川合玉堂展 山種美術館
山種美術館の「川合玉堂 -日本のふるさと・日本のこころ-」の
ブロガー内覧会に参加してきました。
山種美術館と企画参加の青い日記帳 Takさんありがとうござい
ました。
青い日記帳(美術ブログ)
http://bluediary2.jugem.jp/
生誕140年記念 川合玉堂 -日本のふるさと・日本のこころ-
http://www.yamatane-museum.jp/exh/current.html
山種美術館
6月8日から8月4日
ブロガー内覧会に参加してきました。
川合玉堂は元々は円山四条派の先生のもとで学び、その後、橋本雅邦の
絵にショックを受け弟子入り、狩野派の影響が強い絵も描く事になった。
今回の展覧会では初期の円山四条派の影響の強い絵から、後期の狩野派
を意識した絵。他にも独自で学んだ琳派を思わせる様な絵など玉堂の
様々な面を見ることが出来る展覧会になっている。
6/30の日曜美術館でこの展覧会が取り上げられるが、その時のゲストが
日本画家の松井冬子さん。その松井冬子さんすらも「負けた」と言った
玉堂21歳の時の作品「鵜飼」などの技法の上手さにも注目です。
小さなころから筆を手に取っている人でまさに「筆ネイティブ」な画家。
今回の内覧会では作品の1点取りだけでなく接写もOKというブロガーに
とっては嬉しい会でした。
展覧会の最初の方にあった写生。左のはなんと15歳の時に描いた物!
右は応挙の犬ですね。
そしてこの月の絵。月のキラメキを表現するのに金粉を使ってるとか!
目では見えなかったです・・・(良く見ると見えるらしい)。
動物と言えば最後の小部屋が動物シリーズ。
「ふき」には蛍が(蛍を和菓子で作ろうとしてうまくいかなかったらしい)。
私が個人的に一番目を惹いたのはこの「荒海」。
この波がmかるで生き物の様で、こういう表現はあまり見たこと
無いですね。
水などの表現にこだわりあるのか、様々な技法を駆使して表現して
います。この雨の感じなどは凄いです等伯の松林図などを目指した
のでしょうか?館長の説明ではターナーの表現などを勉強したと
言ってました。
「鵜飼」を描いた絵は幾つかありましたが(玉堂は岐阜県出身)この
鵜飼図の炎は金を使って表現してます。
さらに凄いな、と思ったのが水面に映る炎もしっかりと金で描いて
いる事。さらに鵜の水の中の脚などの表現も凄いです。
ここらへんも琳派っぽいですね。私が琳派好きなのでこういうのに
目が行ってしまうのもありますが。
今回のポスターにもなった「早乙女」。
こんなカワイイスケートの図も。右は三人の画家の連作で松竹梅
を描いたもの。松が横山大観、竹が川合玉堂、梅が竹内栖鳳と
なんて豪華なんでしょう!
最後にこちらのカフェの作品をイメージした和菓子。
ブロガーたちで人気投票をしました。かなり競ってます。
一番人気はさっきのモフモフウサギをイメージした
「しろうさぎ」。小さいウサギが決め手でしょうか・・・?
正直、私は川合玉堂と言う画家を知りませんでした。
見に行って、こんな素敵な絵を描く人がいたなんて・・・とビックリ
です。まだまだ勉強不足だな、と改めて認識しましたね・・・。
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