トゥールーズ=ロートレックと19世紀末パリの版画・ポスター展

トゥールーズ=ロートレックと19世紀末パリの版画・ポスター展
三菱一号館美術館
10/18-2018/1/8
 
ロートレック、イイですよね!そして今回の展覧会では展示室において普段から撮影OKのところがあります。この空間は雰囲気も良いです。また、この部屋含め全部で3部屋に音楽が流れているというのも美術展としては珍しいのではないでしょうか?(前にサティ展で流れていましたね)
 
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ここにはアンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの名作ポスターである《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》があります。これ普通は左下に文字が入ったデザインなのですが、ここに展示されるものには入ってません。おそらくポスターとは別に作家用に刷った貴重なものではないかということでした。あと、個人的にはるムーラン・ルージュの向かって右にあるテオフィル・アレクサンドル・スタンラン《シャ・ノワール巡業公演のためのポスター》が好きです。黒猫のこのデザイン。
 
※以下はブロガー内覧会参加時のものです。基本は内覧会の為に特別に撮影の許可を得ました。
 
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19世紀末のパリにおいて今まで絵画を複製にする手段であった版画が進化によって芸術の一つとして認められるようになったとのこと。リトグラフという技術によって作家の思うような表現が出来るようになったのが一番の要因との事です。今回リトグラフの石版が展示されていました。現代では石版を使ったリトグラフは少なくなっているようですが、今でもこれを元に刷れば作品が生まれるとの事(美術館の方が刷ってみたいと言っていました、笑)。
 
そういう新しいメディアの出現、それにうまく乗ったとも言えるのがロートレックやボナール、ヴュイヤールなどです。アムステルダムのファン・ゴッホ美術館と三菱一号館美術館の版画コレクションから、展覧会英語サブタイトルに付いている様に大衆文化の生活=ストリートのための作品、一部の愛好家=エリートのための実験的な作品、それぞれに向けた作品の集まった展覧会になっていました。
 
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この時期の版画芸術で代表的なのはやはりロートレック。この人は正式な美術教育を受けていないのにとにかく線がうまいです。サラサラッと描いたような素描を観ても人の特徴を捉えるのがうまいのですよね。女の人を必要以上に美人に描かなかったり、意地悪さを前面に出してみたり大衆受けが故の表現でしょうか?
 
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ボナールなんかはしっかりと女性を綺麗に描いています。まぁ、モデルが美しい女優さんだったのかもしれませんが。絵画の公募展などではなく、リトグラフと言う新しいメディアにより街中で話題になり名を上げていくというその構図、まるで現代のネットから生まれてくる人気イラストや漫画のようですよね。ロートレックやボナールは今だったらpix○vとかに参加してそうです、笑。
 
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そして大衆的なものとは別のシーンとして実験的な版画表現がコレクター受けしていた時代でもあるようです。路上ポスターの判りやすさとは逆を行くヴァロットンの謎めいた表現などはその代表的なものでしょう。一部の作家には同じ版を使いながらも色や紙を変えてコレクター心をくすぐる特別エディションを作っていたそうです。
 
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この展覧会、最後の展示室が私は一番好きでした(ここにも音楽が流れています)。ドニの《アムール》とその下絵、これは好きな作品です。
 
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リヴィエールのポストカードなんて欲しいですよね、これ?このまま持って帰りたいです。
 
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他にもゴッホ美術館所蔵の浮世絵(ゴッホがコレクションしていたらしいです)やボナールの屏風なども。
 
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最後にミュージアムショップにあった作品原寸大プリントのグッズ。テーマは原寸大!ヴァロットンのモノクロ手ぬぐいもカッコよかった……。
 

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THE ドラえもん展 TOKYO 2017/増田セバスチャン作品展「YOUR COLORS」

THE ドラえもん展 TOKYO 2017と増田セバスチャン作品展「YOUR COLORS」を観てきました。ドラえもん、楽しかったです!
 
 
 
THE ドラえもん展 TOKYO 2017
森アーツセンターギャラリー
11/1-2018/01/08
 
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ドラえもんファンも、子供連れでも、デートで行っても、そして現代アートファンが観ても満足する、そんな幅の広い展覧会でした。ドラえもん×現代アート、これは会期後半になるにつれて混みそうですね。
 
 
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村上隆の作品はポスターにもなっています。しずかちゃんの裸はポスターではトリミングされていますね。前回の作品もあり。
 
 
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福田美蘭の作品も前回のものと並んでいました。この方の発想力にいつも驚かされます。
 
 
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蜷川実花も前回から引き続き参加。ドラちゃんとデートするというテーマは前回と同様でした。
 
 
現代アートティストがそれぞれ自分なりのドラえもんに取り組んだ作品を作る。以前2002年に開催された「THE ドラえもん展」の第二段として前回参加した作家の新作(前回の作品も一部展示されています)や新たな作家が参加しています。
 
 
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鴻池朋子らしい皮を使った作品は洞窟の壁画のよう。しずかちゃんがテーマになっています。もう一つの映像作品は何か突っ込みたくなる作品。
 
 
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会田誠の作品はそう来るか!と言うもの。毒のある会田さんなりの、それらしいけどギリギリのところの作品。タイトルを観ると、あれを意識……。
 
 
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山口晃作品は飄々とした漫画です。
 
 
と、まぁ、今アート界で注目されている作家ばかりと言うアート好き必見の展覧会になっているのです。もちろんこれ何?と言う現代アートらしい作品もありますが、比較的そうならないで楽しめるものになっているのはドラえもんと言う皆が好きで有名なモチーフをテーマにしているからでしょうか?
 
 
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私の大好きな町田久美作品。和紙に墨や顔料の絵の具で描いたものなんです。是非近くでじっくり見てほしい。目の周りの青い線など見えにくいところを描きこんでます。
 
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あと、この町田久美作品のグッズが良かったです。Tシャツが欲しかったのにMサイズが売り切れ。再入荷あるようなので誰か買ってきてください(入場券がないとショップに入れない様です)。
 
 
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梅佳代らしい、家族などをテーマにした写真作品もイイ。
 
 
今回の展覧会はある程度は撮影OKでした。ただ撮影NGの作品がまた良かった。小谷元彦のリアル猫+人型ロボットはカッコいいし、シシヤマザキのアニメーションも良かった。
 
今回の展覧会で私個人的ベスト3の作品は残念ながら全部撮影NGでした。クワクボリョウタの模型列車が造る影絵の作品、後藤映則の立体ワイヤー模型断面に光で切り取るアニメーション、しりあがり寿のしりあがりさんでなければ造れないあの作品。必見ですよ!
 
 
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奈良美智コーナーは流石の大人気です。みんな奈良さんの絵好きなんですね。前回ジャイアンにリボンを取られたドラミちゃんは依然としてリボンを取られたままでした。
 
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奈良美智作品は前回一番人気だったのじゃないでしょうか?前回の絵も展示されていました。
 
 
後半は比較的若手の作家さんが、映画などの一つの作品を一つ選び、それをテーマにして作った作品が並びます。
 
 
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れなれなの描く黒板アート。チョークでスフマート技法で描かれています。
 
 
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篠原愛は少しグロテスクさを抑えたような感じですが篠原さんの世界観はそのまま。
 
 
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山口英紀 + 伊藤航のペーパークラフト作品とそれと対に水墨で歴史資料的に描かれた作品。三井記念の超絶技巧展で山口英紀作品を見たばかり。
 
 
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近藤智美の鏡面的世界を描いた絵も素敵でした。
 
 
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坂本友由の描いたしずかちゃんはフェティッシュで親が子供を連れて来たときに見せられるギリギリでしたね。
 
 
他にも前半にはMr.、佐藤雅晴、西尾康之、渡邊希、森村泰昌+コイケジュンコの作品。後半には中里勇太、中塚翠涛、増田セバスチャン、山本竜基の作品がありました。
 
と、まぁ、こんな具合で、全体的には子供も観に来るということを意識してか、ドラえもんと言うテーマのせいか過激な作品は少ない気がします。ただ、だからと言って手を抜いた作品は無く、とにかく楽しめる展覧会でした。
 
 
 
増田セバスチャン作品展「YOUR COLORS」
ROPPONGI HILLS A/D GALLERY
10/20-11/12
 
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ドラえもん展にも出ていた増田セバスチャンの個展をやっていました。カワイイ系の作品で、そこそこ一般への知名度もあるので、なかなか狙ってブッキングしてきてますね。
 
 
 

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川合玉堂 ―四季・人々・自然―

川合玉堂 ―四季・人々・自然―
山種美術館
10/28-12/24
 
山種美術館の今年ラストの展覧会は「川合玉堂」展です。内覧会に参加させて頂きました。川合玉堂、初期のころから晩年までの作品80点ほどを集めた展覧会になっています。
 
※写真は内覧会で特別に許可を得て撮影したものです。
※作品はすべて川合玉堂筆です。
 
 
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《鵜飼》 山種美術館所蔵
展示会場初めにある《鵜飼》は初期のころ、22歳の時の作品。玉堂が少年時代に実際に見ていたと言うこともあってか鵜飼のシーンを描いた絵が多いですね。今回の展覧会にも何点かありました。
 
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《鵜飼》 山種美術館所蔵
同じ鵜飼を描いた絵ですが、こちらは66歳の頃の作品。かがり火の表現に金泥を使っています。こちらはの今回の展覧会での撮影可能作品になっています。
 
 
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《紅白梅》 玉堂美術館所蔵
若い頃に京都で円山四条派を学び、その後に橋本雅邦と出会って狩野派の技法も学んだ玉堂ですが、以外にも(?)琳派風の描き方をしている絵もありました。この《紅白梅》は幹の描き方といい思い切り琳派風ですね。この当時、琳派の再評価の流れがあり、他の画家と同じように玉堂も影響を受けたようです。
 
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《早乙女》 山種美術館所蔵
山種美術館で何度か見たことのあるこの絵も、良く見ると畦道に琳派風のたらしこみ技法が使われていたります。この《早乙女》に描かれている女性達などもそうなのですが、玉堂の描く人間はなんかくるっとしたずんぐりさがありかわいいですよね。
 
 
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《猿》 山種美術館所蔵
個人的には人間よりも動物や風景の絵の方が好きなのでそちらに目がいってしまうのですが、玉堂は猿の絵を好んで描いていたようです。
 
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《写生画巻》(部分) 玉堂美術館所蔵
スケッチで細かく猿を観察して描き、説明付きで残しています。子猿を実際に飼っていた様で一人で寝かすのが可哀相だから毎晩抱いて寝ていたとか。
 
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《猫》 山種美術館所蔵
最後の部屋にあったこの猫はイイですよね。隣にある写真の様子といい、先の子猿の話といい動物好きだったんだろうなぁ、と思ってしまいます。
 
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左《荒海》、右《虎》 共に山種美術館所蔵
同じ猫科でも虎の絵は迫力あります。虎は千里走るという言い伝えを基に戦争に行く人に虎の絵を送っていたとか。左の《荒海》も戦争の頃の不安な世の中を表しているとも言います。戦争画を描かなかった玉堂独自の戦争へのかかわり方なのでしょうか。
 
 
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左《夏雨五位鷺図》、右《夏雨五位鷺図》(部分) 玉堂美術館所蔵
今回の展覧会で個人的に一番好きな絵がこれ。雨の中のゴイサギが描かれています。玉堂の描く雨の様子って凄く上手いなぁ、と思うのです。ハッキリとした線とまではいかない、でもぼんやりすぎもせず、その加減が絶妙だと思います。
 
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左《水声雨声》、右《水声雨声》(部分) 山種美術館所蔵
これも好きな絵です。長谷川等伯の松林図屏風や、朦朧体などの影響もあるかもしれませんがただぼんやりしているだけでなくギリギリな感じで雨の線の具合もあります。このぼんやりしているのだけど、少しシャープ、この具合が好きですねぇ。
 
 
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左《漁村晩晴》、右《漁村晩晴》(部分) 山種美術館所蔵
そんな具合にいい感じの絵を描いてみたと思ったら……実は抜きどころも楽しいのが玉堂だったりします。この漁村の家の描きかた!ひょろひょろですね。
 
 
 
さて、山種美術館、来年からはじまる次の展示は横山大観ですね。なんと山種美術館所蔵の大観作品全点を一挙公開だそうです。
 
横山大観 ―東京画壇の精鋭―
山種美術館
2018/1/3-2/25
 
横山大観は生誕150年と言うことで近代美術館でも大きな展覧会が開かれます。
 
横山大観展
東京国立近代美術館
2018/4/13-5/27
※この展覧会はこの後、京都国立近代美術館に巡回
 
大観をまとめて見直すのに相応しい年になりそうです。楽しみです。
 
 

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安藤忠雄展―挑戦―

安藤忠雄展―挑戦―
国立新美術館
9/27-12/18
 
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まぁ、私は特に安藤忠雄信者と言うわけではありませんが、安藤忠雄設計の実建築を観ると、これカッコいいなぁ、と思ってしまうのも事実なのですよね。あれは、なんなのだろう?と。安藤忠雄展、今までも何度か観ているのでそこまで新しい発見などは無いでしょうし、今の時代はもうこの方の建築に合う時代ではなくなっている気もするし、まぁ、でも建築好きとしては観ておくかなぁ、と言う程度の気持ちではあったのですけどね。
 
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と、なんかノリ気でないけど、結局行っちゃった的なことをつらつら書いてみましたが、その割には展覧会が始まってすぐの土日に行ってるし、消化出来なくてなかなか感想をブログに書けないし、結構真面目に観てしまっています、笑。
 
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展覧会は「原点/住まい」「光」「余白の空間」「場所を読む」「あるものを生かしてないものをつくる」「育てる」と6章だてになっています。内容としては比較的初期の頃の作品も含まれる「原点/住まい」「光」あたりのはじめの方の展示が好きです。特に住宅関連の展示は充実していましたね。
 
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そしてやはり今回の展示の目玉なのが「光の教会」原寸再現。これは実際に建築物として増築の申請をしてこの場所に建てているとのことです。十字のスリットから差し込む光自体が十字を形作る。この発想はイイですよね。
 
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後半の展示は内容はそんなに……まぁ、あれですが、展示演出と仕方として良かったです。大きな展示室使いの真ん中にジオラマシアターを作り、ここに直島関連のプロジェクトを全部集めてます。
 
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私は何度か直島に行ったこともあるので、この模型と映像見てまた直島に行きたくなりました。ただ、直島関連に関しての説明などはあまりないので、直島に詳しくない人がこれを見るとどう思うのでしょうね?
 
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あと、図録が安くてお買い得だったり、グッズが洒落ていたりと、建築好き若者などはこれ買っちゃうんだろうなぁ、と言うくすぐるものが多かったです。
 
 
東京都内のANDO建築作品をめぐってスタンプを集めよう!
 
都内周辺の安藤建築をめぐるスタンプラリーがありました。この展覧会会場、21_21 DESIGN SIGHT、国立国会図書館 国際子ども図書館、東京大学 情報学環・福武ホール、東京アートミュージアム、表参道ヒルズ、東急東横線渋谷駅、東急大井町線上野毛駅と8箇所全部廻れば抽選に参加できるというもの。
 
全部廻らなくてはいけない&それでようやく抽選の権利と言うハードルの高さで参加は断念しました。が、21_21 DESIGN SIGHTはすぐ近くだし、偶然次の週に東京大学近くに行ったし、展覧会観に上野に行くから子ども図書館にも行けるしともしかしたらスタンプ集まったかもしれません。
 
私にとって一番行きにくいのは東京アートミュージアムですかね。仙川に行く機会がなかなか無いので、この8箇所の中で今までで一度も見たことない唯一の建物です。五島美術館にも最近行っていないので上野毛駅も行きにくいエリアかも。
 

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怖い絵展/驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートへ-/東郷青児展 抒情と美のひみつ

上野の森美術館の「怖い絵展」、三井記念美術館の「驚異の超絶技巧!」展、損保ジャパン日本興亜美術館で「東郷青児展 抒情と美のひみつ」展を見てきました。
 
 
 
怖い絵展
上野の森美術館
10/7-12/17
 
毎日入場待ちの行列が出来ているこの展覧会。中野京子さんの本『怖い絵』の世界を展覧会にした、と言う珍しい経緯のものです。展覧会の目玉作品でもあるポール・ドラローシュの《レディ・ジェーン・グレイの処刑》は確かに素晴らしい絵でした。写真はミュージアムショップで売っていた《レディ・ジェーン・グレイの処刑》モチーフのお菓子。
 
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しかし、想像以上の人気です。私が行ったのは夜間開館時間でしたが70分待ちの表示が出ていました。実際には50分待たずに入れましたね。怖いと言うイメージを好んで比較的若い客層が来ているからでしょうか?夜間でも人の波は途切れませんでした。
 
本を読んだことのあるファンも来ているでしょうし。会場が狭くて場内が混んでいる、説明が長くて絵の前に長い時間立ち止まってしまう、と言うような展示の上での問題もあります。狭い囲みを造っているエリアなどは2列目にも廻れないくらいでした。
 
ただ、そう言う構造や運営上の問題はありつつも、並んでまでして観たい、と思わせるそう言う魅力がある展覧会なんだと思います。《レディ・ジェーン・グレイの処刑》目的もあるでしょうけど、それ1点だけではない展覧会としてのコンセプトの魅力。作品や作家で呼ぶのではなく、コンセプトの仕掛けで、こう人気が出たものって最近あったっけな?企画力の展覧会、こう言うものはもっとあってもいいですよね。
 
 
 
驚異の超絶技巧!-明治工芸から現代アートへ-
三井記念美術館
9/16-12/3
 
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前回の超絶技巧展からパワーアップして第2弾の開催。前回は2014年だったのですね。そうか、あれから3年も経っていたのか。前回同様に明治から大正にかけての精密な工芸に加えて、今回はそれを現代に引き継いでいるような現代アート作家の作品展示もあります。
 
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並河靖之の七宝、安藤緑山の牙彫、宮川香山の陶磁、その他にも金工、木彫、自在、漆工などの作品はやはり目を惹きます。
 
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現代アート側も凄いです。橋本雅也の鹿の角を使った牙彫、春田幸彦のだまし絵のような七宝作品、繊細すぎて気が遠くなる稲崎栄利子の陶磁、山口英紀のまるで写真のような水墨、前原冬樹の秋刀魚の骨が乗っている皿まで一木の木彫、高橋賢吾の細かいパーツが凄い金工、青山悟の光る刺繍絵画など。個人的には水の入ったペットボトルをガラスで作った臼井良平の作品なども好きです。
 
 
 
生誕120年 東郷青児展 抒情と美のひみつ
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
9/16-11/12
 
東郷青児と言うと……なんか女好きなイケメン、と言うイメージ。奥さんが居ながら別の女性と同棲したり、浮名を流したりそういうイメージが強いからですかね。まぁ、宇野千代と一緒に住んでいたのは宇野千代の方も狙って東郷青児を落としたという面もありそうですが……。
 
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まぁ、でも女好きでないと描けないそう言う色気ってあるのかなぁ、とも思うわけです。東郷青児ははじめはキュビズム的な絵も描いているのですが、まぁそこに描いてある女性像もキュビズム的な絵なのになんか色っぽいのですよ。カッコよさと色気、そういうのを体感してわかっている人だったのかな、と思いました。下北沢に建てた自宅アトリエはバウハウス様式でやたらとカッコいいし。デザイン的な仕事をしていてもどこかオリジナリティが入っているというスタイルを貫く姿はイイですね。
 

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リボーンアート・フェスティバル 東京展

リボーンアート・フェスティバル 東京展
ワタリウム美術館
10/20-12/10
 
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今年の夏、宮城県で開催されたアートイベント「リボーンアート・フェスティバル」、それの東京展が開催されています。
 
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もちろん、宮城での開催は屋外展示や家や店を丸ごと使った展示などもあるので、まるごと再現と言うわけではありません。
 
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あのフェスの触りでも感じることが出来れば、まぁ、そういう展覧会ではあります。
おそらく実際に宮城で見た人にとっては物足りない展示になっているとは思います。
 
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宮城に行くことは出来ませんでしたが、このイベントの意味などを考えれば、それでも、せめてこの東京展に触れようとは思いました。
 
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宮城で、前に何が起こったのか、そしてこの夏何が開催されたのか、そのアーカイブとしての展覧会です。
 

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大巻伸嗣 Memorial Rebirth/日産アートアワード2017

横浜トリエンナーレ2回目に行きがてら大巻伸嗣さんの「Memorial Rebirth」初体験と「日産アートアワード2017」も見てきました。
 
 
大巻伸嗣 Memorial Rebirth
神奈川県民ホール 〈正面入口前 屋外広場〉 10月7日・8日
 
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なかなか見る機会が無かったこのシャボン玉プロジェクト、ようやく見ることが出来ました。
 
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私が見たのは昼の回なので、夜の回の方が照明効果で綺麗かなぁ、と思っていたのですが、いや、青空に飛ぶ虹色のシャボン玉は美しかったです。
 
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かなりの量のシャボン玉が飛ぶのですが、写真的には沢山だと何がどうなってるか判らない、笑。と言うことで控えめな写真をアップです。
 
 
日産アートアワード2017
BankART Studio NYK
9/16-11/5
 
 
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横山奈美さんの作品はオーディエンス賞を受賞。見に来る人にはわかり易い作品ですよね。私も一番好きでした。
 
 
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題府基之さんのこの写真作品も目を引きます。日常の写真なのになんか違和感。これは好きです。
 
 
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石川竜一さんの作品、沖縄の現実、惹き付ける強い写真です。
 
 
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藤井光さんの作品はグランプリを受賞。コンセプトのしっかりしたアート好きに評価されそうな作品です。
 
 
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田村友一郎さんの作品、この前の横花美術館での展覧会にも参加していましたが、雰囲気のあるインスタレーションではあtるけれどメッセージを感じる、そんな作品になっていますね。

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ボストン美術館の至宝展/杉戸洋 とんぼ と のりしろ/池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー/中島 晴美展 不条理を開示する

東京都美術館の「ボストン美術館の至宝」と「杉戸洋 とんぼ と のりしろ」、日本橋タカシマヤで「池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー」と「中島 晴美展」を見ました。
 
 
ボストン美術館の至宝展 ― 東西の名品、珠玉のコレクション
東京都美術館
7/20-10/9
 
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ボストン美術館の持つコレクションをコレクター別に紹介。それにより古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画にアメリカ絵画、写真や版画、更には現代アートまでと、幅広いジャンルを網羅していました。まさにベストオブボストンコレクションの様な様相でした。
 
 
杉戸洋 とんぼ と のりしろ
東京都美術館
7/25-10/9
 
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難しいですね……現代アートって。杉戸さんの世界観は嫌いではないはずでしたが、この展覧会はどうもスッと自分の中に入ってきませんでした。周りの評判を見ても同様な人や逆に絶賛の人も居るので、ある意味この展覧会はそれを狙っているのかも。好き嫌いがわかれるって、現代アートにとってはいいことなんだと思う。ただ、私は入り込めなかった……。
 
 
池田学展 The Penー凝縮の宇宙ー
日本橋タカシマヤ 8階ホール
9/27-10/9
 
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百貨店の展覧会だしなぁ、メインの作品はミズマで見てるしなぁ、と思ってなかなか行かなかったのですが、いや、これが作品数もあり、かなり見ごたえある展覧会でした。まぁ、そう言えば佐賀や金沢では美術館でやっていた展覧会なのでよく考えればそこそこの物量と見せ方はあるのでしたね。
 
 
中島 晴美展 不条理を開示する
日本橋タカシマヤ 6階 美術画廊 X
9/27-10/16
 
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気味悪いのに、なんか魅力的。不思議な彫刻たちでした。
 
 

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運慶展

運慶展
東京国立博物館平成館
9/26-11/26
 
運慶展、とてもいい展覧会でした。個人的には好きな展覧会です。
 
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SNSなどで照明の当たり方や展示の演出について賛否が分かれた展覧会でした。特に今年前半には快慶展をやっていて、それと比べると、という話もあるようです。
 
快慶展を残念ながら見ていない(これは悔やまれる)が、きっと仏像として崇高な見せ方なのかと想像します。敢えてそのカウンターとして魅せることを選んだようなこの運慶展、これはあるいみ東博らしい展覧会でもあるし、運慶仏だから出来る演出なのではないか?
 
像をハッキリ見せるのもエンターテイメント的な展示の仕方も運慶の彫刻でしかできない演出だと思うし、まぁ、快慶仏ではまずやらないでしょう。仏像展でなく、彫刻展だと言われるのも、まぁ、間違いではなく、この運慶展はいくつかの解の中でも奈良や京都ではしない、運慶像の魅力をトーハクならではのやり方で伝える解なのかと思う。奈良や京都でこれやったら違うよね。
 
運慶仏の陰影強い、神秘的な展示なども確かに見てみたいけど、東京でやる運慶のファンを増やす為の展覧会としてこの演出は一つの答えなのだと思う。
 
 

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天下を治めた絵師 狩野元信/マグナム創設の原点/ブラジルの大地に生きた写真家・大原治雄

天下を治めた絵師 狩野元信
サントリー美術館
9/16-11/5
 
サントリー美術館の狩野元信展、狩野元信の業績を讃える展覧会でした。絵として目を惹くのは永徳だし、天才肌は探幽だし、独自性等は山楽や山雪なのだろうけど、狩野と言う名の事業者として基盤を作ったボンクラでは無い2代目、その凄さをこれでもか、とばかりに説いてくる展覧会でした。面白かった。
 
 
マグナム創設の原点
フジフイルム スクエア
10/6-10/25
 
マグナムの展示、一周目に撮影者の名前気にせず好みの写真をピックアップしたら圧倒的にブレッソンの写真が多かった。自分ではキャパの方が好きかなーと思ってので、意外でしたね。写真って面白いです。
 
 
ブラジルの大地に生きた写真家・大原治雄
フジフイルム スクエア 写真歴史博物館
10/1-12/28
 
ブラジルで撮った写真、確かに大地や光が違う。ただ、人ってじつはそんなに変わらないんだな、と思った。
 

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