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ことだま~セプテンバー・ソングス(9月のクルト・ヴァイル)

ちょっとかなり前の映画(?)について
セプテンバー・ソングス~9月のクルト・ヴァイル
と言う映画。UPLINKが配給していたかな?

クルトヴァイルと言う作曲家の曲をハル・ウィルナーと言う
プロデューサーが色んなミュージシャンを集めて演奏させて
映像化したトリビュートものです。

 

まずはクルト・ヴァイルとは?
クルト・ヴァイル(クルト・ワイル)は1920年頃に活躍したドイツ
の作曲家。詩人ブレヒトと組んで作った戯曲などが有名。
三文オペラ」はその中でも特に有名ですね。

で、まずハル・ウィルナーが80年代にトリビュートアルバムの
企画を色々と立てましたとさ。
第一弾はニーノ・ロータ。
第二段がセロニアス・モンク。ここで私は食いついた。
このモンクのトリビュートアルバムの出来が良かったのですよ。
そしてその第三弾として出したのが
クルト・ワイルの世界~星空に迷い込んだ男
Kw
1.イントロダクション~マハゴニー・ゾングスピール(スティーヴ・ワイスバーグ)
2.マック・ザ・ナイフ(スティング,ドミニク,マルドゥニー)
3.キャノン・ソング(ザ・フォウラー・ブラザーズ)
4.兵士の妻は何をもらった(マリアンヌ・フェイスフル,クリス・スペディング)
5.ジョニー・ジョンソン・メドレー(ヴァン・ダイク・パークス)
6.ザ・グレイト・ホール・フロム・シルバー・レイク(ヘンリー・スレッドギル)
7.アラバマ・ソング(ラルフ・ジュケット,リチャード・バドラー)
8.ユーカリ・タンゴ(ザ・アーマディロ・ストリング・カルテット)
9.神の小さき僕(しもべ)(ジョン・ゾーン)
10.ジョニーズ・スピーチ(ヴァン・ダイク・パークス)
11.セプテンバー・ソング(ルー・リード)
12.ロスト・イン・ザ・スターズ(カーラ・ブレイ,フィル・ウッズ)
13.人は何で生きる?(トム・ウェイツ)
14.ミートボール・ソング(エリオット・シャープ)
15.スラバヤ・ジョニー(ダグマー・クラウス)
16.ハリケーン(マーク・ビンガム,ジョニー・アダムス,アーロン・ネヴィル)
17.オー・ヘヴンリー・サルヴェイション(同)
18.墓穴からの叫び(トッド・ラングレン,ゲイリー・ウィンド)
19.スピーク・ロウ(チャリー・ヘイデン,シャロン・フリーマン)
20.イン・ノー・マンズ・ランド(ヴァン・ダイク・パークス)


モンクの流れで私はこちらにも触手を伸ばしました。
そこでクルト・ヴァイルと言う人を知る事になりました。
また、このアルバムに参加している人が
スティングマリアンヌ・フェイスフルルー・リード
チャリー・ヘイデンジョン・ゾーントム・ウェイツ
ヴァン・ダイク・パークス等々
とても魅力的だったのですよ。

そしてそれから10年後、そんなアルバムの存在も忘れた
頃に飛び込んで来たのがこの
「セプテンバー・ソングス~9月のクルト・ヴァイル」
の話だった。

上記の「クルト・ワイルの世界~星空に迷い込んだ男」を元
としてミュージシャンを一新それを映像化する、と言う物。
そして、そのサウンドトラックとしてのCD出ております。
それがこちら
セプテンバー・ソングス~9月のクルト・ヴァイル
Ss
1.マック・ザ・ナイフ(ニック・ケイヴ)
2.バラッド・オブ・ザ・ソルジャーズ・ワイフ(PJ.ハーヴェイ)
3.アラバマ・ソング(デヴィッド・ヨハンセン,エレン・シップレイ&ボブ・ドロウ)
4.ユーカリ・タンゴ(テレサ・ストラータス)
5.ロスト・イン・ザ・スターズ(エルヴィス・コステロ)
6.海賊ジェニー(ロッテ・レーニャ)
7.スピーク・ロウ(クルト・ヴァイル&チャーリー・ヘイデン)
8.ヘヴンリィ・サルヴェイション(ザ・パースエイジョンズ)
9.ロンリー・ハウス(ベティ・カーター)
10.スラバヤ・ジョニー(テレサ・ストラータス)
11.我が身を恐れるな(メアリー・マーガレット・オハラ)
12.セプテンバー・ソング(ルー・リード)
13.マック・ザ・ナイフ(ベルトルト・ブレヒト)
14.人が元気に生きる秘密のバラード(ウィリアム・S.バロウズ)


前のアルバムにもこのアルバム(映像)にも両方とも参加して
いるのはルー・リードのみ。それ以外のメンバーは一新。
こちらのメンバーもかなり素晴らしいです。

そしてその音楽に併せて流れる映像も素晴らしかった。
私は今は無き六本木のシネ・ヴィヴァンで見ました。
数年後のリバイバル上映で渋谷のシネ・アミューズでも見た。

基本は演奏しているミュージシャンが映像に出ています。
セットはどこかの工場のような場所に作られたセット。
セットは各曲の歌詞をそれぞれモチーフに作られている。

映像の中の工場で歌うアーティストがまた痺れる人たち。

いきなりニック・ケイヴの暑苦しさが痺れる位カッコイイ。
PJ.ハーヴェイが壊れた感じで中性的ながらも色っぽく。
DoorsやDavidBowieのカバーで有名なアラバマソングでは
元N.Y.Dollsのデヴィッド・ヨハンセンが酔いどれている
このセットでトラックの上で演奏(+酔いどれ)している3人の
背景は景色の書かれている横に回るロールスクリーンが
延々と回っていると言うもので、ローテクが楽しい。
エルヴィス・コステロブロドスキー・カルテットと組む。
テレサ・ストラータスは見ている者が悶える位悶えている。
ルー・リードは前のアルバムと同じ曲を演奏しているが
全然違うアレンジで。

ブレヒトやその他の人の詩の世界がセットを作ってはいるの
だが、その世界と曲が溶け込む魅力。ただの大量生産と
なってしまった曲には無い、確固たる曲のメロディの音楽の
魅力を認識できるそう言う映画だったと思う。

UPLINKさん、DVD出してください。

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コメント

DVD出してください。同感です。

投稿: まる。 | 2006/12/04 05:10

そうなんです。
あんな名作埋もれさせておくなんて。

投稿: KIN | 2006/12/04 09:14

今頃書かせて頂きます。私もずーっとDVDになっていないか探しています。もう一度見たい!お願いだから再上映でもいいからやってほしいです。

投稿: miwa | 2007/07/03 11:38

miwaさま、はじめましてコメントありがとうございます。
DVD出てないようですねぇ。需要が少ないのかなぁ・・・。
映画館で見るにも、UPLINKさんの所でもやっていない
ようだし・・・。
ああ、やっぱり需要が少ないのかなぁ・・・。

投稿: KIN | 2007/07/04 01:32

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