「浮世絵 Floating World 珠玉の斎藤コレクション」三菱一号館美術館
三菱一号館美術館「浮世絵 Floating World 珠玉の斎藤コレクション」の
ブロガー内覧会に参加してきました。
三菱一号館美術館と(これまた)企画参加の青い日記帳 Takさん
ありがとうございました。
青い日記帳(美術ブログ)
http://bluediary2.jugem.jp/
浮世絵 Floating World 珠玉の斎藤コレクション
第1期 浮世絵の黄金期-江戸のグラビア
http://mimt.jp/ukiyoe/
三菱一号館美術館
6月22日から9月8日
ブロガー内覧会に参加してきました。
こんな感じで会場内、肉筆画の部屋に座布団を引いてトークを聞きます。

野口玲一担当学芸員とブロガーのTakさんでのトーク。そして後半では
ミュージアムショップご担当の方からストアの企画のお話も。
まずはこのトーク会場の部屋。ここは肉筆画の部屋です。
雰囲気が凄くいい感じの空間になってます。そして展示されている作品
がまた、肉筆画ならではの美しさ!

中でも目を惹いたのはこの3人の美人。その中でも一番右の美人は今回
の展示の中でも一番かもしれません(注:あくまでも個人的な好みがベース
になっている判断です!)

他にも海外で浮世絵が紹介されている貴重な本なども。欲しい・・・。

さて、海外で、と言ったところで、何故今まで西洋画を中心に展覧会を
開催してきた三菱一号館美術館で浮世絵展をやることになったのか?
19世紀の建物を再現した、この美術館。その頃、西洋では・・・浮世絵
が流行っており、家に浮世絵が飾られていたのでは・・・。そして浮世絵
に影響を受けた(だろう)画家たち、その絵など。
つまり必然なのですね、ここで浮世絵展が開催されるのは。
暖炉もあり、西洋画のコレクションもある、そんなこの美術館ならではの
浮世絵展を開く事を考えたということです。
(この界隈で浮世絵と言うタイトルの展覧会をやると、近くのあの館や
あの館に間違えて行ってしまうかもしれないと・・・チラシ表にこの館の
建物の絵を入れたとか、笑)
こんな風に西洋画の版画と浮世絵が並ぶ姿、他ではあまり見られない
です。西洋画もロートレックやボナール、ピサロなどなど・・・。
暖炉に浮世絵と西洋版画が並ぶ姿は19世紀の家で実際にあった光景か
もしれないです。
影響を受けただろう絵や構図が似ている絵などを並べてあります。
役者絵コーナーでレアな物と言うと、この役者地顔シリーズ。
化粧をしていない役者の素顔を描いた絵はこれは当時の役者マニアには
たまらないモノだったのではないでしょうか?アイドルがブログで素顔を
さらして話題になる様な感じ?

他のコーナーにもレアものがあります。
こちらは風流やつし七小町、七つ揃っているのを持っているのは今回の
コレクションを持っている斎藤さんだけではないかと?

こちらは「東扇」と言っておそらく世界に一つでは?と言う位のレアなもの
らしいです。
他にもこれを十二揃え持っている人は他にいるのだろうか?と言ったよう
な歌麿の作品などもありました。
私が個人的に目を惹いたのはこの絵。初代歌川豊国の「両国花火之図」。
花火が上がり、それらを見ている人達(女子の顔が皆同じに見える、笑)。

橋の下で様々な光景が。そしてしつこいまでにアピールする歌川・・・。

あちこちにある 豊国のサイン・・・。これ6枚綴りの紙をつなげて一枚の
大きな作品としてました。その6枚全部にサインがあります。
一枚一枚を別々にでも作品として成り立つようにしてたのですかね。
6枚集めてコンプリートすると大きな作品になるよ!とか。

さて、このコレクションを集めている斎藤さんは集め始めたころお年頃の
子供がいたので奥様より「春画」はNGと言われたそうです。三菱一号館
美術館館長の春画展を開きたいという願いは今回は実現せず。
ただ・・・それでも斎藤氏はあきらめきれなかったのか少し・・・まぁ、なんて
言うのですか、まぁ、そう言うねぇ、肌が露出した様な絵も幾つかありました。
女風呂を描いた、つまり女性の裸が描かれている絵や、海で魚を取って
いる、つまり海女さん?(今はやりのね)な絵など。

まぁ、私は、こういう感じの、ちょっとはだけちゃいました、あれ見えてますよ、
的な方が好きでしたが(あくまでも個人の趣向です!)。

えーっと、話がそっち方面に行くと、まぁ、それは、そのなんなんで。
元の路線に戻しますと。
今回の1期展示は江戸のグラビアと言うことで美人画などが多いです。
そして先に出た役者絵など。他にも町の庶民の暮らしを描いたものなども
結構ありました。
鈴木春信、喜多川歌麿、東洲斎写楽、歌川豊国などが描く人物画。
(左の美人さん、ちょっと好み・・・。)

そして、その美人図とロートレックの絵を併せてみたり。
それで見えてくるものもあるかもしれない・・・。

今回の内覧会で嬉しいのは一点撮りOKに加えて接写もOK。
なので、こう言う美人画を・・・
アップで撮ることが出来るわけです。服の模様なんか凄いですね。

この絵は構図が面白かったです。細い縦長の絵。女性が川を渡るために渡し
の男に肩車をしてもらう。なんでこの細長構図でなくてはいけないんだろう?
最後の方には忠臣蔵や名所絵などもあります。
こちらは私の地元であった七里ヶ浜の景色。コレクションの持ち主である斎藤
さんは神奈川在住なのでこう言う神奈川の景色の絵などを多く持っているよう
です。良いなぁ、神奈川・・・最終的には戻りたいな・・・と郷愁モード。
さて、最後にミュージアムショップ。モネの部屋をイメージした黄色の壁紙の壁
に復興版画が飾られています(もちろん売ってます)。
きっとモネもこんな風に浮世絵を飾って・・・いたのかな?
そして面白いのは浮世絵に西洋額を合わせている事。西洋ではこんな風に
して浮世絵を楽しんでたのでしょうか?
他にも東京や東海道筋で古くからこだわりを持っている製品を集めているの
が今回のショップの特徴だそうです。
と、まぁ、本当に盛り沢山な内容なのですが・・・これが実は展示送取り替え
で三期まであるのです。そしてなんと1日で作品を全部取り替えるという、
もう快挙と言うか暴挙と言うか。「頑張ります」とおっしゃってました、笑。
お話を聞いたら1期の作品を飾るときに1日で出来るかどうかやってみたと。
また、歌麿の部屋あたりは壁紙が赤や紺などの強い色の部屋になってます。
これらも2期3期の作品が並んだ時にどう見えるか、そのイメージの違いを
感じてほしいと言ってました。
2期は北斎・広重中心だそうです。東海道ものや富士もの(世界遺産で勢い
ありますからね)などでしょうかね。赤富士はこの2期だそうです。
3期は江戸から東京へ移り変わりゆく時代に注目したもの。こう言う切り口
は今まであまりなかった気がします。
各期でおよそ180点。全部で500点もの作品・・・何度行けば良いの?
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