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こんな事いつまでも長くは続かない〜塩田千春 in タトゥー

いい加減明日のこと考えた方がイイ

既にあちこちで話題になってるが6月19日から銀座の
メゾン・エルメスで名和晃平個展。これは見たい。

銀座のLVが村上バージョンなっていた。
これはちょっとやだ。
Img_0119 Img_0121_2

Img_0120_2


で、見て来たのが

「タトゥー」新国立劇場 小劇場
塩田千春さんの新作を見ることが出来ます。
ただし、普通には見ることが出来ません!

・・・塩田千春ファンに以前より話題になっていたのですが
なんと、塩田さんが演劇の舞台美術を手がけていると。
演劇自体はチェルフィッチュの岡田さんの演出。
こちらも今や時代の寵児?アート界にも進出しています。
原作はドイツの演劇、それを岡田さん演出&塩田さんの
舞台美術で日本で行うという物です。
 

タトゥー
新国立劇場 小劇場
5/15から5/31

それ程演劇寄りの私ではないので初めは見るかどうか
怪しかったのですが知り合いに誘われ、それ程金額も
高い方ではなかったので行って来ました。
そしたら別の友人も偶然同じ日、同じ時間。
知らないうちに大人数。そんな私は背中がまだ痛い。
※日曜に行ったので同時期にケンジタキギャラリーで
 やっている塩田千春展は見ること出来ず。

ロビーにあった塩田作品
Img_0115_2


ストーリー:
後味悪い感じのお話しでした。家庭のごたごた。
父親と娘の関係→妊娠。幸せ感は無く、壊れていく
家庭。後述の演出と相まって共感できる内容ではない。

演出:
ト書き棒読み調の台詞。現代劇ではこう言うのがあり
なんでしょうね。あまり演劇慣れしていない私はやはり
共感は出来ずちょっと辛かった。
チェルフィッチュの劇を見たこともないのでこれ以上は
なんとも言えないが。
犬の着ぐるみはやりすぎではないかと?

役者:
上記の様にト書き調台詞なんですが父親役の吹越満
さんと妹役の内田慈さんの台詞は不思議と棒読み調
なのに感情が伝わってくる。
これが演出的に本当は良いのか悪いのか?
ただ、私としてはその方が素直に受け入れられた。

美術:
舞台ファンにどう映ったのでしょうか?
アートファンな私としては満足です。塩田節炸裂な世界。
ロビーに飾られていた塩田さんの窓枠作品シリーズ模型。
Img_0113_2
これが舞台上からぶら下がっていると考えてください。
この壊れた窓枠が壊れた家庭を暗示しているのか?
この窓枠群の中にテーブルやベッドなどがあり、それが
昇降して舞台セットとして使われます。 
ベルリンで作品を作っている塩田さんの色合いがこの
ドイツ原作の舞台と合ったのでしょうか?私が見る限り
舞台の雰囲気を壊しているとは思いませんでした。
ただ、演劇自体よりも美術の印象が強すぎる、と言う
イメージはあったかもしれません。
まぁ、美術目的7割、劇目的3割の私としては問題なし。

※この舞台美術だと照明があまり上から当てられず、で
 かなり苦労したのだと思います。横から当てた照明など
 が多かったですね。それがうまい具合に雰囲気出てた
 ところもあったし、ちょっと演出的に苦しい所もあったか。
 まぁ、舞台の約束から外れた手法の美術の採用と言う
 事(アーティスト優先)を考えると健闘ではないかと。

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コメント

御覧になったのですね。
私は今週末です。

ちなみに内田さんの名前が違います。
滋さんだと、男性ですね。
彼女は内田慈(ちか)さんです。比較的、小劇場での出演が多いかも知れませんが、とてもよい役者さんです。

かなり暗い話だと聞いてますが、それより演出がどうなのか心配。
映像で見るかぎり、チェルフィッチュ苦手。

投稿: marco | 2009/05/29 00:02

>marcoさま
行って来ましたよ。
塩田さんの新作インスタレーション展と思って
見たので、まぁ、こんな感想です、笑。

内田さんの名前ご指摘ありがとう!直しました。
やばいやばい、どれだけ演劇がどうでも良く、
美術しか見て無かったんだ、俺!
でも、内田さんは良かった、本当に。

演出、好きキライは出ると思います。
marcoさんが好きだと良いですが。

投稿: KIN | 2009/05/29 00:13

塩田さんの作品単体だとそれほど惹かれない私だけど
この美術は、単独でも作品として成立する美術作品と
芝居が前提にある舞台美術の違いをびしばし感じましたわ。
これまで何か芝居観て、美術凄い!と思っても、やっぱ芝居への
寄り添い方含めての凄い!だったんだなーと思った。

演出はチェルフィッチュとはまた別物だったと思います。
懲りずにチェルフィッチュもいつか観てほしいなーと
チェルフィッチュ好きとしては思いました。

投稿: Mariko | 2009/05/29 01:25

>Marikoさま
基本はやはり人が動く、とか演出が生きる
とかが無いと(どれだけ美しくても)舞台美術
としては駄目だと思います。
今回は塩田さん作品という色が強かったですね。
でも、意外に(と言ったら失礼か)劇の一部に
なっていたところもあった、と言うのが発見でした。

私の場合、美術>演劇な見方なものなので
こんな感想でした。見方って人それぞれで
色々ありますよねぇ。
全然懲りてないので機会があればきっと。

投稿: KIN | 2009/05/29 10:24

こういう内容でも演出によっては強い感動が生まれる(つまり今回の演出は×)というコメントをさっき頂いて、そうかも〜と思いました。
ま、塩田さんはいい、ってことで。

投稿: ogawama | 2009/05/30 00:07

>ogawamaさま
アートと同じで演出も好き嫌いですからねぇ。
他のブログなどの評価等見る限りだと今回の
話と岡田さんの演出は合わなかったかも。
岡田さんの演出は他人の話(脚本)だと
素っ気なく見える事が多いのかもしれない、
岡田さんの劇なら効果的、みたいな話も聞い
たし。
ま、塩田さんがあそこまで塩田節出してたの
で舞台ファンには申し訳ないが、それで良し!

投稿: KIN | 2009/05/30 08:36

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