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隙間の美学~三つの個展 伊藤存×今村源×須田悦弘

余裕無いぜ、と言いながら仕事で大阪へ。
しかし、これは逃せない!という物に行く機会はここしかない!
と言う事で行ってきました、のが大阪の国立国際美術館
やっている「三つの個展 伊藤存×今村源×須田悦弘」。
060912_121400

仕事合間の飯の時間1時間を使って、でしたので鑑賞時間は
ある、と言うわけではなかったのですが平日昼と言う事もあり
空いていたので一通り見る事が出来ました。

もちろん目当ては大ファンの須田悦弘さんの作品。
この人の木彫りの作品を見たい!もうそれが一番。
何度見ても、いつ見ても感動する須田さんの作品は機会あらば
見たいです。
たぶん、須田さんが出てなかったら(他の二方には申し訳ない
ですが)行ってなかったと思う、この展覧会。

伊藤存さんも初回の横浜トリエンナーレやワタリウムの個展に
も行っているので見たい作家さんの一人です。
今村源さんは資生堂ギャラリーなどで見てはいたものの、
どうも私的に今までピンと来なかった人でした。

ところが、見に行ったところ今村さんの作品が物凄くツボに嵌る
のですわ。ホント、これまた。須田さんの作品はやはり素晴らし
かったんですが、今村さんの作品がこんなにワクワクするもの
だったなんて、今回始めて知りました。
(今村さんファンの人にとっては何を今更、でしょうね。でも、
ほんと今までは見えなかったのですよ、今村作品の何かが)
逆に伊藤さんの作品はほとんどが刺繍物だったということもあり
新しい発見は少なく、今村さんショックの後だったこともあり、
一番印象が薄いものでした。

200607060720187web

三つの個展の感想をそれぞれ。
頭が最近働いていないのでなんか脳内垂れ流し。

 

「三つの個展 伊藤存×今村源×須田悦弘」
国立国際美術館 6月27日から9月18日

<須田悦弘>
須田さんの作品は細い通路が3本ありそれぞれの奥に
バラ、泰山木、葛がある。細い路地を通っていくような感覚の
行き着くところにそれらはあった。戻る時も何度も振り返る。
そして床下のコンセントボックスにひっそりとある雑草。
うずくまる様にして覗き込む。
須田さんの作品は覗き込むとか隙間とか、抜けていくとか、
そう言う行為の後に体感できる物が多い。
本人が「隙間が好きなんです」と言ってましたが、なんかそれを
聞いて隙間好きな私が須田さんの作品に惹かれる訳が判った
気がしますよ。
Work_suda_2

そして睡蓮。この空間に入ると頭上に(人工だが)天窓があり、
その天窓と同じ大きさの水面が足元に。まぁ、正確に言うと水面
を模した黒い面、なんですがね。そしてそこに浮かぶ睡蓮。
水面の周りをぐるぐる廻る、1箇所に絞り込んで座り込む、眺め、
顔を近づけ、離れて。堪能です。
Hajime_ph

後は、いつもの須田さん的展示会場を離れたひっそり展示な、
別フロアの柱にあるチューリップ。
・・・って今回は正直ひっそりどころか、かなりこれ目立って
ましたね。会場で貰った作品のリストにも堂々と書いてあったし。
会場の人に他にないですか?って聞いてしまいました。
いつもの探し回る、楽しみは少なかった。

<今村源>
穴だらけのヤカン。どこかにたどり着きそうなのにどこにも
たどり着けない階段と踊り場。羽根が無いのに一生懸命回って
いる扇風機。覗かれる覗き穴。
期待させながら裏切る、そして期待させなくして置きながら、
何かを発見させる。物凄くくすぐる物ばかり。
凄く意味を解き明かしたくなるんだけど、実際には深い意味も
なく。意味が無いように見えるんだけど、何か考えさせる。
Ima

シンクが一つあり、何気なしに覗き込んで前を通り過ぎる。
中からは水の流れるような音がしていた。しばらく会場を歩き
回ると、壁の近くで回るレコードプレーヤー。まわっているの
はMilesDavisのレコードである。好きなアルバムだったので
覗き込む。プレーヤーの後ろの壁には穴が空いていてそこには
ビニールホースが。「?」と思いそのビニールホースが行き
そうな所を辿っていったら、さっきのシンクへ。シンクの置く
に向かって耳を澄ますとそこではくぐもった音でMilesが音楽
を奏でていた。くぐもったBITCH'S BREW。

ただ、ここで深い!と思ったらそれはそれでまた裏切られる。
深くも無い、浅くも無い、見る人の勝手だよ。と言われた気が
する。突き放されているのか取り込まれているのかも判らない。

<伊藤存>
刺繍で絵を描く、その手法を始めてみたときは凄くショックを
受けた。刺繍と言うありふれた手法。刺繍で絵を書く人だって
いる世の中には多い。でも、何かそんなありふれた中に何か、
自分の既成概念でないものがあった。なにか自分の知らない
事を見せてくれる、そんなイメージだった。
Koten3

ただ、今回はもう見慣れてしまった刺繍の絵に何か新しい物
を見いだせなかったのはなんでなんだろう?
アニメもハーフミラーを使った手法は面白かったが、どうも、
自分の中で消化できずただ眺めているだけだった。
少し興味を引いたのは千切られた様なペーパークラフト。
うーん・・・。

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コメント

こんにちは。“脳内垂れ流し”も臨場感があっていいなー。堪能させていただきました。

今井さんのは展示室の使い方が良かったですかねえ。だだっ広いところに作品がぽんぽんあるんだけど、それぞれがあっけらかんと独立している半面で、妙な一体感もあったりして。「運ぶ人」みたいにその場で楽しめる作品もあれば「外の場所」のように後からジワジワ染みてくる作品も好きでした。

投稿: バウム | 2006/09/20 10:04

どーもです。ご返事遅くなりました。
なんでだろう?とにかく今井さんの作品が
私を喜ばしてくれたのは間違いないんです。
うーん、なんでだろう?そんな理由を考える
のも馬鹿馬鹿しくて、無粋なのかもしれない
けど。

投稿: KIN | 2006/09/25 16:22

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