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奇跡のクラーク・コレクション

奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-
http://mimt.jp/clark/
三菱一号館美術館
2月9日から5月26日

えー、西洋系の美術についてはそれほど興味が強くない為このブログ
でそれほど強くその流れの展覧会を推すことは少ないのですが・・・
この展覧会はお勧めします!
三菱一号館美術館の「奇跡のクラーク・コレクション」です。
ブロガー内覧会で見てきましたので、その時の様子をUPします。

今回はアートブログ「弐代目・青い日記帳」のTakさんと三菱一号
館で開催された内覧会です。Takさんありがとうございました。
青い日記帳×奇跡のクラーク・コレクション展“特別内覧会”
なんでも定員の三倍もの申し込みがあったとか。

 

奇跡のクラーク・コレクション -ルノワールとフランス絵画の傑作-
http://mimt.jp/clark/
三菱一号館美術館
2月9日から5月26日

通称「クラコレ」。グラコレでもグラコロでもありません。
ブロガー内覧会は美術館の隣のビルにある会員制スペースの
「MARUNOUCHI CAFE 倶楽部21号館」から始まりました。
ここは以前この場所に存在していた三菱21号館にあった銀行の
金庫をラウンジとして改装した場所。とても洒落てます。
まずはこの倶楽部21号館で解説を聞きその後美術館を回ります。

サービスドリンク、通称「クレコレモネード」(←私が言っただけ)
Img_5283

まずは三菱一号館学芸員、阿佐美淑子さんの見どころ解説。
Img_5285 Img_5286

クラークコレクションの中から印象派を中心に同時代の作家の絵
が73点展示されてます。その中でもルノワールは22点。

とにかくルノワール、コロー、ミレー、マネ、ピサロ、モネなど誰もが
知っているような作家の上質な絵がこれだけ集まるのは「奇跡」。
アメリカの大きな都市からかなり遠いところにあるクラーク美術館
からこれだけ集まってくるのも「奇跡」とのこと。
なおクラーク美術館増改築計画の建築設計は安藤忠雄さんです。

印象派と同時時代の(印象派以外の)作家や印象派の後の時代
の作家の作品などもあり、この展覧会だけでその周辺の時代の
流れを見る事が出来るのも特徴だとの事。印象派の中でも60年
ほどの間ではあるがだいぶタッチなどが変わっているそうです。
そのあとに作品をピックアップして説明、となったのですが、なにせ
注目の作品数が多くとても全部解説はできず・・・実物を見に行き
ましょう、となり美術館に向かうことになりました。
※時間の問題で話をすることのできなかったTakさんのネタは後日
 ブログにUPされました。→青い日記帳「クラコレ・あれこれ」

さて美術館で50名の貸切鑑賞。土日はすでに混雑している様です
のでこれは貴重な機会でした。
写真撮影も可能でした(普段は撮影不可です)。

会場に入り、いきなり出し惜しみなくコロー、ミレーなどの作品が
続きます。

途中にあったモネの作品が一見モネらしくなく、びっくり。
下の写真の向かって右の絵。暗い帆船が描かれたモネの絵。
Img_5294

大きな部屋に行くと・・・そこは、すごく贅沢な展示でした。
大きな部屋を間仕切りで二つに仕切ってあるのですが・・・。

一つは印象派の風景画の部屋です。
ルノワール、モネ、カイユボットなど超有名作家の風景画が並ん
でます。ここで思ったのが印象派と聞いて良くイメージされる
ボヤボヤ感が少ない絵が多いです。比較的明るく、くっきりとして
いる絵が多いのです。近くで見るとタッチは印象派らしいのです
が、普段イメージする印象派よりもハッキリとした感じです。
Img_5300 Img_5296

上の右の写真、その向かって左側の崖の絵はモネの作品。
モネのイメージとは違う明るくてしっかりした絵です。
この様な感じがおそらく一時期流行っていたのではないので
しょうか?どの作家も似た感じのタッチです。そしてこれらの
作品を集めたクラークさんがおそらくこういうタッチを好んだの
ではないかと思われます。と言うか、趣味丸出し、笑。
全部の絵が同じ作家の作品だ、と言っても信じてしまいそうな
位、イメージが似てます。
でも、こういう感じ、部屋に飾っていて気分良いですね。

 

で・・・もう一つがさらに贅沢で、なんとルノワールの部屋!
下手するとルノワール展と称してもおかしくない位、集まった
ルノワールの作品たち。かなり凄いですよ。この部屋。
Img_5298 Img_5297

上の右の写真、向かって左側にある絵ですが、女性の後ろに
実は男性が描かれていたそうです。それをえんじのカーテン
で塗りつぶしてあります。よく見るとカーテン越しに人の姿が
見えると言うことでした。(阿佐美学芸員の解説でお話しあり)
皆で集まってワイワイと「見えた」「見えない」「あれが頭だ」
「こっちを向いている」など絵の前で話してます。
私は・・・うーん、なんとなく見えた気がするけど。みんな結構
ハッキリと見えたらしいけど・・・皆さん、もしかして霊が見える
体質なんじゃないの?(←違う)

この部屋の逆にはルノワールの静物画。下の写真の右側は
クラークさんがルノワール作品の中でもお気に入りの一枚、
「タマネギ」。なんか、タマネギが色っぽいのですよ。
タマネギに色気を感じることなんか、今後無いと思います。
この横に一点だけシスレーの静物画があったのも記憶に残る。
Img_5305

人が少ないのを良いことに部屋の片側のみパノラマ写真を撮って
みました。

「印象派風景画の部屋」パノラマ
Img_5309

「ルノワールの部屋」パノラマ
Img_5310

さて、そのまま、同時代の印象派以外の作家作品やポスト
印象派など印象派後の作品などがあります。

私的には実は今回の展覧会の中で一番良かったな、と
思ったのはここにあったロートレックの2点の絵。
あー、私ってロートレックの絵が好きなんだなぁ、と思い
ました。ポスターなども多く描いているロートレックなので
絵の中にもデザインセンスがあるのでしょうか?

ドガの「踊り子」もあってそれが何故か中途半端な横長の
画面構成。まるでトリミングされたようです。(でもサインの
位置などからすると元々こういう構成のようです)

最後に再びルノワールが集中。これまたルノワールにして
鮮やかな色合いのくっきりした絵が多いです。
下の写真の向かって右の絵などは赤い帽子に緑の背景が
補色の関係も手伝ってかやたらとハッキリとしてました。
こう言うルノワールの絵好きです。
Img_5314

とにかく印象派と聞いて、もうたくさん見たよどこでもやって
いるじゃない、印象派って好きじゃないとか飽きたとか、と
思った人にこの展覧会は特におすすめですね。

最後の物販コーナー、こちらもフランス名品展状態でした。
126年前からの製法で作られているBonnatのチョコレートや
様々なワイン(私は写真のシラー種の物を購入)があります。
Img_5317 Img_5318

隣の美術館のミュージアムショップには三菱一号館美術館
の誇る所蔵作品グラン・ブーケをラベルにしたグラン・ブーケ
ワインが近日発売されると言う案内もありました。
Img_5319

クラーク夫妻の好みを反映したクッキリハッキリした印象画の
作品たち。これを見る機会はなかなか無いです!
※もちろんアメリカに行ってボストンから車を4時間ほど走らせ
 れば見る事はできますが・・・。
この機会に、東京駅で、印象派再確認のためにも見るのが
イイかもしれません。

あ、そういえば美術ファンの中でも賛否両論のあった例の・・・
三菱一号館美術館の床問題。そう、革靴やヒールなどで行く
とフローリングの床に足音が響いて音がうるさい、と言うあれ
ですが、解決してました。全室ではありませんがカーペットを
床にひいて足音が響かないようにしてあります。
革靴で行った私も安心でした。個人的にはあのフローリング
の風合い好きだったんですけどね・・・。
Img_5290

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