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倉俣史朗とエットレ・ソットサス

4月になりました、と言うからでもありませんが・・・この
アートもどきブログ、アート関連のネタをそろそろ再開。
で、イキナリデザイン展のネタからの再開ですが・・・。
21_21 DESIGN SIGHTの倉俣史朗とエットレ・ソットサス展
です。
 

「倉俣史朗とエットレ・ソットサス」
21_21 DESIGN SIGHT
2月2日から5月8日

倉俣史朗作品はあちこちで見ているので今回はソットサス
目当てで行きました・・・がとても残念な事にソットサス
の作品は1つのカテゴリーしかない。そして・・・それは
私は好きじゃ無かった・・・と言う事で改めて倉俣史朗の
良さを再確認する展覧会となりましたとさ。
また、ね、倉俣作品が何度も見てるくせに改めて見るとね、
これ良いのですよ。やられましたよ。

そもそもソットサスと倉俣デザインは似たアプローチに
見えるかもしれないが、実は全然違うのではないかと。

ソットサスが彫刻に機能を埋め込んでいる、とすれば
倉俣史朗作品は機能に彫刻を施している、とでも言うのか。
共に彫刻的な要素を持つ作品が多いがアプローチは違う
気がする。ただ、デザインとして、機能に縛られずその先
の領域へ行こう、と言う姿勢は同じと言えそうです。

ま、ソットサスの作品の実物は1カテゴリーしか見てない
ので、確証は持てませんがここにある作品を見る限りでは
そう見えました。

で、ソットサスの「カチナ」。遊びの発想のデザインに
無理矢理に壺やら花瓶やらの機能を持たせたと言う感じ。
もっと家具とかを見たかったなぁ。
最後のスライドショーコーナーで見た初期のプロダクツは
昨日と言う条件の基少し抑制されたデザインは良かった。

さて、倉俣史朗さんです。
有名な「ミス・ブランチ」や「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」
はさすがに素晴らしい。
中庭の「ハウ・ハイ・ザ・ムーン(ダブル)」がまた神々
しい感じに鎮座してます。
Kuramata02

「椅子に座る椅子」「シングシングシング」と名作が続く。
「5本針の時計」は面白いなぁ。ま、忙しい人の家に置く
のは無理だなぁ。時間読み取るまでに数分かかるもの、笑。
他に「花瓶」「曲げガラスのテーブル」「傘立て」など、
目を惹く物ばかり。幾つか他に無くて残念だった物もあり
ますが・・・ま、前に見た三保谷硝子展と脳内で併せれば
コンプリート出来そうだな、とか。

倉俣デザインってバブル時代で無ければ出来ないデザイン
なのかなぁ、と思って見てました。お金かかりそうだし、
一見、無駄に見えるし、機能に無理をしいてるし。
ミス・ブランチやハウ・ハイ・ザ・ムーンも長く座って
いるとお尻痛くなりそうだよね。クッション欲しいよね?
Kuramata01

機能を犠牲にしてデザインを際立たせるって、きっと、
今の時代では無理じゃないかな?とおもってましたが。

最後のスライドショーでソットサスと倉俣さんの作品を紹介
するコーナーで、倉俣さんの言葉が出てました。

・デザインとは物に形を与えるだけでなく人々の生活に形を
 与える事である。
・機能を実用化と切り離しデザインと一体化して、デザイン
 の根元的なよろこびが機能を越えないといけない
まぁ、そんな内容の事を言ってました。
※表現は聞き覚え書きのため正確ではないかもしれません。

これを見て何か腑に落ちた。きっと、倉俣さんはバブル時代
じゃなくてもデザインの楽しさとか美しさを追求するので
しょう。きっとこれが自分の作品、と納得のいく物を突き詰
めるのだろうなぁ、と。

他にもスライドショーで気になったのは。
スチール(アルミ?)メッシュの棚
曲線を描くガラス3枚で構成された棚
単管で構成された壁
壁から浮いているようなテレフォンボックス
等々。良いデザインだなぁ。

初めのコーナーにある映像コーナーはちゃんと見ませんでした。
(最後のスライドショーコーナーの方が楽しそうだったので)
ただ、あのコーナーで音はどこから出ていたのだろう?と不思議
思いました。スピーカーが見あたらないのに音がする。
ヤマハのTLFスピーカーと書いてあったので調べてみたら・・・
あ、アレだ!あの超薄型スピーカーだ。
少し前に新宿駅貼りの広告ポスターから音が出て居ました。
厚さ50mm位のポスター貼りの板から。それと同じだと思います。
スクリーンの裏から出てたのね、きっと。

なんか今日は疲れて眠いのでいつもの文体とちょっと違う気が
しますが、ま、イイヤ、推敲せずこのままUPです。

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コメント

おはようございます。
確かに、バブル時代じゃないと、倉俣さんのようなデザインは作れなかったでしょうね。ある意味贅沢です。量産できないデザインを作る、装飾性も深く追求する。こういう余裕今はないようにも思えます。。

でも、倉俣さんから「デザインを楽しむ」ことを今回学びました!
自分が楽しめなければ、いいデザインじゃない気がします。

投稿: yuri@butainunana2 | 2011/04/05 08:52

>yuriさま
バブル時期だから認められたデザインと言うのは
あるでしょうね。でもやっぱり倉俣さんはその前か
らそう言うデザインをやっていた訳だし、今の時代
で認められなくてもそれを通していた気がします。
自分が伝えたい事真っすぐ。
たとえ不便でも、好きになれば楽しめる、と言うのが
気に入ったデザインの良い所。
ま、実際は有名にならないと難しいですがねぇ、笑。
※トラックバック送ったのですがもしかしたらうまく
送れてないかもしれません。
ブログの相性とかタイミングでたまにありますが・・・。

投稿: KIN | 2011/04/05 23:12

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