« 四分参拾参秒 | トップページ | 僕はピアノに登って音楽 »

一つ残らず君を悲しませない物を(キムスージャ展、村野藤吾展)

君の世界の全てにすればイイ
って事で、相変わらずタイトルと内容関係無し。

Img_0200_2 Img_0031
写真左、銀座のH&Mが入るそろそろオープンのビル。
写真右、表参道の紀伊国屋跡地のねじれたビル。
って事で歩けばビルに当たる。

で、結果から言うと
キムスージャ展→うん、良かった!
村野藤吾展→うーん、どうもなぁ・・・
と言う、形で、最近気合い入れて見に行くとイマイチ、ピン
と来なかった、と言うパターンが多い気がする。これは
たまたまそうなのか、気合い入れているのが悪いのか、自分
の感性が鈍いのか、どうにもこうにも。
ナガオカケンメイさんの日本物産展は時間切れで見れず。

って事で、汐留、銀座あたり見たもの。
 

キムスージャ展ー鏡の女:太陽と月ー
資生堂ギャラリー
8月23日から10月19日

村野藤吾展後、ここらで後見れる物は・・・とその場で思い
ついて見た・・・のだが、これが素晴らしかった!
メインの部屋には四方の壁面にそれぞれ映像が映されている。
四方の壁4面へのプロジェクションのインスタレーション、
なんて、もう5年前くらいに腐る程見て、全く以て見飽きて
いる手法。ところがこれに見入ってしまった。
もう、12分強、ただただ、この映像を見ながらたゆたう。
(正確には2面ずつ見ているから24分強だが)

02_2

4つの映像のうち「Eclipse」と「Reflection」がもの凄く美し
く、その中でも「Reflection」を見ていたら涙が落ちてきそう
になってくる。私が小さい時に海の近くに住んでいた、と言う
のもあるのかもしれないが、この海と光の映像はそこのある
だけ、それだけで良い。
なんか疲れたら誰もいないこの空間に居たい、そんな世界。

※来年のart eggのメンバーが発表されてました。
 なんと宮永愛子さん!これは見たい。
 他の二人は佐々木加奈子さんと小野耕石さん。
 こちらも楽しみ。

村野藤吾ー建築とインテリア
松下電工汐留ミュージアム
8月2日から10月26日
Murano02 Murano04_3

今回の展示を見て思った事。

この時代の手書きの図面は本当に美しい。それだけで価値が
ある、と言う位美しい。

村野さんの建築は私はそれ程好きでは無いと言う事に気付く。
これだ!と言う物が正直無かった。

良い建築(特にこの時代)は階段を見れば判る、と言う私が
昔から思っていた事が当てはまる。階段がとにかく美しい。
今の時代、階段は機能でしかない。避難だったり、裏動線
だったりと、そこにお金をかける事はしない。村野さんの
時代の階段は粋の集大成だった。職人技の手摺、吹き抜けの
見せ方、どこを取っても「手を抜く」事のしない完成度の
高い技であった。

と言う事を考えながら見ていたが、やはりずぶずぶとのめり
込む様な物は無かった、と言うのが感想。
新高輪プリンスなどは何度も仕事で行ったが、あの価値は
私には判らなかった。

そうは言っても「日生劇場」と「谷村美術館」の二つ、これ
は秀悦と言うしか無い出来。物を見せると言うのを違和感無く
(ここまで自分をアピールしながらも)まとめる事が出来るの
はなかなか出来ないです。この二つは生で見てみたい。
Top_img_2谷村美術館

Hall_index_p03日生劇場
 
和の建築が意外、と言っては失礼かもしれないが気に入った。
この方の和は、ちゃんと自分流をこなしながらも歴史に尊敬
をもって扱っている気がする。

ちなみに今回の展覧会と同じ時期に自由が丘IDEEで村野藤吾
のプロダクトの展示が行われてます。
特集展示:村野藤吾
http://www.idee.co.jp/shop/jiyugaoka/329.html
IDEE SHOP 自由が丘
8月7日から9月10日

また、来年2009年に松下電工汐留ミュージアムで行われる
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展
松下電工汐留ミュージアム
4月4日から6月21日
これも見逃せない!

|

« 四分参拾参秒 | トップページ | 僕はピアノに登って音楽 »

コメント

階段とかって機能と美しさとを兼ね備えた究極の形を追求すると行き着くところは骨格なのかな?と、この日記を読んだ後たまたま目にした骨格標本(の写真集)を眺めながら考えてみたりして・・・専門知識が全くないからトンチンカンなコメントごめんなさい←ならば、コメントするな!って?

投稿: ナラブーシカ | 2008/09/03 17:37

階段の手摺は骨格かもしれないですね。
それも哺乳類あり、は虫類あり、はたまた
エイリアンあり、のいろんな骨格。
階段の構造自体は何でしょうね?
螺旋階段の渦を巻いて行く感じとか、普通
の階段でもあの階段の間の四角い隙間を
上から覗いた時のくらくらする恍惚感は?
(上記は全く専門的知識無しの返答です!
ただの私の感覚!)

投稿: KIN | 2008/09/04 00:05

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38654/42342629

この記事へのトラックバック一覧です: 一つ残らず君を悲しませない物を(キムスージャ展、村野藤吾展):

« 四分参拾参秒 | トップページ | 僕はピアノに登って音楽 »