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過去10年で印象に残った展覧会10本選定

という事で前回のエントリをベースにここ10年で印象に残った10本
の展覧会をまとめてみました。年代別で順位は無し。
アーティストが好きとか作品が好きと言うものよりも展覧会として
良かったなぁというのを選定してみました。

もちろん好きなアーティストと言うのも間違いなく関係してきます
がね。ただ、私の好きなアーティストでも上位にあがってくる
須田悦弘さんや町田久美の個展などは入ってませんし。

思い入れだけだったらシュワンクマイエルや若冲は良かったし、
印象的と言う意味ではルーシー・リーや飴水さん、ロン・ミュエック
なんんかもかなり残ってます。展覧会でも対決展、琳派展もそう
だし名物刀剣、三保谷硝子店なども記憶に残ります。
鈴木理策さんの展覧会では涙が出そうになりました。
村田朋泰さんや塩田千春さんの作品を知った記憶も強いなぁ。

と、そんな思いがあるここ10年で見た展覧会でも10本に残った
ものは・・・
 

2008年
シャネルモバイルアート

これは建築好き&現代アート好きにとって贅沢な企画でした。
ザハハディドが設計したパビリオンに現代アートが並ぶなんて
それだけで幸せじゃない?2回行きました。
レアンドロ・エルリッヒの作品に感動したな。

 


 
 
2007年
エルネスト・ネト展(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)

四国まで行ってよかった!と思える展示でしたね。
まさに包み込まれる!と言う感じの空間。空間全体が作品!
と言うものは他にもありますがここまで一体になっているの
は初めて。これは凄かったなぁ。

 


 
 
2006年
オラファーエリアソン 影の光(原美術館)

都内美術館、と言う点ではこの展覧会は一番でしょう。
美しい、と言う「アート」の原点を抑え、美しいと言うだけでも
見ることができるのにそれ以上の仕掛けもあるという。
理系的にも抒情的にも満足な展覧会だった。

 


 
 
2006年
西野達「天上のシェリー」(メゾンエルメス8Fフォーラム)

度肝を抜いた展示としては一番でした。同じような作品を
いくつもこの方は作ってますが、実際に見たら本当に凄い。
アイデアだけでなく本当にやってしまうのがすごいところ。
これからも忘れらない展示の一つ。

 


 
 
2005年
横浜トリエンナーレ2005 その1
横浜トリエンナーレ2005 その2

楽しかった展覧会、と言う点でアートの敷居を低くし、一般
の方も楽しく、アートを知ることが出来るものでした。賛否
両論はあったようでしたが私はこれの楽しい記憶が未だに
残っている。こういう祝祭はまたやってほしい。

 


 
 
2003年
ダニエル・リベスキンド展(オペラシティ)

建築展と言うと難しいイメージもあありますが、この展覧会は
建築展の中で唯一ここに入ったというのもあり、アートとして
の完成度が高かった。哲学や美学が混ざり合い、それを形に
するという完成系の一つ。

 


 
 
2003年
束芋「おどろおどろ」(オペラシティ)

体感型展示として私がはまった作品。こんなにリピートした
展覧会は純粋なアート展としてはこれが初めてでした。
メディアを使ったアートなのにメディアを感じさせないセンス
がすごい。技術を使っているのに今でも通じるのも凄い。

 


 
 
2002年
ニューオーシャン/ダグエイケン(オペラシティ)

この頃は映像系アートが好きだったのですが、それを抜き
にしても気持ちのいい展覧会でした。気持ちいいってだけ
でそれだけで良くない?と思わせてしまう、そんな展覧会。
今見るとどう思うのかなぁ・・・。

 


  
 
2002年
エモーショナルサイト展(食料ビルディング)

とても思い入れのある展覧会。食糧倉庫建て壊しが決まり
そこの「場所」に思いのある作家が集まって作品展示。
取り壊しが決まってるから自由度が高く好き勝手出来るの
も良かったのかも。今私が好きな作家が沢山出てた。

 


 
 
2002年
地上に一つの場所を/内藤礼(RiceGallery by G2)

これは本当に個人的な思い入れだけでここに入ったもの。
これがあるから私は現代アートがここまで好きなんだろうと
思います。この体験は当時は衝撃だった。どんなアートが
好き?と聞かれるとこれを挙げたくなる様な作品でした。


 
 

基本的に私はアートが好き、と言っても一般に美術館で
良くやる展覧会のように絵画などはそんなに好きではあり
ません。基本は現代アートです。
デザインや建築、空間、立体に興味があり(そう言う絡み
の仕事をしているのもあると思う)、体感的にこの作品や
展覧会が好き、と言うものが多い。
おそらく、普通のアート好きの方は違った展覧会を選択
するのかな、とは思いますが・・・。
しかし、2008年以降、上記ほど心震わせる様な展示が出
てきていないのは、展覧会の形が変わってきているから
か、自分の感性が変わっているからか、感受性や探究心
が落ちてきたからなのか、・・・。
なんにしろ残念なことですが。
 

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コメント

丸亀のネトと原美のオラファーエリアソンはわたしもトップ10にはいります!
個人的にはこのブログで知った今はなき天保山ミュージアムが忘れられません。
あとは10年となるとダーガー@原美も圧倒的だったなあ。。。

兄さん、そろそろ8月以降の気になる展覧会アップよろしくおねがいいたしまする!

投稿: Mほ | 2012/08/02 11:27

>Mほ様
それぞれに思い入れってあるよねー。
8月以降の気になるメモ、かぁ(遠い目)。
いや、実は前からの整理程度ならもうまとまって
いるんだけどね。
新しいネタがもう少し無いかなぁ、と思って保留
にしてるのです。ま、そろそろ上げますよ~。

投稿: KIN | 2012/08/02 13:27

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