« 訃報 | トップページ | UAで思ふこと »

「GAUDIA シュヴァンクマイエル展」神奈川県立近代美術館

土曜日に葉山に行ってきた。神奈川県立近代美術館の別館
まで。ここは私の実家の近く。昔、車で走ったりした。

電車で鎌倉を過ぎて逗子まで行く。
途中に通り過ぎる北鎌倉の駅などがやたらと懐かしい。
やっぱり、ここら辺の景色とか好きだなぁ、としみじみ。
電車で1時間ちょいの距離なんだけど、気持ちは一人旅。

県立近代美術館からの帰り、バスで逗子駅まで向かうのだが
夕暮れ時で気持ち良かったので、バス停数駅分歩く事にした。
海からの湿った空気がまとわりつく。それが心地良い。
海が好きだと言うのもあるが、やはり育ってきた環境に近い
空気と言う郷愁もあるのかな。

海が見える、山が見える、空が見える。
東京でビルに囲まれた空とは何か違う。
浜辺には鳥たちの姿。海に夕日が沈んでいく。
05-10-22_16-52

水平線が平らだった事を思い出す。
太陽が丸い形をしていた事を思い出す。
夕日が赤い色をしていた事を思い出す。

そんな当たり前の事、でも忘れていた。
なんか、凄く気持ちよい。たまらなく気持ちよい。

自分の中にこびり付いたストレスやしがらみ、そんな角質
みたいな物が少し落ちていった気がする。

さて、そんな良い気分の葉山で見たもの

 

GAUDIA 造形と映像の魔術師 シュヴァンクマイエル展
幻想の古都プラハから

日本で知られている人形アニメーション作家と言う扱いではなく、
シュールレアリストのヤン・シュヴァンクマイエルの展覧会。
今まで撮影した映画の材料だけではなく、絵画などもある。
悦楽共犯者」の自慰マシーンがあったのがなんと言っても
素晴らしい。他にも「アリス」や「ファウスト」の映画のセット
なんかもあり、シャヴァンクマイエル好きにはたまらない展覧会
になってました。同時にヤン・シュヴァンクマイエル作品の上映
会などもやっていたがこちらは時間都合で見ず、でした。

さて、この展示会を見て、一番に思うのがヤンさんの展覧会で
あり、作品展なにも関わらず、あちらこちらに出てくる、画家で
あり奥さんであるエヴァさんの存在。
ほとんど二人で作りあげた作品群なのだ。

そして、展覧会後、家に戻ってから知る事実。
奥さんのエヴァ・シュヴァンクマイエロヴァーが亡くなられた。
私が展覧会を見に行った22日の2日前の20日の事。

知らなかった・・・。ほんとに残念な事です。
今後のヤンさんの作品作りにも影響は大きいと思います。

さーて、展覧会を一通り見終わって県立博物館別館の中庭
から海を見る。
05-10-22_16-22

ここはずっと前から来たくて仕方が無かった場所である。
この建物が完成してから色々な記事などで話を聞いて、その
建築と環境との素晴らしさを想像して、ずっと焦がれていた。
ほんとに素晴らしい場所。
05-10-22_15-37 05-10-22_15-38

逗子駅からバスで約20分。不便といっても良い場所。
だからこそ得られたこの環境。

そんな不便な場所、さらに展示はマニアックと言っても良い
ような内容である。なのに結構人が居ましたね。こんなに居る
とは思わなかった。カップルが多かったし、後は女性が2人で
来ていると言うグループが意外に多かった。
男独りは私以外には2人位だったかな。

ヤン・シュワンクマイエルの世界。グロテスクであり、
エロティックであり、繊細で壊れてしまいそうな世界。
そして、素晴らしい葉山の海。両方を堪能した日。

帰りに鎌倉寄りました。久しぶりの小町通り。
レトロなアンティーク喫茶で有名なミルクホール寄って
レモンスカッシュを頼む。文庫本読みながらしばし一服。
05-10-22_17-41  05-10-22_17-42

他にも漬物や押寿司などを買い込む。逗子駅ではしらす
や湯葉を買い込んだ。食料買い出し紀行ですか?
でも、逗子駅前の魚屋さんが、ねぇ、良い感じで。
05-10-22_17-16

|

« 訃報 | トップページ | UAで思ふこと »

コメント

湘南の雰囲気とか、色んなものが伝わりすごく素敵な日記ですね。
「悦楽共犯者」大昔に見たけど、この自慰マシーンって良く覚えてない。「時計仕掛けのオレンジ」のルドヴィコ療法の機械みたいなの??菌兄の日記を読んだら、また見たくなりました。

以前湘南のサイトを作るお仕事をしたので、湘南の風景ってとても目に浮かびます。菌兄も松本大洋に出てくる少年たちのように、あの辺で青春してたのよね。湘南の都会風なところと鄙びたところのバランスがなんとも好きです。

丁度昨日自転車に乗って田舎道を走りながら、周囲180度が
全部畑で、遠くに羊と風車が見えて、なんとも贅沢な気分になりました。イギリスの観光名所も好きだけど、日本に帰って一番懐かしくなるのはもしかして何もない場所なのかもしれないなあと思った。

投稿: shibako | 2005/10/25 03:20

やっぱり海が好きで、それは海の近くで育ったからかも
しれないけど、さらにそれに出身地と言うものが重なっ
てね、なんか、あの地域大好きなのよ。
って言うか、神奈川の人って神奈川の事が大好き割合が
高いって言う事を聞くけどホントにそう思っちゃうな。

自慰マシーン・・・普段はテレビとして使われているの
ですよ。ところが画面に女性が映ると・・・。
テレビの両脇についている4本の腕が抱き締めてくれて
さらに・・・もう一本の腕が・・・あー、こんな所で
これ以上言えない!恥ずかしい、笑。

投稿: KIN | 2005/10/26 11:55

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/38654/6548267

この記事へのトラックバック一覧です: 「GAUDIA シュヴァンクマイエル展」神奈川県立近代美術館:

« 訃報 | トップページ | UAで思ふこと »