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蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち

もう終わってしまった展覧会ですが・・・。
「蕭白ショック!!」を見てきました。千葉まで行ってきましたとも!
 

蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち
千葉市美術館
4月10日から5月20日

時系列で初期から中期、そして円熟期までの蕭白の作品を
見せている展覧会です。
関東で蕭白をこれだけまとめて見せるのってなかなか無い
のではないでしょうか?
という私は前期展示は見ることできませんでしたが・・・。
(だって、千葉遠いんだもの・・・)
なんとか後期展示を見てきました。


とにかく圧巻だったのはやはり「群仙図屛風」ですね。
正直あのエグイまでの色使いや風合い。いやー、あれが家
にあった目覚め悪そう、ってくらいの強いインパクト。
その分、一目見たら忘れる事はできません。そこまで強い
絵って意外にないのでは?
あと、描かれている鳳凰がやたらと格好良いのよ。

その隣に展示されていた「唐獅子図」も迫力ありました。
家に置くならこっちかなぁ。いや、天高足りないか。

「美人図」だって・・・美人?という感じの絵でもあり
足も怖いし。

正直、蕭白の絵って・・・
人の顔などが結構エグイですよね。また波の表現なんか
技量的には下手だと思います。
ただ、その分、勢いと荒さで構成されていて、それが強い
個性となって出てくる、そう言うセンスがあったのかな。

初期のころの「鷹図押絵貼屛風」なんか見ると結構緻密に
描いてある所も多く技術は持っている人ではあったのかと。

その隣に展示されていた「鳥獣人物図押絵貼屛風」では
急に荒っぽいタッチになっていたり正体がつかめないです。

初期から中期の絵はそう言う強さや荒さが解りやすく迫力
となってい出ていて見ていて楽しかったですね。
円熟期になるとそれが良くも悪くもこなれてきていて一つ
のスタイルになっているようで、そこまで私の中には残り
ませんでした。ただ、絵の中の小技や仕掛けられている物、
読み解くのには円熟期の絵の方が深い物がありそうな気が
します。

とにかく顔が滑稽なんですよね。人に限らず動物の顔も
結構変な感じ。獅子が子供を崖に落とすところの絵なんか
赤塚不二夫かいっ、って顔を獅子がしてるし。

この展覧会には他にも円山応挙、伊藤若冲などの絵もあり。

でも、蕭白の迫力を見た後ではあれ要らなかったんじゃあ
ないの?と思ってしまうような感じでしたね。

東博で今やっているボストン美術館展にも蕭白コーナーが
あって、そっちには「雲竜図」があり、あれも一目見たら
忘れられないですね。


技術やモチーフ、好き嫌いを置いておいても見たら忘れな
い!というくらいあれだけの迫力や強さを持った絵を見る
機会ってなかなかないものです。それが関東でこれだけ
まとめて見ることが出来るのって凄いな、と思いました。
その割にはあまり人も多くなく空いてるし(勿体ないとか、
大丈夫か?とも思ったりもしますが、笑)。

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