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ぎざぎざ~塩田千春展 When Mind Become Form

4月29日
「塩田千春展 When Mind Become Form」
京都精華大学ギャラリーフロール


第一回目の横浜トリエンナーレの大きな泥のドレスで話題を呼んで
いた塩田千春さんの個展。会場は塩田さんの出身校京都精華大学。
PICT0002

中に入ってすぐに窓枠、窓枠、窓枠・・・
壊れかけた無数の窓枠が取り留めなく(でも計算されているんだろうが)
並んで、空間を構成している。
その奥にはベッドと空間を占め尽くす糸(部屋中に張り巡らされた巨大
で複雑なあやとりとお考え下さい)。
sioda1 <※別の展覧会の写真ですが
さらに別の空間の奥には窓をかすめたように映像が流れる。
張る巡らされた糸を通して映る恋人、家族、夫婦のKISSの画。
この人の作品は見た目は非常に退廃的である。
廃墟を思い出させる造型、色。とげとげしい形。
そして何故かその中に水をイメージさせる物があるのも興味深い。
壊れた窓枠の空間の奥にはタイル貼りの部屋(浴室をイメージ?)。
糸とベッドの部屋には手洗いの流し。その流しからは延々と、そして細々
と水が流れ続けている。
水は彼女にとって退廃からの救いなのか?
そう感じたくなるモチーフだった。
1Fの展示室にはその他に写真と映像があった。

そして2Fにはあの泥ドレスのインスタレーションがあった。
sioda2 <※これも別の展覧会の写真ですが
横浜トリエンナーレの様に大きなドレスとはいかないですが、およそ10着
位(?)の泥のドレスが部屋の真ん中にぐるっとめぐらしてある。
上部のシャワーからドレスに水がかかる。
しかし、ドレスの泥が洗い流される事は無いのである。
周囲に飛び散る水の匂い。

彼女の作品から、暗く灰色の空を思い浮かべてしまう。
でも、何故かずーっと見ていたい。

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