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こころ~好きなもの、須田悦弘

以前、好きなもの、忘れられないもの、に関してずらっと書き
並べた事がある。
「もの」
一度見て心を惹かれて、残っているもの達。
アート作品であれば、その作家さんの作品の中で一番自分
の心の中に残っている具体的な作品を挙げた。
ただ、その中で具体的な作品でないものが一つあった。

須田悦弘の作品

である。

須田悦弘さんの作品・・・

この前の資生堂の展覧会を見て、また周囲の反応などを見て
須田さんの作品についてちょっと考えてみた。

何回かこのブログでも書いたように須田さんは木彫りの彫刻家。
本物そっくりの花や草をを彫る。
そしてその設置方法がまた特徴的なのだ。
あまり「展示」と言う形は取らず、窓枠や床の目地、壁のひび
からひっそりと生えている木彫りの彫刻。

Hana

主張せず、ひっそりと。時にはキャプションも無く、見つけら
れなければそれで良い、と開き直ったように存在する。
そしてそれを探し見つけることが一番の楽しみなのである。

Zasso 

実はその須田さんの作品で私が一番気になっている物がある。
ただ、私はその作品を実際に見たわけではない。

初めて須田さんと言う作家を気にしたのが以下の写真である。

Butuzou

もちろんこの仏像が須田さんの作品ではない。
仏像の台座にある一厘の椿がそれである。
もちろんこれは須田さんの展覧会ではない。
仏像を見せる展覧会。その魅せ方にアクセントをつけているだけ
である。(この展覧会は多分、これ>「拈華微笑」だと思う)
私はこの展覧会を実際には見に行っていない。
この写真を雑誌で見ただけである。
しかし、この写真を見ただけでとても惹かれてしまった。

初めは一体何が作品なのか判らず、しかし、それを判った時は、
物凄い衝撃を受けたものであった。
何が?と言っても答えは無いんだけど。
主張しない、それが日本的に見えたのか?
情緒?職人意識?存在感?
どれも違うような気もするし、どれも正しい気もする。
これは見ていかないと判らない。いつの間にか須田さんの作品
を追いかけるようになっていた・・・。

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コメント

仏像の作品の写真(あー、なんて言ったらいいんだ!)、なんだかゾクッとしました…いいですね。この展覧会の図録、探してみます。
KINさんがおっしゃるように須田さんの作品には主張しない心地よさがありますよね。説明的じゃないところがいいなあと思います。作品に気付いた瞬間に、その場所の空気が特別に思えてくる…これが気持ちいいんですよねえ。

投稿: バウムクウヘン | 2006/03/30 19:36

そう、あの仏像の写真をはじめて見た時に、
なんだ!これ?と思ったんですよ。

仏像じゃなくてこの花が作品?

歴史ある仏像と並べるなんて絶対的に自分の
作品を信じていないと出来ないよね。

投稿: KIN | 2006/03/31 14:21

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