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2012年感想書いてない展覧会をグフッと

さて、年明けになってから見た展覧会でまだ感想を書いてない
物をまとめて。ちょっとブログ再開のリハビリ的に。

年明けから見た物は以下の通りです。

建築、アートがつくりだす新しい環境
東京都現代美術館

ゼロ年代のベルリン
東京都現代美術館

ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト 蓮沼執太
東京都現代美術館

MOTコレクション
布に何が起こったか?
木の時間、石の時間
特別展示|淺井裕介
東京都現代美術館

北京故宮博物院200選
東京国立博物館 平成館

ザ・ベスト・オブ・山種コレクション
[後期] 戦前から戦後へ
山種美術館

重森三玲 北斗七星の庭
ワタリウム美術館

北の異才たち
パルコミュージアム

第6会shiseido art egg「three展」
SHISEIDO GALLERY

New Year Selection 2012
GALLERY ART POINT

田中一光ポスター
ggg

小西真奈「Alex」
ARATANIURANO

深海武範「待合室」
MEGUMI OGITA GALLERY

フェルメールからのラブレター展
Bunkamura ザ・ミュージアム

ジャン=ミシェル オトニエル「MY WAY」
原美術館

では、感想に行ってみたいと思います。
 

建築、アートがつくりだす新しい環境―これからの“感じ”
東京都現代美術館
2011年10月29日から1月15日

特設ページ

私としては年明け最初に見た展覧会でした。単体で感想を
上げたかったなぁ。
MOTで建築を主題にアートを絡めた展示、と言うと以前の
なにやらが思い出されますが、今回はそれと比べて良い
感じにまとまってました。
妹島和世+西沢立衛/SANAAのロレックス・ラーニングセンター
の模型から始まり建築系は平田晃久、フランク・O・ゲーリー、
伊東豊雄、藤本壮介と蒼々たるメンバー。
西沢立衛さんは個人で豊島美術館のスタディもあり。
石上純也さんの薄いガラスに空気を吹き込み膨らむ事
により支持体を無くす事の出来るドームも驚きでした。
トランスゾーラ&近藤哲雄さんの雲の出来る装置は屋外に
雲の中に入ることの出来るパビリオンを設営してました。

アート系では荒神明香さんの偏光アクリルを使った作品が目を
惹きます。所々透明のアクリルが入っていることにより先が見え
たり歪んでいたりと言うバランスが絶妙。
他にはエル・アナツイ、フィオナ・タン、ヴィム・ヴェンダース等。

関連展示の「失われた街」も良かったです。
 
 
 
ブルームバーグ・パヴィリオン・プロジェクト 蓮沼執太
東京都現代美術館
2011年12月10日から1月15日

平田晃久さんの作った多面体の目を惹くパビリオンの中で
展開される蓮沼執太さんの音楽を使ったインスタレーション。
 
 
 
ゼロ年代のベルリン ―わたしたちに許された特別な場所の現在(いま)
東京都現代美術館
2011年9月23日から1月9日

ベルリンの今、を切り取った現代アートの展覧会。正直作家名
は知らない人ばかりでした。見た感想としては少し一世代前の
現代アート作品のイメージがあります。
映像系のアートが多く、内容も難解だったり、沈んだイメージの
ものが多かったかな、と。華やかな感じは少なかったですね。
一つ一つの作品をじっくり見ればメッセージ性ががあったり、
深い内容もあるので、これぞ現代アート、と言う感じなのですが。
逆に今の現代アートはメッセージ性が強いだけでは駄目なのか
なぁ、とも思ってしまいました。
かなり昔の話でもう少しカルチャー/デザイン寄りですが2002年
にやっていたJAM:東京-ロンドンと言う展覧会を思い出しました。
こちらはとても華やかなイメージで、ベルリンとロンドンの土地柄
なども反映しているのかなぁ、と。
 
 
 
MOTコレクション
布に何が起こったか?|1950-60年代の絵画を中心に
木の時間、石の時間
特別展示|淺井裕介
東京都現代美術館
2011年10月29日から1月15日

いつも見応えあるMOTの常設エリア。特に「木の時間、石の時間」
は大岩オスカールや舟越桂、日高理恵子、リチャード・ロング等
の作品が好きです。
泥やマスキングテープなどで画を描く淺井裕介さんの作品も好き。

 


 
 
 
日中国交正常化40周年 東京国立博物館140周年
特別展「北京故宮博物院200選」

東京国立博物館 平成館
1月2日から2月19日

これは本当は単体で感想をUPしなくてはならない展覧会だったの
ですが・・・
北京・故宮博物院から普段なら国外に出さないような名品などが
ごっそりと来ているのです。
中国国内でも10年に一度公開するかどうかと言う「清明上河図」
はその中でも目玉です(前期の展示のため1/24で展示終了)。
3、4時間待ちの行列も出来ていたようですね。
国外では初の公開だったそうです。宋代の生活様式を詳細に
5メートルもの幅に書き込まれております。
もう、米粒に画を描くレベルの細かさ!神品です。
他にも衣装、器、仏像などこれぞ!と言う作品が並んでます。
特に「書」は充実。私はそれ程詳しくないですが書をやっている
人にとっては教本などに載っているような物がザクザクとあった
のではないかと?画でも「清明上河図」と並ぶ重要作品である
「水村図巻」などもあり・・・「清明上河図」が無くてもこれは必見
と言うモノばかり。後半は「清明上河図」の様な細かい画が多く
ちょっと見るのに体力いる所もありましたけど・・・。

 


 
 
 
ザ・ベスト・オブ・山種コレクション
[後期] 戦前から戦後へ

山種美術館
1月3日から2月5日

山種美術館の所蔵品の中から選りすぐりの作品をピックアップ
した、まさにベストオブ!な展覧会。これも個別感想しなくては
いけない内容だったのでしたが・・・。
残念ながら江戸絵画から近代日本画へと名した前期展示は
見ること出来ず、時代的に後になってくる後期展示を見ました。
なんと閉館後、館長自らギャラリートークをして頂けると言う
機会に恵まれました。
※アートブロガーTakさん(弐代目・青い日記帳)の企画でした。

山種と言ったら日本画の名品をコレクションに持ってます。
奥村土牛「鳴門」「醍醐」、速水御舟「炎舞」など日本画ファンに
とっては涎の出る様な名品が!
もちろんそれだけでなく他の作家ラインナップも畳みかけるよう
に「これぞ!」という名が連なります。
東山魁夷「満ち来る潮」「年暮る」、加山又造「満月光」、
平山郁夫「バビロン王城」、上村松篁「白孔雀」・・・・・
いやー、凄かった。
個人的にはやはり東山魁夷の画の色合いが好きだなぁ。
福田平八郎「牡丹」もかなり見入りました。
日本画だけでなく洋画もあり佐伯祐三作品などもありましたね。

 


 
 
 
重森三玲 北斗七星の庭
ワタリウム美術館
2011年12月4日から3月25日

これは・・・さすがに単独で感想をUPします。日本庭園ファン、
そして重森三玲ファンとしてはね・・・。

 


 
 
 
青森県立美術館コレクション展
北の異才たち

パルコミュージアム
2011年12月17日から1月29日

建築好きとしては一度行きたいと思っている青森県美。
その所蔵品がパルコに来ているという!
奈良美智さんあり、寺山修司さんあり、棟方志功さんあり
と言う色濃い作品群です。ウルトラマンの特撮美術監督を
手がけた成田亨さんのデザイン画がツボでした!
勿論、建築を手がけた青木淳さん(写真は鈴木理策さん)、
サインやポスターを手がけた菊地敦己さん、ユニフォーム
を手がけたミナ ペルホネンのコーナーなどもあり。

 


 
 
 
第6会shiseido art egg「three展<three is a magic number 4>」
SHISEIDO GALLERY
1月6日から1月29日

今年のシセイドウアートエッグ始まりました。第一弾はthree。
キャンディグミの家は・・・まぁ、うん、こんな感じで。
醤油さしスクリーンは面白いな。

 


 
 
 
New Year Selection 2012
GALLERY ART POINT
1月6日から1月13日

GALLERY ART POINTに係わる作家さん60名の作品が一同
に集まる、という展示。去年もやっておりましたが少し作家さん
のラインナップが変わってましたね(同じ作家さんで作風が
変わった方も居たようです)。知り合いのあおひーさんが参加
されてると言うこともあり見てきました。
私の最近の傾向としては、どうも絵、それも抽象画は駄目で。
まぁ、単純に好みの問題ですね。なので個人の趣味で申し訳
ないですが絵以外の作品に目が行ってしまいます。
最後に気に入った作品を投票するのですが写真や立体の物
になってしまいました。そしてなんとあおひーさんが投票で
一位を獲得したという嬉しいニュースも!凄いです!

 


 
 
 
田中一光ポスター 1980-2002
ggg
1月13日から2月25日

もう、グラフィック界の大御所、田中一光さんのポスターがね、
ズラッと並んでいるわけですよ。デザインに係わる人だったら
これ見て勉強しなさい!とばかりにね。
田中さんのデザインは幾何学的だったり、きっちりした形を
使ったり、ハッキリした色合いだったりするのですが・・・
最終的には想像力を働かせるような問いがあるのですよね。
それがデザイン幅なのか余裕なのか、そう言う何かがあるの
かなー、と思ってしまいます。

 


 
 
 
小西真奈「Alex」
ARATANIURANO
1月14日から2月18日

個人的に凄い好みの絵なんです、小西さんの作品は。
一時期買う事を本当に考えてました。ちょっと今の家は湿気
が強く、絵を置く環境としては良くない、と言うことを心の制御
ブレーキにしてますが。
お子さんが生まれたと言うことでそのお子さんの絵が・・・
ズラーッと並んでます。少しやさしい感じが広がってますね。
でも、小西さんの書く人の顔って昔からイイ表情なんですよね。
それが気に入ってます。
そして近くで見ると凄く洗いタッチなのに離れてみるとまるで
写真のようにも見えるようなあの風合い。陰影や凹凸の表現
が美味いんだなぁと思いました。

 


 
 
 
深海武範「待合室」
MEGUMI OGITA GALLERY
1月17日から2月4日

ぱっと見、カワイイ感じなんですが良く見るとなんかダークな
所があったりして、人の裏側がこっそりと見えるような、でも
憎めないような、でもそのまま触れたら怪我しそうな、そんな
作品は見ていて飽きなかったです。

 


 
 
 
フェルメールからのラブレター展
Bunkamura ザ・ミュージアム
2011年12月23日から3月14日

なんとフェルメール作品を3点も見ることが出来る展覧会!
凄い贅沢ですよね。さらに今年はこの後もフェールメールの
作品が来る展覧会も控えているのでそんなフェルメール年
な今年の最初を飾るに相応しい展覧会でした。
他の西洋絵画もかなり良いレベルの高いものばかりです。
西洋絵画に詳しくない私でも判る位です・・・。

面白かったのが途中にあったラブレターの文面事例の紹介。
いやー、こんな昔にも「モテるメールの文面例」みたいなの
があったんですねー。思わず一生懸命メモしてしまいました。
「私はあなたの美しさにとらえられ、あなたへの敬意とそして
愛が心の中で渦巻いていることを訴えずにはいられないの
です。私は生涯あなたを想いあなたにかしずくのです。その
ことがあなたにとって喜ばしいことなのかどうか、それをひた
すら知りたいのです。」
だってさ(だから何なんだ?メモする私はバカです!)

ちなみにフェルメールの描く女性は魅力的な人が多いです
が私は一番「リュートを調弦する女」が好みです。

 


 
 
 
ジャン=ミシェル オトニエル「MY WAY」
原美術館
1月7日から3月11日

これは久々に現代アート見て、難しいこと考えずに綺麗でイイ!
と思いました。
まぁ、実際は色々と思想が絡んでいる作品なんだと思います。
ただ、それ抜きにしても評価できる作品だと思います。
単純に綺麗、と思ってイイナという評価もありなんじゃないの?
と思う時がたまーにあります。
※ちなみに私の中でそう言う展覧会ナンバーワンが同じ原美
 でやったオラファーエリアソン展でした。
その時の感想→うつくしき~オラファーエリアソン影の光

オトニエルさんは今は素材としてガラスメインでやってますが
昔の作品もあって色んな素材を使い、ちょっとメッセージ色も
強く出ている物もあったりします。
多分、タイトルとか見るに今の作品もメッセージ性はかなり
込めている気はしますが。
そう言う少しダークな面も残しつつ、ガラスや金属の素材感を
上手く使い見とれるような作品に仕立てるのを見ると・・・
この人はガラスという素材に出会って良かったなぁと思って
しまいますね、笑。(昔の路線のままだったらどうなっていた
かは余計なお世話だけど心配)
子供向けのワークショップコーナーもあるのですがその奥の
エリアにはなんとAR技術を使った展示もあるのが驚きです。

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