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世の中にハッピーもラッキーも〜日本の美と出会う展

全然無くても
あなたとなら嬉しくて頬擦りしたくなるでしょ

ホントは国立西洋美術館でコルビジェ展に行くつもり
が家出るのが遅くなって止め、結局ネオテニー2回目。
その後に、見に行ったのが・・・

細見美術館開館10周年記念展
「日本の美と出会う−琳派・若冲・数寄の心−」
6月3日から15日
日本橋高島屋8階ホール

あちらこちららで話題になっているこれ。
ああ、終わっちゃう!と滑り込みで土曜の夕方行って
来ました(18時以降は半額!)。

なんと言っても俵屋宗達、本阿弥光悦、尾形光琳、
尾形乾山、中村芳中、神坂雪佳、酒井抱一、鈴木其一、
山本光一、伊藤若冲、円山応挙、葛飾北斎などなど、
ともの凄いランナップ。
これは見に行かねばならないでしょう!と。


細見美術館開館10周年記念展
「日本の美と出会う−琳派・若冲・数寄の心−」

6月3日から15日
日本橋高島屋8階ホール

高島屋の上だし、混んでるかなぁ、まぁ、それ程
ボリュームもないだろうし、1時間以内でざくっと見て、
と軽く考えていたらところがところが、ボリュームは
あるわ、空いててジックリ見ること出来るわ、で。
1時間半以上かかりました。

細かい話や写真は他のブログの方々のエントリにお任せ
して気になった物だけ。

琳派系で言うとやはり酒井抱一、鈴木其一が絶品。
酒井抱一のゴテゴテしていないシンプルさが好きです。
鈴木其一も良いよなぁ、ホントに。

尾形光琳、尾形乾山あたりは思ったよりかはイマイチ。

中村芳中、この人は樹々の根性入った描き方と、動物
の間抜け具合の対比が面白い。生き物描くの苦手だっ
たんじゃない?と邪推したくなる、笑。
おおらか、とは良い表現だ。

それ言うと後半展示の江戸時代の人を書いた大屏風
なんか植物は巧いのに人は下手。さらに建物に至っ
てはまったく力入れてない、と。「俺、植物画で有名
になったんだけどパトロンの依頼でこんなの書かされ
て、仕事って辛いなぁ」と言ってそう。

神坂雪佳はたくさんあったが先代達と比べるとやはり
新しい物、的な別目線になってしまうかな。

葛飾北斎の肉筆画。30代後半の若い時代に書いた後ろ
姿が凄く色っぽい。40代になってからの方は巧いが
テクニック優先か?色っぽさが抜けた気がする。

そして、伊藤若冲ですよ。もう素晴らしいです。
若冲本領発揮の「糸瓜群虫図」。若冲の変態的に精密
な世界が広がります。この精密的なのはこの絵だけで
他が墨画中心だったのは残念でしたが、まぁ、その分
若冲の多面的な方面を今回は楽しめました。
勢いの海老、コケティッシュな鼠婚礼図、カワイイ
伏見人形図。もう、素晴らしいです。
「花鳥図押絵貼屏風」と並んで「伝 伊藤若冲」とされ
ている「鶏図押絵貼屏風」が展示されてます。
両方見比べると一目瞭然。迫力が違います。タッチの
勢いや流れが全く別人。やはり伝 若冲とされていて
落款はありますがこれは別人でしょう。
もしくはまぁ、若冲だってスランプな時はあるよね。
失恋したかもしれないし、気が乗らないとき、無理に
仕事で書かなきゃ行けなかった、やっつけ仕事、な
流れで書いたのかもしれませんね。
まぁ、男にはそう言うときもあるさ。

しかし、これだけ物があるのだからリストを配って
ほしい。カタログ買え!と言う方針なのだろうか?

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コメント

こんばんは。今日もう一度行ってきましたが、夕方は意外と混んでいました。それにしても高島屋のナイト半額サービスは嬉しいですよね。ついつい通ってしまいます。

抱一を挙げられたのはファンとしては嬉しい限りです。
いつか抱一展が開催されたらオフやりますので、その時は宜しくお願いします。

>まぁ、男にはそう言うときもあるさ。

若冲からまさかこう流れるとは…。さすがKINさん、一味違います。

投稿: はろるど | 2009/06/14 20:45

こんばんは。

「伝 伊藤若冲」は色んな意味で楽しく
またあれこれと考えさせられました。
あれを出してくれたことに感謝です。

クライアントが気に入らなかった
なんてこともありですかね。

投稿: Tak | 2009/06/14 21:32

>はろるどさま
抱一展、もしあるのであれば是非に参加します!
行きたいなぁ、やって欲しいなぁ。

伝若冲はかなり妄想膨らみます!
もし、これが本人だったなら、辛い時もあったろう
なぁ、若冲的な、笑。

投稿: KIN | 2009/06/14 22:12

>Takさま
Takさんのリスト凄いです。
なんとかしなさい!高島屋、ってな所です。
伝若冲はかなりいろんな妄想しました。
あれ、面白いですよね。

投稿: KIN | 2009/06/14 22:13

絵師の気持ちになって鑑賞してるところが、さすがKINさんです。
>大屏風なんか植物は巧いのに人は下手
私も激しくそう思いましたが、「パトロンの依頼でこんなの書かされて、仕事って辛いなぁ」って声は聞こえませんでした〜
男はつらいんですね!

投稿: ogawama | 2009/06/15 00:13

>ogawamaさま
絵師の気持ち、と言うよりは妄想ですねぇ。
あの大屏風は落差が激しすぎです!
で、そう、男は辛いのです、笑。

投稿: KIN | 2009/06/15 00:45

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