« ミュシャ展 | トップページ | ワンダフル・マイ・アート 高橋コレクションの作家たち »

円山応挙展

愛知県美術館に円山応挙展-江戸時代絵画 真の実力者-を
見に行ってきました。やはり良かったです!
 

円山応挙展-江戸時代絵画 真の実力者-
http://event.chunichi.co.jp/okyo/
愛知県美術館
3月1日から4月14日

行ってきました。この展示を東京で見ることが出来ないのが本当
に残念。しかし、名古屋まで行く甲斐があるというものです。

やはり今回の展覧会の目玉は大乗寺の孔雀の間の再現です。
ここでは3分間に朝から夜までの光の変化を調光をかけた照明
で再現しています。それもガラスケース無しの露出展示!

この状態の再現が美術館内でされています。
Daijyoji1

Daijyoji2

これが凄い。襖に描かれた孔雀は水墨画なので色味は無し。
黒と白と襖の地色になっている金箔。
それが照明が変わっていく毎に本当に色が付いているように見
えるのです。さすがに孔雀の青色は私にはそうは見えなかった
が・・・。松の幹の茶色、葉の緑などはそう見えるから不思議。

 

 
他にも応挙のトリックアート的な見せ方などについても色々と
発見がありました。

屏風の凹凸に合せて立体感を出す手法なども実際に見る事が
出来るのです。景色の中で手前にあったり、飛び出るものを屏風
の凸に合わせ、後ろの背景などを凸に合わせ、描かれている
景色の奥行を強調させてます。

水平視野から鳥瞰へ知らないうちに移り変わっていく屏風とか。

また、応挙得意の孔雀なども動きのあるしぐさをしており、まるで
手前に飛び出てくる様な動きをしている。

一番驚いたのが「龍門鯉魚図」の向かって右の絵。これ近くで見
ると流れている水の流れの中に鯉が居るのです。白く流れる水の
部分は塗り残しの白地と言う、まぁ、これは本当に凄いです。
Koi

 

私が行ったのは後期展示でしたので、東京の人にとっては応挙と
言えばでおなじみの「藤花図屏風」がありました。
前期展示の国宝「雪松図屏風」を見る事が出来なかったのは
残念でしたが、個人的には藤花図の方が好きだったので、まぁ、
良しとするか(両方東京で見ることできるし)。
ただ、藤花図は根津美の照明の方が美しく見えますね。

他にも見どころ山ほどあります。
四季の月図の朧月や霞月具合、蟹図屏風の大胆さ、兎や仔犬の
愛嬌有りすぎ!なかわいさ、猫みたいな虎に突っ込み入れたく
なるところとか。
Inu

 

最後の章に、応挙は当時、絵画関係者からあまり高い評価を得て
いなかったということが書いてありました。
ナチュラルな技巧派の応挙は当時の画壇からみると、「そんなの
ありのままに描いてるだけじゃないか、絵とはそういうものじゃあ
ないんだ!」と思われていたのですかね。
今でいうと、イラストっぽくて人気のあるタッチの絵を描く人に対し
難しく考える評論家が「そんなの芸術じゃない」と言っている様な
感じでしょうか?ただ、見る側の人は正直で、そう言うあっさりと
見えるタッチでも、イイものは人気が高い、と。
まったく、どんな時代でも、権威とか評論家みたいな人は頭が固い
というかなんと言うか・・・。

もう一度見てみたい展覧会ですが、名古屋だし、4月14日までだし
無理ですね・・泣。

 

 

第五期コレクション展
APMoA Project,ARCH vol.5「佐藤香菜―森の中へ」
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/collection/index.html
http://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/arch_exhibition.html
愛知県美術館
3月1日から4月14日

コレクション展も見てきました。ゴーギャンやマティス、クレー、ピカソ
などの作品があります。
また、先日亡くなられた写真家 東松照明さんのコーナーも。
APMoAプロジェクト・アーチと言うコーナーがあり、そこで今特集を
されていたのが佐藤香菜さんと言う作家さん。
不思議な世界の絵を描いているのですがよく見ると一部が刺繍に
なってます。刺繍だけで描く作家さんもいますが一部が刺繍になっ
ているというのも面白いですね。
他にも木村定三コレクションコーナーには与謝蕪村や仙厓など、
不動明王立像や密教法具などもあり。

|

« ミュシャ展 | トップページ | ワンダフル・マイ・アート 高橋コレクションの作家たち »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38654/57138059

この記事へのトラックバック一覧です: 円山応挙展:

« ミュシャ展 | トップページ | ワンダフル・マイ・アート 高橋コレクションの作家たち »