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わたし雪の日ひのき湯したわ

わたし ゆきのひ ひのきゆ したわ
えーっと、檜湯してません、すいません。

朝起きたら、ここは東京だよね?と言う雪景色。
こんな日は家でぬくぬくしてる、これが贅沢だ!氏と
せっかく雪なんだからどこか出かけて雪体験!殿が
わたしの頭の中で怠慢な態度で争ってました。

今日はきっと美術館が空いているぞ、と後押しされた
外出派殿の勝利のため国立近代美術館へ向かう。
そしたら今日(2月3日)は無料観覧日!やっぱり、
出かける物ですね。今日見たのは以下の3つ
「わたしいまめまいしたわ」
「近代日本の美術」
「工芸の力-21世紀の展望」(工芸館)
全てタダ、何度見ても無料。

開館30周年記念展 II 
工芸の力―21世紀の展望

12月14日から2月17日 月休
東京国立近代美術館 工芸館
Image884

まずはここからです。建物が素晴らしいです。建築フェチ
としてはこれだけ眺めていても充分なのですが・・・
今日の一番の目的、須田悦弘さんの作品探しをしにここに
来たのです。須田さんです!このブログで何度取り上げた
か、須田悦弘というカテゴリーを作ろうかと思っている位、
わたしが好きな作家さん。
今回は、一つ見つけたら残りも同じパターンの展示場所
だった為、どこにあるかなぁ、と言ういつもの作品探しの
醍醐味は少し少ない。展示されていたのは葉(枯葉)7点
と雑草1点、枝1点です。枝!枝!枝です。木彫りの枝!
もう、この枝に悶絶ですよ。須田さんのコメントがまた
とぼけていて楽しい。
Cont_520_1

他の作家さんも工芸と言う名の美術や工芸の技を使った
美術、美術の美しさをもった工芸な作品ばかり。
この前新宿高島屋画廊で見た北川宏人さんのテラコッタ
彫刻が沢山あって見応え有り。現代の若者の様相をした
男女。少し目つきが悪く、でも何故か魅力的な奴らです。
Cont_517_1

高見澤英子さんのガラス、中島晴美さんのうねうね陶器、
福本潮子さんの藍が素晴らしい藍染め、など魅力一杯。
思わずカタログを買ってしまった。

わたしいまめまいしたわ
現代美術にみる自己と他者

1月8日から3月9日 月休
東京国立近代美術館
Image885

まず、このタイトル、ある意味美術展っぽくなくて、
目を引きます。賛否は分かれそうですが何か違う感が
ある、そう言う予感はさせてくれます。
カタログやチラシ、ポスターが服部一成さんと言う
のも変に頭良い尖った感じではなく、良いですね。
Cont_602_2

ま、結果、全体としては少し無理矢理感もあり、散漫
な感じもありました。ただ、作品一個一個は魅力的で
ハズレ無し、な、かなり濃い展示になってます。
近代美術だけでなく現代美術がかなり多めに展示され
ていたのも私みたいな現代美術好きにはたまらない。

始めの岸田劉生さん、藤田嗣治さん、植田正治さん、
浜口陽三さん等の自画像やドローイング。
河原温さんの電報、高松次郎さんの言葉の作品、ビル
・ヴィオラさんの映像、宮島達男さんのLED、舟越桂
さんの彫刻等かゆい所をかいてくれる様な選定。
村上友晴さんの赤から黒への移り変わり、山中信夫
さんのピンホール・ルーム、草間彌生さんはやはり
目立つ。

Cont_550_2 Cont_552_1 Cont_551_1

日高理恵子さんの樹も目にするのは何度か目ですが
なんか好きなんですよね。
斎藤真一さんの屏風絵(?)にとても惹かれました。
牛腸茂雄「SELF AND OTHERS」全60点はかなり
見応え有り。
高嶺格さんの名作「God Bless America」を再び見る
事が出来たのはかなり良かった。あれは凄い映像です。
あれだけ見ても元が取れるのじゃないか?って位。
(まぁ、私は無料で入れたので元も何もないですが)

ま、沢山作品があって、先ほど散漫とは言いましたが
詰め込み感は感じませんでした。今日が雪で空いてい
たのもあったのですが、結構しっかりと見る事の出来
る展示でしたね(でも、あれ混んでる時に行ったら、
また違っていたかもなあ、感想が)
無料なのに空いてたので会場を2回廻る結果に。
気になる作品が多くて一つ一つに突っ込みを入れられ
ない感想となってしまいました・・・。

所蔵作品展「近代日本の美術」
前期:2008年1月2日から2月17日 月休
後期:2月19日から3月20日 月休
東京国立近代美術館
こちらは近代美術館の名に相応しい展示。私のような
近代美術に疎い者でも「あ、これ見た事ある「「あ、
これ良いな」みたいな作品が山積みなので、こちらも
忘れずに、ですね。ちなみに階の上下は階段を使うの
が良いです。この建物の階段エリアとてもカッコいい。

岸田劉生さん、高村光太郎さんなどの教科書常連作品。
Cont_567_2
佐伯祐三さん、河原温さん、藤田嗣治さんと近代美術
館ならではの作品達。
伊東深水さんの屏風をうちに飾りたい!
小茂田春樹さんの「虫魚画巻」はガラスケース壊して
持って帰りたくなります(勿論しちゃいけません)。
写真コーナーの大辻清司さんの写真がタイトルを見な
がらいくと、なかなかツボにはまります。
加山又造さんの千羽鶴の屏風はさすがに家には飾れな
いので断念しましょう。
ゲルハルト・リヒターの写真もあるし、高松次郎さん
の「影」!これは何度見ても良いです。
パブリックスペースにあるジュリアン・オピーの常設
作品とその近くにあるアントニー・ゴームリーの彫刻
もチェック。

雪の日、出かけるのも良いですね。

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コメント

こんばんは。工芸館の須田さんは今回もまた見事でしたね。
目立たない場所にひっそりと置かれているのに、一度見つけると、展示の主役になってしまうのがまた凄いなと思います。
北川さんのテラコッタにも惹かれました。新宿の個展を見逃したのが悔やまれます。

>わたしいまめまいしたわ

タイトルからして頭が痛くなりそうですが、まずは余計な先入観を抜きで楽しんできたいです!(展示は至極真っ当とも聞きますので…。)

投稿: はろるど | 2008/02/04 00:51

やっぱり須田さんは最高です!の思い強くしました。
工芸と美術の間の溝をなんとかしたいな、という須田
さんの言葉が結構染みました。
北川さんの新宿の個展も良かったです。工芸館で注目
を浴びる人になるとは思ってもみませんでしたが。

タイトル、ある意味、美術界から離れているのがまた
良いのじゃないでしょうか?その位抜けてるものが
あっても(賛否ありますがね、私もこのタイトル見た時
顔しかめました、でもその分注目浴びたということで)
いいのではないかと思ってます。展示は結構良かった
ですよ~(私は満足しました!)。

投稿: KIN | 2008/02/04 01:02

KINさん、素晴らしいセンスですね(ひのきゆ)。
須田さんの木彫りの枝、あれは傑作でした。
「めまい」展はビデオとか飛ばして見たので、もう1回行って悩んでこようかなーと思います。

投稿: ogawama | 2008/02/04 23:39

ogawamaさん
ありがとうございます(ゆきのひ)。褒められてしまった!
これで本当にヒノキ湯したら(温泉の素でも)良かったの
ですが・・・そこまでの根性(?)はありませんでした。
木彫りで枝を彫るかぁ!素晴らしいですね、あれは。
「めまい」私はもう何も考えずに作品を楽しむだけに
徹しました。

投稿: KIN | 2008/02/05 19:52

あ〜枝!もう、ラヴ枝!でしたね、私は。
こないだはあまりじっくり見られなかったので、3月の無料観覧日にもう一度行きたいです
所蔵品は3階で時間切れだったので、ちゃんと現代までくだってきたいです。

投稿: marco | 2008/02/06 15:08

もう、枝!ですよ(須田さん知らない人にはこれだけ読んでも
なんで枝、枝、言ってるか解らないでしょうねぇ)。
庭に落ちている枝と入れ替えてもきっと作家本人以外には
ばれないのではにか、と、不埒な事考えそうです。
無料観覧日、雪が降るときっと空いてますよ!
あれは、混んでるとゆっくり見る事できずイラつきそうです。
所蔵品も見応えありです。

投稿: KIN | 2008/02/06 15:19

枝、えだ、えだあーーー?!(確かにおかしな反応だわ)
行けるかどうか微妙だったので他の方のレビューは焦点ボヤかして読んできたのですが(いつもそればっかり)…またもやワタシのハートに火をつけましたね、KINさん。サントリーホールのブルーローズがいまいちだった私には垂涎のネタです。それもこれも、この絶妙の回文タイトルのせいだっ。仕事帰りに駆け込みます。

投稿: バウム | 2008/02/12 06:19

枝ですよ。木で枝彫るナンて!、何者だ!です。
もうまさに須田さん!って感じで大好きです。

しかし、回文って意外に難しいです!

投稿: KIN | 2008/02/12 11:09

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