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うるうる~愛・地球博 国際赤十字館

先にも書いたけど愛知万博外国館を色々と見て、一番心に残ったのが
国際赤十字・赤新月館だった。

ソファに寝転んで天井にある4面スクリーンに写る映像を見る、と言う物。
その映像内容がいかにも赤十字と言う内容である。
この「いかにも」と言う文字を書くと(私の場合は)大抵は批判的な意味
をあらわす物なのだが、今回は逆でございまする。

結構、戦争や津波の映像、苦しむ人々など悲観的な衝撃的な映像も
多いがまっすぐに世界中で起こっている苦しみが伝わってくる。
そして、赤十字の行っている活動の映像もあるが、全編がまっすぐに
素直なだけに、そんなに嫌味なく、みんなに「考えようよ!」と訴えて
くる。背景に流れる曲はミスターチルドレンの「タガタメ」。
かろうじて出来ることは 相変わらず 性懲りもなく
愛すこと以外にない


文字で読むと「いかにも」的だが、体験すれば自然に心に入ってくる。
思わずメッセージコーナーでメッセージを書いてしまいましたよ。
傷ついた人、津波、戦争などの映像はかなり強いもので、人によると
批判的な意見も出てくるものかもしれない。でも、それで良いと思う。
強いメッセージには批判も出てくると思うが、その分強く心に残る事も
出来る。知るのではなく、感じる展示。

たぶん、あれもしようこれもしよう、と深く考えることはなく、まずはこう
いう事が世界で起こっていて、それを心に留める、そこから始まるんだ
と思う。現実問題として、いきなり、全てを投げ出して、慈善事業を
始めよう!なんて事は、やはり、そうそうは出来ない。
心に留めておく。そして何かのきっかけで、少しずつでも行動出来れば。

まずはみんなの心に留めましょう。
まずは人のために涙を流してみよう。
まずはそこから、で良いと思う。

そしてそれから少しずつで良い、私の、皆の幸せを分けましょう。
実際の所、自分の幸せをいっぺんに人にあげることはなかなか出来
ない。でも、少しなら、出来るはず。
そしてその少しが何千、何万、何億と集まれば大きな事が出来る。

そんな事を考えた、そんな展示だった。

ちなみに環境と言うテーマにちゃんと取り組んでいるパビリオンとして
はフランスと韓国があるけれど、フランス館の映像の中にこう言う言葉
が出てきた。
サンテクジュペリの言葉らしいが
地球は親からもらった物ではなく、子供から借りたものである。
言い回しはちょっと違うかもしれないが、まぁ、こんな事を言っていた。
これも心に残った言葉だった。

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コメント

先日 私も行きました。映像が映し出され始めて程なくもう ウルウルしてきてしまいました。悲惨な映像は 今までも 何度となく テレビや新聞で見てきているのに あの空間で 次々と 見せられると グッと 心に響きますね。
私は メッセージを残したくとも 言葉にならないという感じで 書けないで でてきてしまいました。ウルウルしながら
後にするパビリオンは 他にはなかなかないんではないでしょうか。
これぞ 愛 地球博っていう感じでした。
こんなちっぽけな私に できることってなんだろうと
真剣に思いました。
私は 他の外国館はまだ見てなくて 比較的すいている(一時間待ちくらいの)企業館をいくつか見ましたが、
環境問題もそれほど 心に伝わってくるわけでもなく、
ふ~~ん こんな仕掛けがあるんだ くらいで
終わってしまいました。
赤十字館のあのシンプルな仕掛けで あんなに人の心に響かせることができると 考えた人も すごいなと思います。
全期間入場券を買ったので 何回も訪れて 今度こそ メッセージを残してきますね。

投稿: キキママ | 2005/06/04 11:17

コメントありがとうございます。
本当に、まっすぐなメッセージは変な小細工をしなく
ても(しない方が?)伝わるんだな、と思いました。
私は仕事柄、展示の手法や装置にどうしても目が行って
しまうのですが、このパビリオンはそんなもの関係なく
メッセージの内容に取り込まれてしまいました。

私は企業館はぜんぜん見てませんが、外国館も面白かった
ですよ。
全期間券を持ってるのでしたら、是非、色々と見ると、
いろんな発見があると思います。

投稿: KIN | 2005/06/06 16:53

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