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神楽坂とか銀座とか、共通項は無いのだが~西尾康之、宮川 ひかる、西野正将、杉本博司、堀川 真希、蜷川実花

性別も年齢も経歴も作品のタイプも全然違う人達の名前。
唯一の共通項は私のここに引っかかった物、を作った人達。

そんな含めて今やっている気になるアート展もついでに整理。
気になるメモ(アート編)1117

で、銀座のギャラリー、神楽坂のギャラリーで見たもの。

<神楽坂編>
西尾康之「優麗」
山本現代 10/28から12/2
Nishio_photo
西尾さんが考える現代の幽霊。この幽霊たちには足がある。
まぁ、昔の幽霊には足があったと言うからそれは変わった
事ではないのかも知れないが。この幽霊たちは現代風の
コギャルな服装をしていたり、綺麗(モノクロだから判ら
ないが、きっとそう)な着物を着ていたりする所が全く
恨めしくは無い。ただし、顔つきが恨めしかったり、顔が
無かったり、宙に浮いていたりする。特に子供の幽霊は
怖かったなぁ。凄く残る絵たちでした。なんでだかは不明。
他にも立体物が幾つか。いかにも西尾さんらしい作風。
あと、双六は是非にやりたいです。

宮川 ひかる 展「トリップ・ オブ・ヒカル」
高橋コレクション 10/28から11/25
Miyakawa_comingtop_img
いやー、こんなに面白い人がいたなんて知らなかった。
日本発の個展だそうだ(海外での個展やパフォーマンスは
結構やってるみたいです)。
ギャラリーに入るとなんか嗅いだ事のあるような匂いが。
タバコの吸殻の匂いでした。タバコとマッチと灰で作った
曼荼羅がど真ん中に、どん、と置いてあります。
入り口には刺繍の本。実際にメーカー名が記されてます。
笑ったのは一番奥の壁に付いていた小さな物。初めはそれ
が何かは判らなかった。入り口付近に戻った時にその作品
のタイトルを見て「ああ、そうか!」とほくそえむ。
他にも自分の体に刺青(写真がそれ、凄く痛々しい!)を
するなどの作品もあった。
この方、ルイ・ヴィトンのパリの本店の前でヴィトンの
マークの入ったバッグを紙で作り、 正規の値段で路上
販売すると言ったパフォーマンスをやったらしい。
すぐに警察に捕まったらしいけど、笑。
他にも幾つかの花からひとつ選んで 毎日その花を書いた
ら、その花だけが長生きしたという事もやったらしい。
(ユングの論理に基づいていると言う)
うーん、凄く面白い人だ。

Doubt 西野正将
Yuka Sasahara Gallery 10/28から12/2
Nishi
入って正面にある大きな三枚組みの絵。
良く知ったキャラクターが現代にいたら言いそうな言葉を
吐いている。キャラクターはあちこちが塗りつぶされて
いるが誰でもすぐ判るようになっている。
ビデオ作品はなんでもない日常、その一部を目線を変えて
描いている。良く判らないけど、なんか気になるって感じ。
横浜美術館でやっている「アイドル!」展にも作品を出し
ているようです。

<銀座編>
杉本博司「本歌取り」
ギャラリー小柳 11/8から2007/1/27
3c8d170
本歌取りという言葉は知っていたが、杉本さんの作品が
それをどう表現するのかが知りたくて見に行った。
写真作品と立体作品があった。
写真作品は安藤忠雄設計のピュリツァー美術館に置いて
あるリチャード・セラの彫刻を撮ったもの。
杉本さんお得意(?)のぼやけた写真である。でも形は
しっかり判る。でも・・・これがなんで本歌取りなのか
は判らなかった。会場にあった杉本さんの文章を見ても
良く判らなかったなぁ。ある意味写真と言う物は須らく
撮られる元があるのだから全て本歌取りなんではないか?
と思ってしまうが。
(本歌取り:古歌等を基にしてそれを元に新しい短歌を
作り上げること。パクリとは違って、アレンジと言うか、
リメイクと言うか・・・独自の解釈を持って作り上げる
ものである。オマージュを捧げる様なもの?)
立体作品はこれまた杉本さんお得意の3次関数を立体化
したもの。クリスタルの土台の上に磨かれた金物が螺旋
を描いたり、美しすぎる円錐の塔となり天井へ向かう。
一つの立体作品は天井にかなり近い所まであった。
天井の高さを知らないと、この作品は部屋に入らなかっ
ただろうなぁ、と余計な心配をする。このギャラリーの
内装設計を杉本さんがやった(ある意味これも本歌取り
ですか?違うか)と言う事をそこで思い出し本当に余計
な心配だったと言う事を思う自分の嗜好のプロセスが
何故か楽しかった。

堀川 真希 展
ギャラリー現 11/13から11/18
Gen
これはアートではないかもしれない。まぁ、そもそも
ギャラリーにあるからといってアートである必要はない。
ただ、素材として素晴らしく「芸術」な物ではあった。
染めた糸が幾重にも重なり合って面が出来上がる。
近くで見るとそれは細かったり太かったり、色も違う。
特に細い糸の表現力が凄く美しい。遠くから見ると、
それは模様のようであり、色の変化のようであり、
工芸の表現のようでもある。色鮮やかな物も素敵なの
だが、淀んだ色のほうが近くで見たときの変化との
差異があり、この濁りは細かい変化の積み重ねだと
言うのが良く判る。作家さんが作る一つ一つの素材に
やられた、と言う感じでした。

蜷川実花展
TKG Editions 11/14から11/25
永遠の花の書籍と下の二つの展覧会との連動でこちらの
ショップにも蜷川実花さんのパネル展示があった。
永遠の花からの作品は無く以前の写真作品だが。
この人の撮る物の色の美しさはなんでしょうね?
トーキョーワンダーサイト渋谷の「永遠の花 1」
TOMIO KOYAMA GALLERY「永遠の花 2」

ここには『Yoshitomo Nara+graf A to Z』のカタログを
買いに来ました。一般書店では11/18から発売のようです。
061117_1808
ちょっと高かったけど、行けなかった悔しさで買って
しまいました。ホンマタカシさんが撮影のようです。

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