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日本の美術館名品展

日本の美術館名品展
ブロガーご招待、と言うのにお招き頂きました。
(Takさん段取りありがとうございます)
こんなアートもどきブログもお誘い頂きありがとうございます。

ここ良く見てる人は、え?あなた現代アート以外にアート作品
見るの?と言われるかもしれませんがね、ええ、少々たしなん
でおりますのですよ〜。
※ちなみに私があまり見ないのは「中世西洋美術」です。

美連協(美術館連絡協議会)と言う日本の公立美術館の加盟
館124館のうち100館からそれぞれお薦め作品220点ほどの
作品を集めたと言う展覧会。
美術館連絡協議会
↑このWEBから加盟館へリンクが貼られてます。
こんな活動を読売新聞がやっていることを知りませんでした。
この協議会では企画展を実施したり、企画展やカタログなどの
表彰をしたりしているようです。

で、それだけの各地方の美術館のお薦め作品が集まると言う
ことで(調整はかなり大変だったようです、そりゃそうでしょうね)
各作品、力がある物ばかり。さらにジャンルや作家などがすごく
バラエティにとんでいる。その分、バラバラな感じで見えてしまう
可能性もありますが、まぁ、これだけお薦め作品が揃っていれ
ばそれも気にならないでしょうか。バラバラに見えない様な工夫
もされていたようです。
(あまりアートになれてない人は逆に戸惑うのか?それとも逆に
こだわらず作品を楽しめるから良いのだろうか?そこら辺が
中途半端なアートファンの私としては掴めませんが)

テーマを絞った企画展がビートルズのサージェントペパーズ
なら、この名品展はホワイトアルバムのような。
(え?この例えじゃ判らない?)
ま、オムニバスアルバムやベスト盤の様なイイとこ取りの様な
ものですよ(これも判りにくい???)。

さて長過ぎる前振りはここまでで、更に長い本文へ・・・。
 

日本の美術館名品展
東京都美術館
4月25日から7月5日

展示は3フロアに別れてまして
1フロア目が西洋美術
2フロア目が日本洋画
3フロア目が日本画
とハッキリと別れているので目当ての作品やどこに時間を
かけるか判りやすいです。
私はいつもの通り、まず早足で一周して時間配分の目処を立て
気になった物をゆっくり見るというスタイルで挑みました。

で、一つ一つ作品を上げていたらキリが無いので全体と幾つか
どうしても気になる作品のみあげます。

1Fの西洋絵画はかなり流してしまいました。
でもね、名だたる作家勢揃い。
ルノアール、ピサロ、モネ、セザンヌ、ルソー、ボナール、
シーレ、カンディンスキー、ピカソ、ブラック、ユトリロ、
シャガール、ルオー、ミロ、ダリ、ポロック、ホックニー、
イヴ・クライン、ウォーホール、ムーア、ジャコメッティ
もう、これだけ揃うと、イイの?って位な混乱を招きそう。
ミレーの奥さんの肖像画の素晴らしい事、セガンティーニの
絵の存在感、ブランクシーの鳥の圧倒さ、シロクマの素敵さ、
どれもこれも作品の力がありすぎですね。

さて、2Fは日本の洋画。ここが一番作品数としては充実。
私が最も虜になった高島野十郎「蝋燭」がここにあった。
うー、この蝋燭が11点並んでいる所を見て見たい!これは
もうそれだけでインスタレーションです。
古賀春江も良かったなぁ。小磯良平って人は今まで知らな
かったけど、かなり惹かれた。靉光の蝶もイイ。
山本芳翠、黒田清輝、岸田劉生、佐伯祐三あたりは言わず
もがな。
浅井忠、東郷青児、藤田嗣治、熊谷守一、高松次郎、猪熊
玄一郎あたりも外せない。

もうこの段階でお腹いっぱい、なんですが・・・

さて私的メインは3F。これを見ずしてお腹いっぱいになる
わけにもいきません。日本画のコーナーです。

イキナリ狩野芳崖から始まります。菱田春草の愛らしい鹿
や森の霞んだ感じ。横山大観の掛け軸の前に座り込みます。
と、思ったら・・・高島北海の掛け軸の前ではさらに座り
込み時間が長く・・・恥ずかしくもこの方知らなかった。
この掛け軸は素晴らしかった。高村光太郎の手も素晴らし
いが橋本平八の猫がヤバい。最後の方の棟方志功は、ほぼ
同じ場所で見たアーツ&クラフトを思い出してまたか!と
言いそうになったが、駒井哲郎で救われる。
そして浜田陽三に池田満寿夫で締めくくり・・・。

とまぁ、ここまで書けばどんだけの作品あるんだよ!って
思われるでしょう。そうなんです、きっと嘘なんですよ。
こんなに作品集まるわけないですよね?
って、あるんだから仕方ない。本当に。


総体として気になった点と言えば

海外の有名作家さんの作品はまさにこの作家さんならでは!の
作品もあったのですが、そうではなくその作家の少し珍しい作品
みたいなレアものも多かったです。私なんかは有名作家ならその
作家さんならこれ!みたいなのを多く見たいのですが、やはり各
美術館の思惑で、珍しい作品を持ってるぞ!みたいなアピールを
したいのかなぁ、などと思って見てました。でも、そう言う物は
こういう名品展で見なくても・・・と思いました。

逆に私があまり名前を知らなくてもこれはイイゾ!みたいな物が
沢山あって(私の無知を前提にしてますが)こういう機会でなけれ
ば見ないだろうと言う作家さんの作品が沢山見ること出来たのは
良かった。各地方出身の色んな作家が居て、それを各美術館の
お薦めとしてこれだけまとめてみること出来るとは。

後は各地方美術館さんへの繋がりがもう少しあれば。
各絵画のキャプションでは頭に所蔵館が書かれてますが、少し
扱いが小さいかな、と。参加美術館のまとめも最後にパネルで
あるだけ。始めにドーンと各館の紹介やそれがどこにあるか。
そしてこの作品はどこの美術館に行ったら見ることが出来るのか
などがビジュアルであれば各地方館へのリンクが伝わりやすく、
今度旅行に行ったらここに寄ってみようと思えるのにな、と。
作品の解説を各館で書かれているのですが、それを読んでいる
と色んな思い入れや描き方がありとても楽しかった。そう言う
各館の色がもっと露骨な位表に出てきても良かったかな、と。
図録にはその色が凄く出ているのですが、図録じゃなくても
もっと感じられれば良かったのになぁ、と。

まぁ、これだけの作品集めて、展示する、のは並大抵の苦労で
は無かっただろうなぁ、とそこに一番感心です。

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コメント

こんばんは。

KINサン的には
イマイチだったかもしれませんが
いい「出物」もあったのでは?

しかしそれにしても
よく集めましたね。

お宝分散しておくのは
今の世の中賢いかもしれません。

投稿: Tak | 2009/04/30 18:46

>Takさま
いえいえ、イマイチどころか知らない作家さんの
作品でイイゾ!と言う物をこれだけ見る機会って
なかなか無かったので凄く貴重な体験でした。

お宝、地方行ったら探しに行かなきゃいけない
ですねぇ。

投稿: KIN | 2009/04/30 19:18

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