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加賀へ、其の六:21世紀美術館の建築とパブリックアート(建築編3、アート編3)

今回の旅の目的は全てこの建物に集約されているのです。
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そして、それが目前で失われた時のショックも大きいのです。

まず、金沢に入り遅い朝飯を食べて何はともあれここに行く。
とは言っても、ここをちゃんと見るのは夕方にするつもり。
このタイミングでは兼六園方面に向かう為に途中下車して少し
覗く程度。・・・なのだが、こんなに楽しそうな所を横目に
して、気持ちが疼かない訳が無い。ちょっとだけ、ちょっと
だけだから!とつぶやきながらどんどん奥まで(なんかこの
表現やらしいなぁ、苦笑)。
 
さて、まずは建物の周囲を巡ります。明るいうちの建物。
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入り口部の庇、外側に柱を立てず後ろの風除室からの持ち出し
だけでスッキリと見せている。
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内側かも外側からも曲線が美しい。
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建物内に置いてある椅子シリーズ。SANAAの椅子、大放出。
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屋外椅子も。
椅子に座ってる感じを撮りたくて・・・女子高生を撮りたい
訳じゃありませんぜよ!(多分・・・)
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マークとかは佐藤卓さんだけど、サインは別かな。
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夕方に再来した時の建物
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この美術館、建築の美しさ云々と言うよりもその姿勢が素晴らし
いと思います。あちらこちらに居るおじいさん、おばあさん、
子供達など。町の為の施設にちゃんとなっている。あちらこちら
で遊ぶ子供達。建物の形も特徴はありながらも決して奇抜でなく、
まさにガラス張りで明るいオープンな親しみやすい空間になって
いる。近くに住んでいる人も来やすい、そしてこの金沢の町に
若い人が来る様になったと言う目的も果たした、と言う貢献度。
町の為の施設としては大成功なのではないかと思います。
私も、金沢は行きたい街の一つでしたが、この美術館が出来る
までは必ずしも行く!って所までの想いは無かった。今や、この
建物目当てでこの街を必ず行くリストに入れている人は多いはず。
 
 
続いてパブリックアートもの。
 
ジェームズ・タレルの部屋は別エントリーとします。
タレルの部屋エントリー

レアンドロ・エルリッヒ「スイミング・プール」
少し波立っている方がそれっぽい。
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有料ゾーンからプールの下に入る事が出来ます。
私一人だったのでプールの底に気持ちよく寝転んでました、
ら、上の人たちから恰好の被写体に・・・
下から覗いた感じ。肉眼で見るともう少し波立ってる感じ。
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マイケル・リンの壁画。ダイナミックで恰好の休憩所。
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パトリック・ブラン「緑の橋」。今回はこのエリアは展示
替え中だったので中に入る事は出来ませんでした。
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ヤン・ファーブル「雲を測る男」
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アニッシュ・カプーア「世界の起源」は有料ゾーンに。
今、森美術館でやっているターナー賞の歩みのカプーアの
作品の常設版って所ですかね。壁に穴が空いているのだが
光を吸収してしまうので穴に見えず、描かれているように
見える、この不思議。カプーアさんの作品って好きだなぁ。

川崎和男「プラトンのオルゴール」がインスタレーション
ルームでやってました(8月31日まで)。

後は糸崎公郎写真展として、写真コラージュやフォトモも。
(7月13日まで)

屋外には
フローリアンクラールのラッパみたいな物。
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敷地内のあちこちにあり、それぞれ繋がっているらしい。
大声で「おーい」と叫んでみたのですが誰も反応してくれません
でした。これで愛の告白をすると言うのも一興(別の人から返事
が来ても責任は取りません、が、その選択肢の方が良い可能性が)。
 
日比野克彦さんの壁画。
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フェルナンド・ロメロ「ラッピング」。中に入れます。
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ってな具合でしたが・・・。

今まで散々書いてきましたが須田悦弘さんの「雑草」が無い!
私が見た写真ではどこかの風除室のあたりにあったはず。
あとはガラス壁沿いにもあったらしい(ショップの人情報)。
きっとあったはずの場所。私の目には映らない。
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王様の耳はロバの耳〜。

やはり無い・・・。てっきり常設だとばかり思っていたけど
確かに常設扱いではない。色々と粘って聞いてみたのだが、
(係の人は、かなりしつこい奴だなぁ、と思われたでしょう)
以前コレクション展で展示して、そのまま残しておいたあっ
ただけ、と言った様な感じです。で、いつしか外された、と。
幾つか場所をその時その時で変えていたのか?復活の見込み
は不明らしい。

もうねぇ、本気で泣きたくなりましたよ。自分の勘違いなん
ですがねぇ。もう、ここに来たら雑草がある、とばかり思い
込んでましたからねぇ。あーあ。かなりやる気無くなった、
このタイミングで。

今回の旅の目的
4割、SANAAの建築
4割、雑草
残りの2割でミュエック+タレル+偽プール
それ以外は基本的に「おまけ」って感じでしたからね。

実際今回の旅程は凄く良いタイミング、とは言い難かった。
ロンミュエック展は見る事で来たが、後1週間遅らせたら、
コレクション展を同時に見る事が出来た。次のコレクション
展(1の方)にはエルネストネト作品などが出るらしい。
まぁ、ここら辺はしょうがないなぁ、で済むのですがねぇ、
雑草はもうこの旅の全てを変える位のショックでした!

まぁ、仕方ない、もう良いや〜(と言いつつ引きずる)。

悲しげな雲男の横姿
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コメント

SANAAの室内のステンレス(?)のイスがかわいい・・・!初めて見ました。これ一ついくらくらいするんですかねぇ、ほすい。。ラッピングもいいね、そしてやっぱりプール。下にいると、息苦しい感覚には襲われないのですか?いつも思うのだけど。寝っ転がったらとっても気持ちよさそう!だけどやっぱり土左衛門だよね。ビジュアルは。。
ここにはやっぱり子供を連れていってみたいなー!という思いを強くしました。

投稿: sae | 2008/05/26 10:47

  今後、ここで展示される事はないのでしょうか?
 
 また、ここに戻っていらっしゃい、ってメッセージなのかな?ってちょっと思ったりも。
 次に訪れた時に素敵な環さん似の金沢美人とも出逢っちゃうとか?(笑)

投稿: ナラブーシカ | 2008/05/26 13:53

>saeさま
あの椅子、まぁ、安くはないなぁ、SANAAデザインってだけで。
http://www.hhstyle.com/cgi-bin/omc?port=33311&req=PRODUCT&code=507010400
見ての通り背もたれがすっかすかなので座って見た感じの
好みが別れると思います。座ってから買う方が良いかな。
私は、この美術館で座ったかけど、感触覚えてないや、笑。

プールは息苦しくないよ。誰か俺が寝転んでいる所の写真を
ブログにUPでもしないかなぁ(探してみた、笑)。
子供連れも楽しめるね、ここ(まぁ、もうちょっと物心つかない
と少し勿体ないか?)。

雑草があっても、いくは、摘んで来ちゃ駄目だぞ!
(間違って摘んで来てしまった日には私が買い取りますが)

投稿: KIN | 2008/05/26 20:54

>ナラブーシカさま
21世紀美コレクション品としてはまだあるので、いつか
は展示はされるようですよ。
以前もそうだったようなのですが、あくまでも常設展示
ではなくコレクション展の展示品の一つとして展示され
る、との事(私は常設だと思っていたのでなかなか係の
人と始め話が噛み合なかった!)。

ちなみに次回のコレクション展には出ないみたいです。
なので「いつかのコレクション展の時に出る可能性は
ある」と言う返事しか貰って来れなかったです(かなり
粘ったけど、凄いやな奴だと思われたと思う、苦笑)。

ええ、また行きますとも、ある時を狙って?

金沢美人の環さんって???

投稿: KIN | 2008/05/26 21:01

 環ではなくて<たまき>でしたね、緒川たまきさんに似た金沢美人って言いたかったんです。。。スミマセヌ。

 街歩き編を見ていてつくづく思った。
 こんな街並の中で生活していたら、そりゃ〜おっとり物腰柔らかな美人が育ちます、って。
 物腰柔らかいと美人度2割増しだもんな〜。

 

投稿: ナラブーシカ | 2008/05/27 01:57

なるほど、和系美人って意味でのたまきさんね。
たまきさん似は今回見なかったなぁ、残念。

いやいや、どんな街でだって、物腰は心がけ次第
で・・・でも、うーん、実際に住んでいる所の雰囲気
ゆったりおっとり的なのって物腰なんかに影響ある
よねぇ、本当に。

投稿: KIN | 2008/05/27 09:35

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