Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展

Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展
https://stonesexhibitionism.jp/
TOC五反田メッセ
2019/3/15-2019/5/6
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「Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展」に早速、行ってきました。500点を超えるという展示数も凄かったですし、内容も圧巻でした。展示物の撮影も可と言う嬉しい展覧会です。世界巡回でアジアでは唯一の開催の様です。
  
【展示内容】
・アレキサンダー・マックイーン、プラダ、ディオール、グッチ、ジャン・ポール・ゴルチエなど一流デザイナーによる衣装
・アンディ・ウォーホルをはじめ様々なアーティストが手がけたストーンズモチーフのアート作品
・楽器やグッズ、貴重な写真や資料、体験型テクノロジー展示やミニ映画、3Dコンサート等
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「ザ・ローリング・ストーンズ」は1962年に結成。これで現役と言うのが凄いですよね。去年にイギリススタジアムツアー、今年はアメリカでスタジアムツアーをやっています。
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現在のメンバーはボーカルのミック・ジャガー、ギターのキース・リチャーズ、ドラムのチャーリー・ワッツ、そしてもう一人のギターのロニー・ウッド(1975年から参加)の4人。ミック・ジャガーとキース・リチャーズは76歳です。ライブ1本するにしてもかなりの体力が要ります、それをツアーで廻るとは。更にミックなんて若い彼女作って、数年前には子どもも作っている、ええ、本当に羨ま、いえ、凄いですよね。
さて、実は速報としてざっくりとした展覧会まとめとストーンズオススメ曲の記事をいまトピの方に書いています。こちらもご覧下さい。
【圧巻の展覧会に大興奮!】史上最高のロックバンドは凄かった、「Exhibitionismーザ・ローリング・ストーンズ展」。
【世界最高のロックバンドの展覧会!】これを聴いておけば大丈夫、ローリングストーンズのこの7曲
https://ima.goo.ne.jp/column/article/6917.html
 
今回の展覧会では大きく二つの見どころがあります。一つは一流デザイナーが手がけたステージ衣装の展示。そしてもう一つは有名アーティストの手がけたデザイン/アートの展示。
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ステージ衣装の展示はとにかく圧巻でした。
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そしてライブツアーなどで着ている衣装の展示が圧巻でした。時代によって、アルバムによって変わっていく衣装。それらはプラダ、エディ・スリマン(イヴ・サン=ローラン、ディオール・オム)、ジャンポール・ゴルチェなど一流デザイナーが手がけた衣装が並びます。
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そしてその中でも更に注目なのは、衣装コーナーの一番奥。名曲の一つ『悪魔を憐れむ歌』を歌う時にミックが纏った衣装の展示です。アレキサンダー・マックイーン、ジャンニ・ヴェルサーチ、ミックの恋人であるローレン・スコットなど。これは悪魔的な気分になる装置ですね。
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有名アーティストの手がけたデザイン/アートの展示に関してはまずはアルバムジャケットコーナー。アンディ・ウォーホルが手がけた『スティッキー・フィンガーズ』ジャケットデザインは有名ですね。アルバムを重ねるとチャックの厚みでレコード溝部に圧がかかるようです。チャックを下げて中心部にそれを持ってくるようにしたとか。『ラブ・ユー・ライヴ』もウォーホルが関わっています。
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『メインストリートのならず者』のコラージュ写真はロバート・フランクの写真だったとか。それは知りませんでした。他にも色々なアルバムデザインとその元ネタが展示されています。
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そしてライブツアーのステージやポスターの展示。ステージデザインの模型の他に、現代アーティストであるジェフ・クーンズが手がけたポスターがあるとは!ステージデザインの美術造作も80年代はお金かかってますね。
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ザ・ローリング・ストーンズのメンバーをモチーフにしたアート作品のコーナーにはアンディ・ウォーホルの他にリチャード・ハミルトンなどの作品も。
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他にも象徴的なのがストーンズのシンボルでもあるベロマーク「Lips and Tongue」の展示。エントランスにもありました。
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さて、冒頭に戻ってエントランスから会場に入るとイントロダクションとして多画面展開の大きな映像の部屋。昔の映像ですが、綺麗ですよね。元もとのフィルムから取り込んでいるのかな?
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展示コーナーに入るとまず1962年頃のロンドンのアパートに迷い込むことに。ロックをやっている年頃の男たちが集まる部屋ですからね、そりゃ汚い。でも、ゴミのような部屋の中にもレコードはちゃんとある。
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楽器や資料などの展示とスタジオ風景を再現した展示。ここら辺の初期の時代の展示はマニアにはたまらないと思います。やはりストーンズはブライアン・ジョーンズ(1969年に亡くなったオリジナルメンバー)が居た時代がいいよね、と言う人は多いですよね。もしくはビル・ワイマン(ベース、1993年に脱退)が居た時代以外は認めないという人も居そう。
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ギター展示コーナーはキースのファン、ロニーのファンが涙を流しながら喜びそうです。
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ミックが書いた歌詞の展示コーナーもあり。ただし、やはりギターは展示映えしますよね。と言うよりもどう見てもカッコいい。
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楽曲をミックス出来る体験コーナーはとにかく楽しい。有名曲をボーカルやギターなどのパートごとにボリューム調整する体験が出来ます。ダリル・ジョーンズ(1993年以降のほとんどのストーンズの曲でベースを弾いているが正式メンバーではない)のベースの音をもう少し目立たせてあげようよ
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ミュージックビデオや映像作品コーナーも。ミュージックビデオはダイジェスト編集したものが流れていました。上にリンクしたいまトピの記事にも書きましたが若きアンジェリーナ・ジョリーが出てくるビデオも。そういえばミックはこの時、アンジーも口説いていたそうですね。
ストーンズの映画関連ではマーティン・スコセッシが監督した作品もあります。スコセッシが話していた映像もありました。あとは、やはりジャン=リュック・ゴダールが監督した作品『ワン・プラス・ワン』ですよ。ブラインがリーダーの座から落ちていく様子が判るあの映像。
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他にもバックステージ風景、3Dシアター、セットリストの展示、カフェ&ショップなどボリュームのある充実の展覧会となっていました。音楽、ファッションなど世の中に影響を与えて、60年近くも活動を続けてきた史上最高のロックバンドの展覧会。とにかく充実の展覧会です。

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ピエール セルネ & 春画

ピエール セルネ & 春画
https://chanelnexushall.jp/program/2019/shunga/
CHANEL NEXUS HALL
3/13-4/7
 
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ピエール セルネが撮る男女の営みや女性のヌード写真、そして浦上蒼穹堂コレクションの春画を組み合わせて観ることが出来る展覧会です。
 
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春画は浦上蒼穹堂コレクションの浮世絵からのもの。鈴木春信、喜多川歌麿、鳥居清長、鳥文斎栄之、葛飾北斎の春画は男女の交わりが生々しく描かれているが浮世絵特有の無表情な世界観もあり、必要以上の淫らさがあるわけではない。
 
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それでも、春画は人物の表情以上にしぐさや、背景や、衣装の乱れ、小物などでストーリーを語りかけてきます。それを読み解くゲームなのかと思いました。
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そして、ニューヨークのメトロポリタン美術館で見た影のようなものを描いた掛け軸に影響を受けたというピエール セルネの写真シリーズ「Synonyms」がまた面白い。一見モノクロで描かれた抽象画の様に見えるのは男女の営みや女性の裸体のシルエットなのである。まるで模様の様にみえるそれらが何を写しているのか、それは見る側の想像に委ねられる。女性の身体や男女の営みだとしても、どの様な行為だったり、どの部位なのかも観る側の想像でどの様にも見えてしまうのです。
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またその人の国籍や性別すら想像でしかないのです。女性の身体の作り出す曲線と言う物はその立体性の大きさに関わらず美しいものではあります。ただし、そのように見えているそれが必ずしも女性だと限りません。これらの作品にはヒントとして映っている人物の名前だけは明かされますが、カップルの場合はどちらがどちらかも不明です。とても今の時代に相応しい展覧会だと思いました。

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志賀理江子 ヒューマン・スプリング

志賀理江子 ヒューマン・スプリング
東京都写真美術館
3/5-5/6
 
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春、と言っても優しく暖かい写真があるわけではない。強く生きていくと言う意志がある様な写真とその見せ方のインスタレーションでした。会場内は撮影禁止なので、ここにあげている写真は会場外の写真です。
 
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会場の中には人の頭ほどの高さもある大きな箱が幾つもある。その正面、裏面、両脇、天面の5面に写真が貼られている。天面に関しては会場の奥にあるカーブミラーで見ることが出来ました。
 
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裏面は全て同じ写真。赤く明りで染まっている顔の少年。展覧会タイトルである「人間の春」、春とは季節だけでなく、人の営みとしての春的な意味もあるのでしょうか。
 
 

 

 

 

 

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塩田千春 《 6つの船 》/二人のカラリストの出会い デイヴィッド・ホックニー|福田平八郎

塩田千春 《 6つの船 》
ギンザ シックス 2F中央吹き抜け
2/27-10/31 (予定)
 
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ギンザシックスの吹き抜けのアート作品が変更されました。今回は塩田千春さんです(森美術館の監修)。今年6月から森美術館で個展が開催されますのでそのアピールも含めてですね。
 
塩田千春展:魂がふるえる
森美術館 6/20-10/27
 
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雨が降りしきる中、彷徨う様な6つの船がどこかへ向かう、と言う様な具合に見えますね。今までニコラ・ビュフ/ダニエル・ビュレン/草間 彌生がこの場でインスタレーションを創り上げてますが今回が一番好きです。
 
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雨の様に見えるのはすべて白い糸。これは吊るすのは大変だったでしょうね。何本あるんだろう?船は黒い布で構成されています。賑やかな空間の中で寂しそうにも見えます。ただ、アートとしての質は今まで一番高いように見えます。
 
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全て船首の向く方向も違い、どこへ行くのでしょうか?黒い色と相まってこの世ではないところへ向かっている気もします。この中空の空間をうまく生かしたものになっていますね。
 
 
 
二人のカラリストの出会い デイヴィッド・ホックニー|福田平八郎
THE CLUB
2/16-3/30
 
蔦谷書店の中のギャラリー。ホックニーが平八郎に影響を受けていたとは知りませんでした。そして福田平八郎は琳派の影響を受けているのですよね。それが面白い。
 

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埼玉県立近代美術館の建築/椅子

埼玉県立近代美術館
 
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黒川紀章の建築設計、埼玉県立近代美術館です。黒川さん初の美術館設計だったようですね、ここは。地下から3階までの吹き抜けも象徴的です。
 
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外からでも中からでも目立つのが建物に何か突き刺さっている!?と言う、田中米吉「ドッキング(表面)No.86-1985」。これ建築設計と一緒に計画されていないと無理ですよね?構造物のサイズ的に。
 
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屋外の北浦和公園内にもいろいろとパブリックアートがあり、その一つが中銀カプセルタワーのカプセル。これも黒川紀章設計ですね。
 
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このカプセル、中には入れませんが、覗くことは出来ます。カプセルホテル的に泊まるならありだとは思いますが、ワンルームマンションとして住むならやはり厳しいかなぁ。
 
 
そして、ここの館の特徴はデザイナー椅子をたくさん持っていて、それに実際に座ることが出来るということ。ホームページで確認できます。
 
埼玉県立近代美術館 今日座れる椅子
 
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こんな感じで椅子が並んでいて、どれでも自由に座って休憩できるのです。この写真ではマッキントッシュ、パントン、アアルト、リートフェルトと言う名だたるデザイナー椅子が並んでますね。
 
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他にもネルソン、ブロイヤー、マッキントッシュなどの椅子。他にも資料室や展示室などにも椅子があります。みかんぐみ、グラフ、渡辺力、スタルク、内田繁、ヤコブセン、サーリネン、柳宗理などもありました。
 
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休憩用だけでなく、普通にアンケートなど様にもデザイナー椅子が使われいます。ベルトイヤ、マッキントッシュ、アラッド。この館はマッキントッシュ好きなのかな。
 
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スタジオ65やポランなども。口シリーズと言うことで近くにおいてあるのかな?
 
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谷口吉郎のベンチタイプのも。剣持勇のホームベンチは駅などにあるものと同じもの。これ買えるのですね。
 
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王道のミースのバルセロナチェア/バルセロナスツール、ブロイヤーのヴァシリーなどの高級チェアもあります。一度全点座るのを制覇してみたいです。
 
 

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インポッシブル・アーキテクチャー/MOMASコレクション第4期

インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史
埼玉県立近代美術館
2/2-3/24
 
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久々の埼玉県立近代美術館でした。黒川紀章の建築設計です。インポッシブルと言うことで不可能な建築、空想上の建築や計画されていながらも結果的に建てられなかった建築などに関する展覧会。マニアックな展覧会なのにそこそこ人も入ってて驚きました。
 
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タイトルに「不可能」とあり、建築展とは言いながらも建築家だけの作品紹介ではなくアーティストなどが手がけたものも展示されています。会田誠展で見た会田誠+山口晃の作品などもあったり、メタボリズム時代のものは建築家が計画しながらもあれは空想建築と言っても良いかもしれません。とは言いつつもやはり建築家が実際に計画したものが多く、インポッシブルというよりアンビルト展と言う方が相応しいイメージでした。特に最後のコーナーにあったザハハディッドの新国立競技場はあの図面資料の量に驚きます。ただ、そうですよね、あの位検討をしないとリアルなコスト算出も出来ないだろうし、コストダウンも検討できないでしょうね。本当にもうGOさえさされば出来る段階だったのだな、と。解説などにはかなり体制の不備について書かれていましたが公立の施設でここまでハッキリと言ってくれるのは嬉しい限りです。
 
 
 
MOMASコレクション第4期  
埼玉県立近代美術館
1/12-4/14
 
コレクション展示では瑛九や新収蔵品のポール・シニャックの展示など。瑛九の田園は光の強さを変えてみてその印象が変わる体験が出来るという展示でした。
 
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この建物に来たら見なくちゃいけないのがコインロッカーにあるパブリックアート。宮島達男「Number of Time in Coin-Locker」。住民が数字の回転速度を決めたデジタルカウンターの作品です。
 
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建物に何か突き刺さっている!?と言うこれも作品です。田中米吉「ドッキング(表面)No.86-1985」。
 
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この美術館がある北浦和公園内にもいろいろとパブリックアートがあります。その一つが中銀カプセルタワーのカプセル。美術館の建築設計をした黒川紀章がこのカプセルも設計しました。
 
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公園内のパブリックアートでは子ども達がそれらで遊んでいます。どうみても蛇の彫刻なのですが、これを電車に見立てて電車ごっこしたり、子どもの自由な発想はすごいですね。
 
 

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VOCA受賞作品展「CONNECT VOCA!」/ポーラ・シェア:Serious Play

VOCA受賞作品展「CONNECT VOCA!」
第一生命ギャラリー
3/1-4/19 休館日 土・日・祝日
12:00~17:00 金曜日のみ19:00まで
 
毎年、上野の森美術館で開催されているVOCA展。若手作家を紹介する展覧会です。今年はちょうど今週から開催されます。
 
VOCA展 2019
上野の森美術館
3/14-3/30
 
この展覧会に協賛している第一生命はVOCA展入賞作品を幾つも所蔵して、日比谷本社のギャラリーやロビーで展示しています。ギャラリーは平日のみ、17時までですのでなかなか行けないのですが、金曜のみ19時までやっています。
 
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ギャラリーの方では私が好きな中谷ミチコさんの作品が出ているということで観に行きました。
 
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佐藤翠さんや鯉江真紀子さん、他に出ていたのは碓井ゆい/齋藤芽生/谷原菜摘子//蜷川実花。アンケートに答えるとVOCA展のチケットを貰えるので忘れないようにやらねば!
 
 
第一生命ロビー
 
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作品はロビーにも展示されています。押江千衣子さんは好きな作家さんです。曽谷朝絵さんの絵も良いですね。
 
 
 
ポーラ・シェア:Serious Play
ギンザ・グラフィック・ギャラリー
2/4-3/25
 
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ニューヨークで活躍しているグラフィックデザイナーです。音楽のアルバムカバーなどの仕事で有名のようでした。
 
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この「art is」の文字は多数のアーティストの名前で描かれています。
 
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この系の集合によるデザインを得意としていたのでしょうか、この「7」も小さな7が沢山描かれていることで大きな7が構築されています。
 
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数字のシリーズは横並びで見ると面白くて黒がベース、白がベースと一つおきに反転していますが、それにより一見数字と見えないものもある。ふと離れてみると、ああ、そうかと納得。本のデザインもやっていました。カフカの本、いいですね。
 
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地図シリーズも面白いです。東京の地図を見ても位置関係がおかしかったりしますが、ここら辺のデフォルメはどんな感覚でやっているのでしょうね。
 
 

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タムラサトル展 Wall to Wall

タムラサトル展 Wall to Wall
さいたま市プラザノース
2/23-3/17
 
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プラザノース10周年記念のタムラサトル展。ギャラリーに入ってドーンと一発勝負(正確に言うと一発では無いけど事実上そんな感じ)。「Wall to Wall」これは凄い。
 
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いやー、やってくれましたタムラさん。ぐるぐる廻る巨大な棒。その先を良く見ると細い曲がる金物の棒が数本付いていてそれが壁を擦り音を立てます。これが「Wall to Wall」。
 
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「あれかなー、チェーンで愛だとかの文字作ってるのかなー」程度に思っていたのですが……ギャラリー3部屋分をぶち抜いて廻っているこれには驚きでした。
 
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他にも天井と床を擦りながら廻っているものなどもありますが、基本システムは変わりません。もうぐるぐる廻っています。
 
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ギャラリーの外、ショーウィンドウ側にも作品はあります。開館時と5周年の時もタムラサトルさんの展示をやっているのですね、知りませんでした。無料の展示と言うのも嬉しいです。
 
 

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アートフェア東京2019

アートフェア東京2019
東京国際フォーラム
3/7-3/10
 
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アートフェア東京の個人的まとめ。金曜夜のディスカウントタイムで混んで来るタイミングでしたが、それでもゆったり目で見ることできました。入場料が5000円と高いので、一般の来場者を絞り商談しやすくする、ビジネスフェアとして成り立つようにするのが主催の狙いでしょうか?
 
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アトリウムエリアは無料の展示でしたので、こちらでアートファンを増やしていくと言う様な役割を賄う感じでしたかね。個人的にはアートファンがもっと増えて欲しいので気軽に入ることが出来るフェアの方が好きです。
 
 
 
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まずB1フロアアトリウムの無料ゾーンで気になったブース。
 
 
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P12 花影抄 佐野藍
大理石の肌を持つドラゴン達の可愛くも艶やかな姿は目を惹きます。ツイッターで作家さんのコメントを頂きましたが、この写真の二点は、親子という裏設定だそうです。私はイメージが似たものを並べたのですが、正解でした。
 
 
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P10 JINEN GALLERY 戸賀﨑珠穂
フラットな景色に不思議に引き込まれました。個人的に買いたい作品の一つです。
 
 
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P05 四季彩舎 瀬戸優
テラコッタで作られた動物ですが、手の跡を残しているのにリアルに見える、この跡の生かし方がうまいですね。
 
 
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P06 ex-chamber museum 小野川直樹
なんと小さな折鶴を無数に使って盆栽のようなものを創り上げています。すごい。
 
 
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C07 金沢卯辰山工芸工房 田中陽子
花の様にも見える陶芸。こんな薄い花弁は磁器として焼く時に割れることもあるようですね。
 
 
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C02 三越 内海聖史
内海さんの作品はやはり目を惹きますね。
 
 
 
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今度はB2階のアートフェア東京 有料ゾーンで気になったブースです。
 
 
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G21 文京アート 篠原愛 金巻芳俊 中里勇太 川島優
このブースは充実でした!このラインナップは凄いですよね。好きな作家さんばかりです。金巻芳俊さんの幾つもの顔を持つ女の子は可愛いし、川島優さんのモノトーンでゴシックな感じにも見える美人画も良い。
 
 
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G119 秋華洞 鏑木清方 伊東深水 竹久夢二 池永康晟 中原亜梨沙 蒼野甘夏
このブースは凄かったです。「美人画の行方」と題したブース。清方や深水、夢二の美人画と現代アートの組み合わせ。中原亜梨沙さんの絵が良かった。池永さん、蒼野さんの絵も良いですね。
 
 
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G38 古美術 鐘ヶ江 竹内栖鳳 前原冬樹 鈴木祥太
超絶技巧系多し。ブリキや陶器に見える前原冬樹さんの木彫り作品。栖鳳の掛け軸と現代の鈴木祥太さんの金属で作成された綿毛の組み合わせも良い。
 
 
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G40 みんなのギャラリー サガキ ケイタ
一見、千●札のように見えますが、近くで見て、これ!
 
 
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G63 永善堂画廊 難波田龍起 猪熊弦一郎
難波田さんや猪熊さん、まさかこの様な作品まで見ることできるとは。このブースは日本洋画を中心とした展示でした。
 
 
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G76 水戸忠交易 増田敏也
ドット絵の様な低解像度ピクセル風の陶芸作品。これは面白い。
 
 
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G128 ときの忘れもの 倉俣史朗
倉俣さんの作品買えるんだ……。
 
 
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G45 ギャラリー玉英 野口哲哉
小さな武者の野口さんは人気ですね。
 
 
他にも……
G24 NUKAGA 一面ミラーにグラフィッティを描いていたブースは目を惹いた
G98 祥雲 仏頭や縄文土器なども
G46 ガレリア・グラフィカ ジュリアンオピー(フンをしているカラスが良い、笑)
G42 みぞえ画廊にジャコメッティ(9億と言う噂)
G93 ポーラミュージアムアネックスではもちろん今の展示と同期して佐伯洋江さんなど
G04 EUGENE GALLERY 入江明日香さんの絵を発見
 
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有名ギャラリーでは安心の展開
G01 SCAI THE BATHHOUSE イエッペ・ハインのベンチ
G08 ミズマアートギャラリー 山口藍
G34 シュウゴアーツ 丸山直文 米田知子 三嶋りつ惠など
G26 ケンジタキギャラリー 塩田千春
 
と言う具合です。数年前のアートフェアで、思わず会場で町田久美さんのリトグラフを見かけて買ってしまった、と言う様な出会いは今回はありませんでしたが、それほど買うつもりではないアートファンが、ふと買うことを考えてしまうようなきっかけが出来ると良いので、やはり入りやすいフェアが個人的には望ましいです。もちろん色んな都合もあるのでしょうけどね。
 
 

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闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s/近藤嘉男と憧れのヨーロッパ航路

闇に刻む光 アジアの木版画運動1930s-2010s
アーツ前橋
2/2-3/24
 
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アーツ前橋に初めて行って来ました。旧西友だった建物を改修した施設です。ファサードのパンチングメタルが特徴的。サインもそこに書かれている文字も含めパンチングメタルを使ったものでした。ここら辺は別に建築系、サイン系まとめエントリを立てています。
 
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さて開催されている木版画の展覧会がとても濃厚なものでした。芸術としての木版画ではなく、政治や社会運動の表現としての木版画の展覧会。こんなの初めて見ました。
福岡アジア美術館で開催された展覧会にアーツ前橋ではインドネシアの現代アーティストのイルワン・アーメット&ティタ・サリナの展示を最後に加えています。
 
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木版画と言うそれほどコストもかからず、拡散も出来るというメディア。その原始的であり、パワフルなところが反体制などへ繋がり木版画運動へとなる。言って見ればモチモチの木で見たような版画の、あの粗さ、力強さ、感情の溢れ感のタッチでプロパガンダをするような感じ。
 
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共産主義や毛沢東等などの歴史に関して知識があればもっと深く観る事が出来たのになぁ、と残念。ただ、その分、そこら辺に興味がある人が見ると全部を見るのに何時間もかかってしまいそう。
 
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幾つかの館から作品は借りて来ているが、どこからこう言う資料がその館にあることを知ることができるのか。研究者のネットワークなどがあるのでしょうが、ここら辺は福岡アジア美術館の凄さなんでしょう。これを研究、収集して展示まで持って来るのは大変そうです。
 
 
 
近藤嘉男と憧れのヨーロッパ航路
アーツ前橋
2/2-3/24
 
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地域ゆかりの作家さんの展示です。前橋に住んでいた近藤嘉男さんがヨーロッパ渡航した時の絵が展示されていました。晩年の色が鮮やかな絵の方が好きです。
 
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また、前橋に産まれながらも海外で暮らしていた高畑早苗さんと南城一夫さんの作品も展示されています。高畑早苗さんの絵はかなりインパクト高し。
 

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«モダンデザインが結ぶ暮らしの夢