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先:杉本博司 時間の終わり展

昨日も築地でカキフライ
市場の場内「八千代」に行って来ました。
ここ名物のエビフライ+カキフライ。もうここのフライはフライKING
です。両脇の行列の出来る寿司屋を横目に、ここも数人が待っている
八千代へ。ご飯にはカレー掛け。美味いね。
05-12-15_12-32

しかし、この年の瀬、場外なんかは既に並んでいるお節の
材料や新巻鮭などで人の賑わいが凄い。

さて、このままグルメブログになるのかと、いや、そうでなく。
先週行った杉本博司展の感想でもさらっと書いてみます。

 

杉本博司:時間の終わり展 森美術館
に行って来ました。

杉本博司さんと言うのは写真家・・・と言うよりも主に写真と言う
技術を使って表現するアーティストとでも言った方が良いのかな。
多分、(私は写真に詳しくないですが)一般的に言う所の写真家
の写真と何か違う、そんな気がします。

アイデア屋さんなんですかね。それを表現するのがたまたま写真と
言う技術なだけであって。そんな気がします。
とてもコンセプチュアルな作品が多いと思いますね。

で、今回の「時間の終わり展」も各展示部屋、もしくは展覧会全体
が杉本さんの作品のようであって、写真そのもの、と言うよりも、
写真作品を使った空間構成やコンセプトを見せる、そんな感じ。
私のように空間構成好きな人にはとても楽しめる物でした。
写真を勉強している人には、写真そのものを見せると言う点では
ちょっと違う、と感じるのかもしれない。まぁ、でも、こういう
見せ方もある、と言うバリエーションの一つとしてはありでしょう。

さて、杉本さんの作品
デュシャン大ガラスにイメージを受けてそれを写真と空間構成
で見せる機械部品の写真シリーズ。
ジオラマと言う虚構を写真と言う2次元で遠近法を飛ばしてしまう、
ギミック×平面で何故か本物っぽく見えると言うジオラマシリーズ。
同じような考え方で蝋人形が本物に見えるシリーズ。
映画館のスクリーンに向かって上映時間中、露出を開けっ放しにし
て、つまり映画1本分丸々をフィルムに焼き付ける劇場シリーズ。
ミニマルアートを日本の伝統に映した観音さま。
(この見せ方も良かったなぁ。)
と、アイデアありきなのかもしれないけど、とてもその発想から
来る作品たちが見ていて楽しかったです。

圧巻はやはり海景シリーズでしょう。
sugimoto

壁に水平線が同じ高さに来るように展示された海と空の境目の写真。
撮る時間、撮る場所によって水の色、空の色が異なる。全く反転を
しているものさえある。それを背景として真ん中に何も美術のない
能舞台が納まっている。その部屋にはミニマルな、高音が流れてい
て心を落ち着かせてくれない。20分?30分?に一度の低音が、まだ
落ち着くほどである。あれはあの空間を見せたいんだな、と。

日本人の心の風景、松林図を写真で構築したものを背景に設置され
ている杉本さん唯一(?)の建築作品、護王神社の模型も楽しめる。
神社の建築がある直島には私は建築後に行った事がある。
ただ、まだ、その真髄である地下室にはその時は入れなかった。
神社の地下室の出入り口からは実際には直島の海を望む事が出来る。
模型ではそこに東京の夜景(おそらくはその向こうに海)が見えた。
ちなみに、建築作品は護王神社だけ(のはず、他にもあるかな?)
なんだけど前述の能舞台や今のギャラリー小柳の内装も杉本さんの
デザイン(施設内装は他にもあるはず)なので、結構立体物を最近
やっていて、既に写真家、とはもう単純に呼べないですね。

で、建築好きな私にとってはたまらない建築シリーズも見もの。
建築を焦点をぼかして撮影、そうすると建築の形が当然ぼやける。
詳細はわからなくなるが、優れた建築はそれでも本質の形は残る、
と言うもの。

期間中には能の講演やSKETCH SHOWのライブなどもあった、ある、
ようなんですが残念ながら見ることは出来なさそう。

杉本さんのアイデアは尽きる事があるのだろうか?

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