには哲学
が入ていて、映像に実験精神が入っている、あのウルトラセブン
です。見なきゃ!
と、まぁ、行きましたが、正直展示としては特筆するような感じでは
ありませんでした。が、セブン好きとしては、まおぁ、楽しめたかな。
カプセル怪獣や様々な星人/怪獣の着ぐるみもあったし。

撮影がOKなのはセブン関連のコーナー。
最近のウルトラシリーズではセブンは指導者になっているのね。
マントなんかつけて(写真左)。
そしてウルトラマンゼロはセブンの息子なのか(写真右)。
Img_9321 Img_9323

こんなセブンも出て来てたの知らなかった。
写真左はウルトラセブン21.少し情けない顔。
写真右のゴツイ感じなのはウルトラセブンX。
Img_9326 Img_9328

百貨店催事で子供向けなのでしょうがないけど、もう少しストーリー
や製作や映像に突っ込んでほしかったかなー。

一応、メトロン星人とちゃぶ台囲んで話すシーンなどはピックアップ
されてました。

あとはダンとアンヌの最後のシーンもありました。アンヌのセリフ
「人間であろうと、宇宙人であろうとダンはダンに変わりないじゃない
の。たとえウルトラセブンでも。」
ううっ・・・・・泣。

カプセル怪獣と言う発想、アイスラッガーと言う発想などなど本当に
ウルトラシリーズの中に革新的なアイデア(成功かどうかはともかく)
を取り込んだウルトラセブンでした。
怪獣よりも星人が多く出てきて、ミステリアスな雰囲気も一番でした。

あとは・・・無理だとは思っておりましたがウルトラセブン幻の12話の
話などもあったら良かったのにな、この時代だからこそ、と思ってしま
いましたね。会場では「欠番」扱いでした。

ウルトラセブン幻の12話については以下に詳しくあります。

ウルトラセブン第12話についての基礎知識
http://homepage1.nifty.com/H-YAMATO/spel.html

スペル星人 Wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%9A%E3%83%AB%E6%98%9F%E4%BA%BA

ウルトラセブン幻の12話とは
http://wotawota.nomaki.jp/wotaku/Eps_12th.htm

2004年に12話について書いた私のブログ
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2004/07/12.html

 

ちなみに今Yahoo!でウルトラ怪獣総選挙というのやってました。
http://event.yahoo.co.jp/tsuburaya50/

あと、このTシャツかっこよかったな。
Img_9330 Img_9331

 

 

大妖怪展 ―鬼と妖怪そしてゲゲゲ―
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
三井記念美術館
7月6日から9月1日

ホントはセブンと一緒に書くような展覧会ではないのですが・・・。
すいませんすいません。私の中ではセブンの印象の方が強く、笑。

浮世絵の中に出てくる妖怪や幽霊などのコーナーから始まります。
歌川国芳、月岡芳年、喜多川歌麿などの浮世絵があり、浮世絵展
として見てもなかなか贅沢な展示。

続くの示が見どころでした。能面と絵巻の合わせ技展示は凄い。
人外のものを表現する能面の様々なタイプがあり、ここは必見です。
このエリアの後半には付喪神の紹介や百鬼夜行の紹介なども。
それに連なり安倍清明が祈祷するフィギアなどもあり。

それから近世・近代の妖怪に移り妖怪画で有名な鳥山石燕などの
作品が目を惹きます。

最後に水木しげるさんのコーナー。現代へ妖怪を浸透させたのは
水木さんの功績に他ならないでしょう。前述の歌川国芳、鳥山石燕
などの絵をしっかりと踏まえて現代に蘇る妖怪絵。

夏にふさわしい展覧会です。

 

 

曼荼羅展 宇宙は神仏で充満する!
http://www.nezu-muse.or.jp/jp/exhibition/index.html
根津美術館
7月27日から9月1日

こちらもセブンと一緒に・・・略。

曼荼羅。仏教の世界ではそれが全てを表す、つまり宇宙なんです。
この絵一枚が世界すべてを、宇宙を表してるのですね。

仏画、自体はそこまで好きと言うわけではないのですが、曼荼羅の
デザイン性はすごく惹かれてしまいます。

初めの方にあった両界曼荼羅と言う二幅の絵。一つは胎臓界、もう
一つは金剛界を表したものなのですが、このデザインが凄い。
胎臓界曼荼羅は大日如来を中心に放射状に世界が広がっていく。
金剛界曼荼羅は大日の世界を9分割してその中を細かく埋めていく。

また、別の金剛界八十一尊曼荼羅も世界を分割して周囲を囲って、
と手がこんでます。

仏教と言う信仰の中で象徴となるべき、そしてその世界を表現する
曼荼羅絵は、まぁ、信仰の要だったのではないかと思うのです。
だから当たり前かもしれませんが、とにかく手を抜いていないのです。
仕事じゃないからね、これは。この手の抜かなさが凄い。
とにかく真剣なのです。その真面目さがとても面白い。
そりゃあ秀悦なデザインになるはずです。

あとは、大威徳明王像の躍動感のある絵もすごかった。風神雷神図も
顔負けの活躍ぶりです。

会場を出たときにゴダイゴの「ガンダーラ」が頭の中を延々とリピート
されていたのは私だけではないはず。

あと、2階の展示で釜のみの展示をしていたのが良かったな。
茶道具の中でも釜って(私はだけど)あまり注目して見た事なかった
のでじっくりとそれに集中できる展示でした。

 

 

坂田栄一郎 - 江の島
http://www.haramuseum.or.jp/generalTop.html
原美術館
7月13日から9月29日

週刊誌「AERA」の表紙のポートレイトを撮っている坂田栄一郎
さんの写真個展、ですが人の居ないポートレイト写真と言う様
な作品展になってます。
16年にわたり夏の江の島で、砂浜に広げられた無人のレジャー
シートを撮影したこの江の島シリーズ、無人とはいってもそこに
置いてあるものなどによってその持ち主を想像させる、まさに
人の居ないポートレイト写真になってました。

レジャーシートには様々な物が置いてあります。ブランドバックや
化粧道具、食べかけのスイカを灰皿にしたり、コップやプラ皿に
砂を詰めておままごとでもしていたようなものなど。
それらを見て持ち主を思わず想像してしまいます。江の島らしい
イメージも加わり、あ、これはギャルっぽいな、とか親子連れかな
とか。そしてそこにストーリーまで想像してしまう様なものまで。

レジャーシートでマージャンをやっている人なども居ました。
またシート無しで革靴にジャケットを無造作に置いている人なども。
仕事抜け出して(もしくは急きょ用事が終わり)海に来てビールを
飲みながら日光浴でもしていたのでしょうか?

2階の展示室には海に来た人のポートレイトもありました。
刺青をしたり、モヒカンだったり、ギャル化粧をしていたりと如何に
も江の島にいそうな人ですが、皆、カメラをまっすぐに見つめてい
ます。

人を撮ってきた坂田さんだから人が居なくてもその裏にある人を
常に思い浮かべてしまうのでしょうか。

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