わたし超スキッ!! 草間彌生、他
軽井沢ニューアートミュージアムに行ってきました。
メインは草間彌生さんの企画展。
「わたし超スキッ!! 草間彌生 ―世界を感動させた自己愛― 」
他にも無料ゾーンで見る事が出来る以下の3展など。
或るエカキのちいさな実験室から Laboratory work HEBIME展
『彫金の風景・軽井沢』展
綿引展子展
わたし超スキッ!! 草間彌生 ―世界を感動させた自己愛―
http://knam.jp/pc/exhibition/exhibition.html
軽井沢ニューアートミュージアム
4月11日から9月23日
軽井沢にあるガラス張りの建物。ニューアートミュージアム。
現代アートを中心に展開する美術館です。
生まれ故郷、長野で開催されているこの展覧会。
草間さんの作品を時代に沿って見る事が出来ます。
さて展示室に行くと・・・
まずは50年代の初期作品から。
もうすでに今のパターンがみえかくれしてきてるのが面白い。
もちろん今とは違う面は多いのだがこの頃から今のテイストと
変わらない所も多いのに気づく。
そして50年の終わりから70年前半のニューヨークでの
活動。勢いある、と言うのがふさわしい活動。
撮影可能なこの部屋の様子を見るだけでもうこの頃で
草間さんの色が完成しているのがわかります。
さて、そして70年後半。このコーナーが意外でした。
ヴェネチアビエンナーレ前の不遇の時代。そうか草間さんにも
スランプの時代があったか・・・。
コラージュ等多く確かに見た目的にはパッとしない作品も多い。
が、この時代の後半に徐々に方向性が定まってきた気がします。
この不遇の時代にこそ、今の迷わないスタンスや作風が練り
あがり、今の草間さんのベースが出来たのではないかと?
80年後半から90年以降はそこから脱した感じ。
もう、復活して来たーと言うのがわかります。
そして90年半ば以降・・・草間さんの完全復活です。
93年のヴェネチアビエンナーレ日本館の担当をした事で再評価
が決定された。94年には直島に南瓜(1代目の黄色いやつ)が。
意外に再評価が最近だというのにもびっくりです。
結構、リアルタイムで不死鳥草間彌生の様子を見ていたんだな
と自分でも改めて感じ入りますね。
もう完成された自己愛の世界。テイストの好きとか嫌いとかそう
言うのにもう関係なく流れてくる草間さんの世界。
ちなみに草間さんの代表作であるカボチャモチーフの絵。
上記写真は80年代から90年代あたりのコーナーにあった作品
ですが、実は・・・このミュージアム、この場で結婚式を挙げる事
が出来るらしいです。この場所に雛壇をつくり、その時に好きな
絵を背景に新郎新婦が立つことができるという・・・
※上記ギャラリー以外にも他の部屋でも挙式できるらしいです。
※上記カボチャは撮影OKだということです。
ちょうど下のフロアに披露宴パーティーのイメージバンケットが
ありました。※許可を得て撮影しました。
写真に見えるオピーや船越さんの作品のほかにも千住さんや
もちろん草間さんなどの作品の前で挙げる軽井沢の結婚式。
贅沢ですね・・・。
お話では7月にアート好きのためにお手頃なバスツアーも計画
されているという話です。
こちらの建物に入っているレストランも良かったです。
ランチのパスタセットはお手頃で、この空間にも草間さん作品が。
そして・・・これは力作!カボチャのケーキ、草間さん仕様!
この建物、1F部分は無料で見ることができるスペースになって
いて色々な展示をやっておりました。
エカキのちいさな実験室から Laboratory work HEBIME展
http://knam.jp/pc/gallery/gallery.html#gallery1b
軽井沢ニューアートミュージアム ギャラリー1
5月15日から6月3日
ぐるぐる回っているような絵。ゴッホに影響受けたとか。
『彫金の風景・軽井沢』展
http://knam.jp/pc/gallery/gallery.html#gallery2b
軽井沢ニューアートミュージアム ギャラリー2
5月15日から6月3日
彫金作家さんたちの作品が並ぶ。銀座三越のGift展で見た方も。
飯野一朗/井上菜恵子/田口史樹/前田宏智/関根正文/片岡 浩/
草野 晃/三木 稔/荒井裕太郎/江原真理子/堀口光彦/平松保城/
三島一能/鶴岡鉦次郎/水代達史/岩田広己/春田幸彦/石橋聖肖/
内堀 豪/中安 麗/大野直志/藤田 謙/祝迫義郎/中村佳世
綿引展子展
http://knam.jp/pc/gallery/gallery.html#gallery3b
軽井沢ニューアートミュージアム ギャラリー3
5月15日から6月3日
なるほど、2012年DOMANIに出ていた人なのですね。
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