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夢の様な自宅、自宅に夢を見る〜坂倉準三/前川國男/木造モダニズム展

シャネルのモバイルアートは2回行きます。
6月1日と6月14日。一回目はちゃんと説明も聞いて。
二回目は説明は英語版でも聞きながら展示をじっくり。
の予定。だって英、仏、伊版の解説はジャンヌモロー
ですってよ。この声聞くだけでも良いでしょう!
なんせ、無料ですからね(ぴあStaitionでチケットを
取れば本当に手数料も何もかかりません)。

で、坂倉準三/前川國男/木造モダニズム展です。

坂倉準三/前川國男/木造モダニズム展
ギャラリーA4
4月22日から6月3日 日祝休
Maekawaitakura
 
 
木造モダニズム建築、って何?ってなるでしょう。私もそんな
言葉知らんかった〜。
当時のモダニズム建築を学んだ新鋭建築家(勿論今ではベテラン
で、と言うかほとんどお亡くなりになった方々ばかりですが)は
木造でモダニズム住宅を建てていた。
戦時中で鉄があまり使えなかったのと、日本の住宅には木造と
言う物は切っても切り離せない、と言う点でしょう。

実際に住宅に資源として貴重な木材を使うのは日本、北欧、
北米位な物だと言う。
※ここら辺はこの展覧会の前文で読みました。その文を書いて
 いるのは藤森照信さんです。
もちろん資源として木材が豊富にあるのがその地域、というの
は間違いなくあるのでしょうけど、やっぱり気候や風俗として
木材が住居空間に合う、と言うのが一番の理由だと思う。
北欧の家具等が日本の住空間に合う、もてはやされている、と
言うのもそう言う考え方が似ている、からなんだと思います。

で、今回の展示、大きくは2つの住宅に関する展示があるのみ。
幾ら無料の展示だからと言って東陽町まで言ってこれだけかい、
と思うかも知れませんが、建築好きならこれは見た方が良い。
何も派手な商業建築や美術館などばかりが素晴らしい建築では
なく、住宅と言う物に手を抜かず、真剣に作ればこれだけ良い
物が出来る、住空間が結局は建築の、私達の生活の礎なんだと
知る事が出来るものです。

 
 
まずは前川國男さんの前川邸(自宅)。
Maekawa01 Maekawa02

この建物の模型や図面などもう素晴らしい物です。図面はそれ
だけで額に入れて飾りたくなる様な美しい物。
本当に図面が美しいと建つ建物も美しい、と言う理論判ります。
(もちろんこの当時の手書きの図面での理論ですが)
Maekawa04
 
 
この建物と模型は東京ステーションギャラリーの前川國男展で
既に見てます。もう一度、これを見たくて今回わざわざここに
来た様なものです。で、見る事が出来て良かったぁ!!!

コルビジェモダニズムの影響を直接的に受け、それを木造住宅
として完成させる、その一つの完成形と言っても良いでしょう。
日本の伝統的な形象を生かし、そこに入り込んで来るコルビジェ
的な(的と言うよりもそのまま、だが)イズム。
屋根や階段の所にあるホゾやクサビの形がただの飾りと言うのは
愛嬌か(まぁ、それだけ、形だけでも日本の伝統を美しいと、
思ったのでしょう、前川さんは)。
Maekawa03

まだ行く事が出来ていないのですがこの建物
江戸東京たてもの園
に移設されてます。ここは早く行きたい所の一つ。
他の建物も見たい!

 
 
もう一つの建物は坂倉準三さんの飯箸邸。
Itakura02_2 Itakura03

前川邸のシンメトリーとはまたちがうアンシンメトリーな
魅力。屋根の非対称なんかはまたカッコイイ!
日本ならではの水平の美、などが凄く生かされています。
Imgviewcgi

こちらは軽井沢でレストラン ドメイヌ・ドゥ・ミクニの建物
として移設利用されている様です。
ドメイヌ・ドゥ・ミクニ
ここも行きたいなぁ!

Itakura01

Top
なんかこの建物、写真見るだけで「うわっ」って言って
しまいそうじゃありませんか?

自分の家を建てる時にどんな家が良い?と聞かれたらこの
二つの格好良さを合わせたもの、と言って設計する方を
困らせてしまいそうな気がします。
まぁ、そんなお金無いですけど。

他にモダニズム建築10選(住宅版)が写真で出ていて、私
の好みでは
「コアのあるH氏のすまい」(設計、増沢殉)
「森博士の家」(設計、清家清)※外装はそれ程好みでは無い
「聴竹居」(設計、藤井厚二)
が良かったです。

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コメント

こんにちは。
たてもの園いいですよ。むかしよく通っていました。以前は全ての建物内部にも入れたけど今はどうでしょう?
昭和モダニズム建築も好きですが、看板建築の和洋折衷ぐあいも味があってひかれます。
野外博物館で緑がいっぱいですから、行楽気分でお友達と出掛けると楽しいと思います。

投稿: きみどり | 2008/05/15 16:15

たてもの園、絶対に楽しめる、と思ってるのですが、なかなか
行く機会が無くて・・・いや、行こうと思えばすぐに行けるので
すけどね、機会は自分で作るものですよねぇ。(さらに私は
中央線沿線に住んでいるので、余計)

看板建築良いですよねぇ。築地とか銀座に行くとまだけっこう
あって、思わず見てしまいます。
緑の銅板の化粧とか。
昔、こんなエントリーも書いてました。
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2004/11/post_9.html

投稿: KIN | 2008/05/16 00:57

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