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「イ・ブル展 -S2-」 SCAI THE BATHHOUSE

日暮里の駅、南口の改札を出る。
小雨が降っている。傘を持ってきていない。
以前はちょっと位の雨なら傘を差さない派であった。
小雨であれば、その程度なら、濡れる事は構わない。
いや、敢えて好きだと言っても良かった。
そして傘をさすことが嫌いだった。小雨は好きだった。
ところが社会人になり、スーツなどを着る様になると濡れる
わけにはいかなくなって来る。傘をさす様になってくる。

まぁ、今日は良いか。傘も無いことだし濡れていこうか。

階段を登る。私の好きな谷中霊園の真ん中を抜けていく路。
路の両脇には大きな木が覆いかぶさる様にして存在する。
雨を避けてくれる。

そして、いつもの過去銭湯であったその場所へ。
SCAI THE BATHHOUSEは都内でも好きなギャラリーの
一つである。いや、時と場合にもよってズレは出てくるかも
しれないが、一番好きなギャラリーと言ってしまっても良い
かもしれない。

ここでイ・ブル展を見る。

イ・ブル展 -S2-

雨の中のSCAI THE BATHHOUSE
暖簾が出ている「営業中」。
lee

現代アート好きには名前は凄く有名な韓国のアーティスト、
イ・ブルさん。
ちょこちょこ雑誌などで作品を見て気になっていたがちゃんと
見たことは無かった。2003年の個展に行きたくて、でも行けず
悔しいまま、今日に至る。
サイボーグやモンスターをイメージさせるサイバーで有機的な
デザインの作品が多い。なんか男性的なデザインをフェミニン
な曲線で、完成で包みこむ、そんな感じ(と言っても判らない
ですよね?)。
lee1

今回の個展では元銭湯の独特な天井の高い空間に立体彫刻2体、
壁に平面作品が9か10点ほど展示されている。

立体はイ・ブルさん独特の何かの生物的な不思議な形。

でも、今回、目を引いたのは平面作品。
四角や丸い形状のプレート。単色のエナメル系で綺麗に塗装さ
れている。緑、黄色、茶等々いろんな色があるが。
その盤面に描かれている絵。近寄るとパール色に輝いているの
が判る。綺麗な白っぽいパールもあればマーブル模様のパール
もある。なんとインレイなのである。螺鈿ってやつですね。
貝の象嵌です。もう職人技ですよね。
描かれている物はなにか無機的な感じもする虫のような植物の
ようなもの。無機的でありながらも有機的な何か。
インレイの表現方法と相まってとても美しい。
前のサイボーグシリーズもそうだけど、少しアニメ的でもある。
ただ、今回のインレイの表現方法のおかげか、とても美しく、
工芸文化的でもある。これは、見ものでした。

最近のイ・ブルさんの作風は転換期だの新しい境地だのと言わ
れてますが、確かにイメージはそのままで、何処を取っても
イー・ブルさんの作風なんですが、何か少し違う気がする。
今までの作品をちゃんと見ていないので何が違うかはっきりと
言えないのが悔しいけど。

見終わって外に出たらかなり雨が降っていた。
諦めて濡れます。風邪ひかなきゃ良いけど。
ああ、そうか、体が弱くなってきているから傘をさすようにも
なってきたのかな?

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コメント

行ってきた。
行く前にココの記事をちゃんと読まないようにしていたので、イ・ブルさんはてっきり男の人だと思ってました。
上手くいえないけど、確かに男の人が好むような曲線を描いてる気がする。アニメっぽいってのも分かる。アジアの人間だから?
インレイっていうのか。美しかったねー。
最近、立体物が凄く好きなので(多分仕事の反動)、2体だけじゃなくて、もっと見たかった。

話は変わるけど、実はね~、私も傘をささない派。雨に濡れるのも好き。
だから天気予報とか見ない。自分で空を見て決める。多少の雨なら「うん。だいじょうぶ!(根拠はない。)」で、そのまま出発。
自分はこれで満足してるんだけど、周りの人間が「風邪ひく」だの、「危ない」(自転車)など煩いので、やめようかなとは思っているけど。。。。
でもやめないな。

投稿: さときち | 2005/10/30 15:24

俺もあの人の立体物を多くみたいな。
って言うか、あの人、平面物はあんまりやらないのでは
ないかな?そう意味では貴重かも。

雨はそうなんだよね。本人は気にしなくても周りが気に
するんだよね?風邪引くよ、とか。別にそれで風邪引い
ても本人はそれでも良いのだが。

しかし、やっぱりおいらは少し弱くなりました。
体も意思も(笑)。

投稿: KIN | 2005/10/31 18:37

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