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Chega De Saudade~続・食料倉庫

私が食糧ビルに行ったのはもう、解体が決まっている時。
ここで行う個展としては最後の内藤礼さんの個展だった。
もっと、早く来るんだった、そう思った。
なんでもっと早く来なかったんだ、そう悔やんだ。
それだけ、魅力的な、自分の大好きな空間がそこにあった。

そして、それからしばらくして、食糧ビル最後のイベントが。
「エモーショナルサイト」:このビルを愛する人たちが企画し、
このビルを愛する人たちが作品を出し、このビルを愛する人
たちが見に来たイベントだった。

rice101(行列ができたイベント)

入り口にはずらっと並んだ人。
ビル内のあちこちの部屋に色々なアーティストが思うままに展示。

rice102(窓枠の桟がたまらない)

どちらにしろ取り壊すならもっと思い切った展示も出来るのではない
かな?とも思ったが、まぁ、それでも面白い展示が続く。
部屋の壁に思いつくまま落書きがしてあったり、地下室を全部使って
の展示だったり。

rice111(中庭が素晴らしい)

須田悦弘さんという人の作品が好きです。このイベントにも参加。
本物そっくりの木彫りの植物を建物のあちこちに展示している。
その人の作品は展示マップに記してあるのだが、一つだけ
シークレット展示で地図に記されていないと言う。
探す・・・が見つからない。思い余ってスタッフに聞く。
「この近くにありますよ。心の優しい方には見えるんじゃないかな?」
・・・見つからない。心優しくないもんなぁ、俺・・・。
そして、ふと、気付く。
ああ、有りました。募金箱の中の枯れ葉・・・これが須田さんの作品でした。

rice112(この景色も変わって行く)

そして・・・イベントは終わり、このビルは解体されていく。
もう、2年も前の事。今はどうなっているのだろうか。
跡地には新築のマンションが建つと言う話だったが。

rice114(屋上にある鳥居)

土地の持ち主にとって見れば新築のマンションの方が、
お金の入りは良いでしょう。
古いビルの場合、修理にかなりの金額がかかるし、事故
でもおきたら責任問題になる。
当時の金の入りはほぼ無いといって良いでしょう。
かなり赤字居たのでしょう。
よっぽど、お金に余裕が無ければ維持できませんね。

rice115(中庭まわりの回廊)

でも、それでも、なんとかならなかったのかと。
とは、言っても、個人で何とかできる物ではない。
新しい物は必要ですけどね。

ヴォーリズ設計の小学校を壊すな、とかの騒ぎが起きたり、
古い建物部分を積極的に生かした建築設計、リノベーション
などが最近話題にはなってますが。

その当時の私の日記を見返し
2002年10月某日欄「地上に一つの場所を/内藤礼」
2002年11月23日欄「エモーショナルサイト展」

レトロ建築絡みのHP
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建築遺産
中古建築愛好会
東京下町の近代建築
街の風景
小笠原伯爵邸

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