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琳派芸術 第2部<転生する美の世界>

出光美術館、酒井抱一生誕250年 琳派芸術 ―光悦・宗達から
江戸琳派―の第2部<転生する美の世界>を見てきました。
第1部の光琳、宗達のきらびやかな琳派らしい展開から変わり、
酒井抱一生誕250年と冠に乗せるだけの事あって抱一作品が
メインに展示される第2部です。はい、待ちかまえてました。
 

琳派芸術 ―光悦・宗達から江戸琳派― 第2部<転生する美の世界>
出光美術館
2月11日から3月21日

第一部の光琳、宗達メインのきらびやかな琳派の世界に対して第2部
は抱一中心のシンプルでありながらも絢爛な世界を見せてくれます。
2部はまさに酒井抱一生誕250年、と銘打っているだけある展示になっ
てました。抱一作品が好きな私としてはもう大満足。
これはこのままで行くと今年のベスト10入りか?と。

基本、琳派の作品は屏風や襖絵など建物の装飾が多く、つまり今で
言うインテリアデザインの様な物、だと思ってます。
もちろんそれが時代を経ても残る物であり、一点物であり、贅を尽くし
てあるが故に芸術なのですが、当時を反映した絢爛豪華な作品を残
した光琳や宗達は今の吉岡徳仁や佐藤可士和のような存在だったの
ではないかと?

そこに絢爛でありながらも豪華ではなくシンプルな物を追求した抱一
の作品は、だからこそ目を惹く物であります。


一番の見所はやはり2章のコーナーにある酒井抱一の紅白梅図屏風
でしょうか?銀の地に大胆な紅梅と白梅。これを見るだけでも充分。
思わず見つめてしまうと言うのはこのことでしょうか?
Index_ph001

Index_ph003


同じく2章にある作品としては
酒井抱一の四季花鳥図屏風(裏・波濤図屏風)。雛祭り用小型屏風
でこれは贅沢だなぁ。面の賑やかさに裏のシックさ。持って帰れる物
なら持って帰りたい!

他にも鈴木其一の秋草図屏風や藤花図などが目を惹きますが其一
の作品は抱一と並ぶとやはり濃いなぁ。
その中で同じく鈴木其一作の芒野図屏風は良いなぁ。霧が揺らめく
様が浮かび上がります。画一的な芒が立体感を麻痺させるようで。


ちなみに1章にありました作品に関しても見所ありです。
八つ橋図屏風 酒井抱一は光琳の作品と同じ構図ですが所々変化
を加えています。ただ、この作品に関しては光琳作品の方が変化に
富んでいて好きかな。しかし、橋の描画が屏風の斜めから見ると
やたらと奥行き感が深まります。

酒井抱一の風神雷神図屏風も目玉でしょう。こちらも光琳の構図を
抱一流に書いた物。光琳の作品は宗達を模倣してますが。
Point_ph001


第3章は抱一ワールド全開です。

一番の見所はやはり十二ヶ月花鳥図貼付屏風。
花鳥図と言ったら抱一、ならではの作品です。
これはとにかく素晴らしい。抱いて寝たい!(しないけど)
抱一の中でもこのタッチが一番好きかもしれません。
これは他にもバージョンがあり、現在畠山記念館でも別バージョン
を見る事が出来ます。

秋草図ももちろんイイです。l

後は、燕子花図屏風ですね。
Point_ph004

第4章は鈴木其一作品が並びます。
この人は琳派再びと思ったのかどうかかなり豪華系の作品が
多いですね。濃いです。後、いつも思いますがこの方の作品
はなんかパースが変じゃないですか?って凄い失礼な事を
言ってますが・・・まぁ、この時代はパース云々という概念自体
がありませんが、それにしてもなんか奇妙な感じを受ける。

鈴木其一の代表作、四季花木図屏風。濃いです。
Point_ph005


そんな中で蔬菜群虫図が琴線に触れました。
少し地味ですが変態的な感じです。なんかイイです。

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