建築への浪漫、そして、口づけしたくなるような
建築の記憶−写真と建築の近現代−
東京都庭園美術館
1月26日から3月31日
ざっくり分けて以下のような構成(実際はもう少し別れてますが)
1.建築としての歴史資料的写真
城や皇室関連の写真や中国の建築など
2.近代の住宅など
3.近代建築
4.日本の建築美(桂離宮、伊勢神宮)
5.現代写真家による現代建築
他の方のブログ等見ても(特に後半が)写真展として素晴らし
い、と言う評価が高いですね。本当にそうです。
建築好きとしては前半から中盤の建築の美しさも涎もの。
1.建築としての歴史資料的写真
ここら辺はもう建築として素晴らしいです!みたいな資料が
山ほど。皇室関連の建物の装飾の美しさ。他にも城、会議場、
中国建築を伊東忠太さんが調べに行った、資料等がありまし
たがその中でも目を引いたのは・・・
建設中の東京駅、鉄骨写真!
これはもう「ウワーッ」でしたね。
東京駅、設計:辰野金吾
※下の写真は展示写真ではありません

この建物の鉄骨姿を写真で見る事が出来るとは!
もう、鉄筋の姿の段階で美しい!ですね。やはり鉄骨や鉄筋を
間引いてはいけませんよ!
あとは伊東忠太さんのフィールドノートが素晴らしい!
伊東さんは、写真以外にも自分で見た物をノートにメモして
いるのですが、イラストやメモなどがもう、素晴らしく!
持って帰って額に入れて飾りたいような!
※展示では見開き3ページ分しか見る事出来ませんが図録には
もっと載っていたので嬉しい!
2.近代の住宅など
ここら辺から写真も建築も素晴らしい!になります。
(木村伊兵衛さんの写真などがあるからなぁ)
もう、これはヤバいでしょう!って言うような住宅ばかり。
もちろんこの時代に写真に残るってことはかなりお金持ちの
お宅ばかりで、きっとお金もかかってれば、レベルも高い物
が残っているのでしょうが。
3.近代建築
ここが一番見どころでした、私には。建築も写真もウットリ。
もう近代建築が素敵すぎて、ロマンティックすぎて!展示物
に触らないで下さい、で無ければ、きっと写真に口づけして
いた事でしょう。古い物だからって有り難がって!と言われ
るかもしれないですが、でも、カッコいい物はカッコいい!
美しい物は美しいんですもの、しょうがないですよ。
そして、やはりこの時代の物ならではの美と言う物は間違い
なくあります。それが今でも通用するんだもんなぁ、凄い。
※コンペ案以外の写真は展示写真とは違います。
丹下さんの物が多いのはこの方の建築はフォトジェニック
なんですかね、やはり。
そして、カテドラルのコンペ案!前川さんの案がまた素晴ら
しい!教会建築としてのイメージや美しさとしてはやはり
丹下案の方がコンセプト勝ちなのも判りますが、建築として
の格好良さとしては前川案も大胆です。他にも案はあった
だろうし、それは見てないから判りませんが、この2案の
どちらかを落とさなければいけない審査員は非常に悩んだ
事でしょう!
4.日本の建築美(桂離宮、伊勢神宮)
伊勢神宮と桂離宮が取り上げられてます。
ちょっと残念だったのは桂離宮が庭と建築を一緒に見せて
いる写真が少なかった事ですかね。
桂離宮

5.現代写真家による現代建築
こちらはもう完全に写真展。いや、建築も素晴らしいのです
が、写真表現の方が勝ってます。後、近代建築のインパクト
だったしなぁ、それと直接比べてしまうとやはり・・・。
3人の写真家さんが3つの建築をそれぞれ撮ったものが取り上
げられてました。それぞれに独自の目線での作品です。
畠山直哉(伊東豊雄、せんだいメディアテーク)
杉本博司(安藤忠雄、光の教会)
鈴木理策(青木淳、青森県立美術館)
やはり鈴木理策さんの写真は素晴らしい!
あの青森県立美術館を、こう、フォトジェニックに切り取る
とは!もうどこをどう見ても鈴木さんの写真になってます。

そう言えば、全く同じこの部屋で以前、鈴木さんの「桜」を
見たなぁ、と。鈴木さんの作品と庭園美術館はあっているの
かもしれないな、と。
あと、私はこの美術館に行った時は大抵、2周します。
1Fの展示をぐるり、その後1Fの内装装飾を見にぐるり。
2Fも同様に。その合間にあの階段を愛でる事も忘れずに。
もうね、ここ何が素晴らしいかって、全部なんですよ。
照明のガラス細工、天井の装飾、階段の手すり、窓など、は
結構言われてますが・・・知ってます?(何故か興奮気味)
2Fの居室、壁があるじゃないですか(まぁ、あるよな)、柱
があるじゃないですか(あるよなぁ)、柱と柱間の壁面には
壁紙が貼られいるわけですよ(まぁね)、その壁面の周りに
目地切りとして紐が回っているんですよ!あれ、知ってた?
もうね、この紐見切りに、毎回ウットリなんです。
※しかし、紐って何かコーティングしてないと劣化しそうだ
な、と言う事で手入れが大変そうだ、あ、この建物に住む人
は自分で手入れする事など考えなくて良いのだ!これは貧乏
人の考えか!と言う事まで毎回思ってしまうのですが
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