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浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに/MOMASコレクション[Ⅱ]

埼玉県立近代美術館で「浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに」
と「MOMASコレクション[Ⅱ]」を見てきました。

 

浮遊するデザイン-倉俣史朗とともに
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/ZT/exhibition.html
埼玉県立近代美術館
7月6日から9月1日

行ってきました。埼玉へ。
倉俣さんの作品は今までも結構見た事あるし、今さら、それも
埼玉まで行くかな・・・などと思ってましたが、なかなか良かった。

勿論単品の家具もの展示も良かったのですが、結構内装など
の展示を色々と見る事が出来て嬉しかったです。

最初のコーナーにあった倉俣さんの引出し家具などの合間に
柳宗理のレコードプレーヤーなどがあり痺れた。

倉俣さんの有名な光の椅子(前に見た女性のヌードと合わせた
パンフが忘れられない!)などのほかにも真ん中頃の展示には
傑作「硝子の椅子」や「オバQランプ」
Img_9842

後半の展示には最高傑作「ミスブランチ」「椅子に座る椅子」
「傘立て」「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」「トワイライトタイム」「ジャスト
インタイム」「シング・シング・シング」などの名作が並びます。
(ここらの作品、名前を挙げれば知っている前提で書いてしまっ
てますので、知らない方にはすいません)。
Ph5 Ph1

家具もの展示はある程度網羅されてる感じでしょうか。
「割れ硝子を使ったテーブル」や「曲げガラスのテーブル」など
の迫力は凄かったし、「ひとめぼれ」の洗面台、欲しい・・・。

ミスブランチはチラシに使われてますね。
Postercont

倉俣さんの活動を振り返るうえで内装でコラボしたり影響を
受けた/与えた作家さんの展示もありました。

横尾忠則のイラストを使った銀座の宝くじPRコーナー。
高松次郎の影を使った内装や工事外壁。
Ph2

内田繁のコーナーがあったり、エットレ・ソットサスとの仕事
コーナーがあったりと交友関係も見えてきます。

今回の展示では内装関係の紹介が結構あったのが私には
嬉しかったです。
既に無くなっているお店が多いので、実物展示としてはアクリル
の透明感を生かした光る棚など一部でしたがスライドショーで
結構なボリュームの写真を見る事が出来ました。
普段はこういうスライドショーコーナーちらっと見てスルーする
私が全部見てしまったくらい魅力的な内装デザインたち・・・。

カプセルタイプの什器を使ったお店「カプセル」
壁や天井が全てタイルの「レストラン サーカス」(風呂場みたい、笑)
棚のアクリ支柱が光る「エドワーズ本社ビル」
パイプで壁を作る「クラブ ジャッド」
FRP成形で人型に壁を抜いた「マーケットワン」
他に「カリオカビル」「ルミ・サーフェス」など。
マグネットを使ってファブリックを宙に浮かせた展示も面白い。

そしてもう一つのスライドショー(こっちも全部見た)がISSEY MIYAKE。
ISSEY MIYAKEのいろいろな店舗の洗練されたデザインが美しい。
片持ちの大きな棚や浮くガラスの棚板、エキスパンドメタルの棚など
素材の特徴を生かし、浮遊感のあるデザインを構築しています。

ISSEY MIYAKEデザインのウォーターフォールボディと言うドレスが
展示でありましたが、それがまたセクシーなんです!
Ph4

他にも抽斗や階段にこだわる家の模型なども面白かったです。

最後には倉俣デザイン事務所出身者の展示コーナーには、近藤康夫、
榎本文夫、五十嵐久枝などの家具がありました。

倉俣さんの家具等は正直実用性には乏しく、正直アート方面に走り
過ぎじゃない?と思っていました。そんな私に倉俣さんの言葉が
刺さりました。(メモから起こしたので少し違う言葉があるかもしれ
ません、が、ニュアンスは合っていると思います)

「デザインの中の機能、すわりやすいとか、使いやすいとか、生産し
やすいとかがあって、そこから思想や精神的なものが欠落していた。
本当の機能というのはそう言う事(思想や精神的なもの)も含むと
思う。そうは言っても坐れないと言うのはギリギリの所で避けてきた。
「アートです」と言う提案の仕方はギリギリさけようと。」

うーん、そうか、そのギリギリを狙っていたのか。ギリギリ座れる、
ギリギリ使える・・・そこか。
やはりそのくらいのギリギリを追求しないと世の中に残る物は
出来ないんだな、と思い知らされました。
たとえ座りにくかろうが、使いづらかろうが、思想や精神がしっかり
としていて、ギリギリを追求したものなら残るんだと・・・。
それでいて「アートです」ので使いづらくてイイんです、と言うのは
デザインである以上は避ける、と言うのが凄い・・・。

行って良かったです、この展覧会。

 

 

MOMASコレクション[Ⅱ]
http://www.pref.spec.ed.jp/momas/ZT/momas.html
埼玉県立近代美術館
5月25日から9月1日

こちらも見てきました。ピサロ、モネ、ドニ、ユトリロ、シャガール
キスリングなど印象派からエコール・ド・パリまで色々な作品が
出ていました。岸田劉生や佐伯祐三などもあり。

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