「夢の西洋美術史500年」講座 第3回目:ロココ(小林亜起子先生)

「夢の西洋美術史500年」講座 第3回目(9月7日開催)に参加してきました。これは講談社のウェブメディア「クーリエ・ジャポン」と三菱一号館美術館にて開催されている講座です。
 
特別講座「夢の西洋美術史500年」
https://courrier.jp/info/163381/?ate_cookie=1568006805
3×3 Lab Future
 
西洋美術史を5人の講師による全5回の集中講座で学ぼうというもの。そしてこの講座のコーディネートとして参加され、全5回の司会をつとめているのがアートブログ青い日記帳のTakさんです。
 
青い日記帳:特別講座「夢の西洋美術史500年」
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=5503
 
講座の内容としては、1回目は加藤磨珠枝先生が「中世美術」、2回目は宮下規久朗先生が「バロック」をテーマにしてお話をされました。そして今回3回目のテーマは小林亜起子先生による「ロココ」。ちなみにこの後、4回目は井口俊先生による「新古典・ロマン主義~マネ」、5回目は岩瀬慧学芸員の「印象派~マティス」と続き、最後に三菱一号館美術館の内覧会に参加できるというもの。
 
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残念ながら既に定員いっぱいのため、今回の講座は締め切りとなっていますが、人気の為、続く企画も検討されてるとか。楽しみですね。
 
こちらで第1回の様子を見ることが出来ます。

【セミナーレポート】夢の西洋美術史500年/第1回:中世編
https://rakukatsu.jp/yume-no-seiyou-bijyutsushi-1-20190829/
 
さて、簡単に第3回講座(テーマ:ロココ)の様子を小林先生のお話を元にレポートします。お話は3部構成になっていました。
 
1.ロココ誕生を巡る時代背景
2.ロココ美術について
3.夢のロココ - アントワーヌ・ヴァトーの絵画をめぐって
 
 
【1.ロココ誕生を巡る時代背景 】
 
まずはその時代背景から。「ロココ」はフランスで花開いた文化。フランス国王 ルイ14世の時代は「バロック」でしたが、その後の摂政時代+ルイ15世の時代が「ロココ」の時代となります。広くは18世紀がロココの時代と捉えられるようです。
 
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オーストリア シュリーアバッハ 修道院(ロココ建築)
Wikipedia「ロココ建築」より
 
今までに日本でもマリーアントワネット展、エルミタージュ展、ルーヴル展などでロココ時代の絵画を見ることが出来たようですね。また、三菱一号館美術館で開催された「ヴィジェ・ルブラン」展 、「シャルダン」展などはロココ時代の画家だそうです。
 
少しさかのぼってルネサンスの時代。イタリア攻略時にその美術に見せられたフランス国王 フランソワ1世が優れた画家をフランスに招聘し、フランスにもルネサンスが広がります。その後のバロックの時代。17世紀フランスの国王 ルイ14世は自らを太陽神に重ね、その力を示すためにヴェルサイユ宮殿を作ります。自らの権力を絵画芸術で民に示したわけです。国王を頂点とした芸術の時代ですね。
 
そのルイ14世亡き後、14世の甥の摂政(オルレアン公)の時代とルイ15世の時代、政治の中心部をヴェルサイユ宮殿からパリへ移します。今までの絶対的な太陽王の時代から開放され、文化の中心もパリへと移り、銀行や資産家など財力のある人たちがパリに屋敷を構え、芸術家達のパトロンとなります。建築、装飾、工芸などが華やかなものとなり、室内装飾としての絵画の需要も生まれます。
 
 
【2.ロココ美術について】
 
装飾的なロココ様式の建築や工芸などと一体となった美術がロココ美術。貝殻や植物などの有機的な模様が滑るように描かれています。左右非対称でとても滑らかな線を描く絵。
 
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「ぶらんこ」(1768頃、フラゴナール作)
Wikipedia「ロココ」より
 
左右対称で、もっと堅固で、重みのある今までの古典主義やバロックの様式から開放されたような文化。明るく楽しげな絵画は資本家達が個人の好みで買って楽しむというこの時代に合うようなものとして生まれたということでした。
 
特徴や立場が19世紀のアール・ヌーヴォーと繋がるような文化ですね。
 
 
【3.夢のロココ - アントワーヌ・ヴァトーの絵画をめぐって】
 
小林先生はロココの代表的な画家としてヴァトー、ブーシェ、フラゴナールの3人を挙げていました。その中でもヴァトーの描いた『シテール島への巡礼』についてを最後に掘り下げています。
 
華やかな「ロココ」絵画の中ではヴァトーは繊細な画家で少し憂いのある絵を描いています。 また、ヴァトーの絵に出てくるドレスのヒダをモチーフに「ヴァトープリーツ」と言うファッション用語が生まれたそうです。
 
さて、当時の王立彫刻絵画アカデミーには絵画の種類によってヒエラルキーがあったようです。ヒエラルキーが高い順に
 
歴史・物語画(神話・宗教など)
肖像画
風俗画
風景画
静物画
 
観たままをそのまま描く静物画が一番下で、テキストを読んだり、建築の知識や歴史の知識が無いと書けない歴史や物語の絵が一番上となります。
 
その中でヴァトーは歴史・物語画家になろうとしたが、一位になれず二位だったのですが、特例で審査をすることになり、描いた作品が『シテール島への巡礼』。
 
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アントワーヌ・ヴァトー「シテ島への巡礼(Pilgrimage to Cythera )」
Wikipedia「ロココ」より
 
アカデミーはこの作品をどう扱うか迷ったそうです。この作品の絵に登場する人物は当時のファッションをし、リアルな絵なのに、描かれているモチーフが歴史や神話的な要素もあり、風景画としても成り立つような絵である。
 
この絵をロダンが読み解いたところによると、描かれている人物を向かって右から左に見ていくと男女の愛の成り立ちが描かれている言うことです。物語性までそなえているのですね。困ったアカデミーはヴァトーのために「雅宴画」という新しいジャンルを作ったそうです。
 
最後にロココ絵画を日本で見ることが出来るところと言うと、ヤマザキ・マザック美術館のコレクション作品のなかヴァトーを含むロココ絵画が幾つかあるようです。また富士美術館の次回の展覧会『ルネ・ユイグのまなざし フランス絵画の精華 ー大様式の形成と変容』のチラシの1面がヴァトーの作品となっているそうです。
 
ヤマザキ・マザック美術館
http://www.mazak-art.com/
 
ルネ・ユイグのまなざし フランス絵画の精華 ー大様式の形成と変容
https://www.fujibi.or.jp/exhibitions/profile-of-exhibitions/?exhibit_id=1201910051
富士美術館 10/5-2020/1/19
 
 
さて、ここまでが今回の講座をざっくり聞いたところです。
 
私の様に建築・デザイン系好きとしてはロココと言うとまず、建築や工芸としてのロココ様式が思い浮かべます。建築と一体となった装飾、装飾としての絵画、工芸とのつながりなどの話はとても興味深いものでした。
 
さらに有機的な模様などの特徴があるなどの点もふまえると、小林先生の話にもあったようにまさに後世のアールヌーヴォーと似ていると思いました。直線的な力強い文化と曲線の優雅な文化が交互に来るところなども時代は繰り返されるのだと改めて考えてしまうものでした。
 
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猫足の椅子
Wikipedia「猫足」より
 
デザイン的にはロココの工芸と言うと家具のネコ足などもロココの特徴の一つ。あとは「陶磁器」への影響がとても有名です。この様式はドイツのマイセンやデンマークのロイヤルコペンハーゲンなどにも影響を与えています。
 
そして、後の19世紀初期にロココリバイバルが興ります。個人的にはそのリバイバルブームがアールヌーヴォーに繋がったのではないかと思います。今回の講座は絵画や美術史だけでなく建築やデザインなども俯瞰して見ることが出来る良い機会でした。
 
 
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失われたアートの謎を解く (ちくま新書)
 
また、この講座の全司会を務める青い日記帳Takさんが新しく出した本『失われたアートの謎を解く (ちくま新書)』が会場で発売されていました。会場ではTakさんに本にサインを書いてもらう人たちが沢山並んでいました。
 
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私も前の日に買ったこの本にちゃっかりとサインを頂きました。出来たばかりの「青い日記帳」スタンプ付き!

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箱根紀行(養老昆虫館/三河屋旅館/九頭竜神社 など)

あなたはいまどの空を見ているの♪
 
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お盆に箱根に行って来ました。そこで見た展覧会の感想は前に書いていますが全行程まとめメモです。一番新しい小田急ロマンスカー GSE。展望車の真ん中より少し前の席。首を伸ばせば前が見えます。
 
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運転席への搭乗シーンも見ることができました。そしてなんと同じ車両に知り合いが乗っていることが判明。まさかの同じ時間同じ車両!
実は台風が近づいてきているタイミングでしたが、四国から日本海へ抜けていくルートだったので直接は関東には来ないものの、雨や風は免れない。ただ、実際は思ったよりも被害を被らずなんとかなりました。
 
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途中でMSEとすれ違い。まだあの青い車両には乗った事がありません(新宿に止まらないからね)。そして箱根湯本へ。まずはここで昼ごはん。
 
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はつ花そば
http://www.hatsuhana.co.jp/
 
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昼ごはんはいつもの「はつ花」の蕎麦。人気で外に並んでもいつもは回転が速いのですが、この日は新館が営業していない日だったのでこちらに集まってしまい思ったよりも並びました。でも自然薯が美味しいです。
 
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ここからレンタカーを借りて山を登ります。この日はポーラ美術館をめがけて。その前に仙石原へ寄りました。
 
【旅に出よう!】ミュージアム好きのための箱根めぐり - いまトピ
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7328.html
 
ちょっと前に箱根のミュージアムや交通事情などのまとめをいまトピに書きました。箱根に行く時の参考に是非。
 
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仙石原に寄ったのは、仙石原と湖尻の間くらいにある養老孟司先生の箱根の別荘「養老昆虫館」(非公開)を見たかったから。さっと寄って外観だけ写真撮ってきた。一目見てわかる藤森照信さんの建築ですね。
 
シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート/ポーラ美術館 コレクション名作選/半澤友美「The Histories of the Self」展
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/09/post-3a5764.html
 
そしてポーラ美術館へ。思ったよりも展覧会が面白くて時間がかかってしまいました。本当はこの日、岡田美術館にも寄るつもりでしたがそれは諦め。
 
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三河屋旅館
https://www.hakone-mikawaya.com/
 
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宿泊した宿は三河屋旅館。創業明治16年の老舗名旅館です。正面入口の建物に向かって右側が新しい建物の「霞館」。左側が古い昔ながらの建物「松竹館」。それに別館の離れがあります。左に見える赤い屋根が「松竹館」、こちらに泊まりました。
 
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入口部分は古くからの建物。歴史ある風情が良いです。屋根の造りなんかたまりませんね。ホテルではこの風格は難しい。個人的には旅館が好きです。
 
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台風が来ていることもあり入口付近は一部雨漏りなどありましたが、それも歴史ある旅館での楽しみ(もちろん部屋はそんなことはなく安心です)。
 
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チェックイン時に通される待合ラウンジは大正時代の風格。
 
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ラウンジにゲームパチンコとジュークボックスを発見。ジュークボックスにはなんとクイーンのシングル盤が。あの映画のヒットに合わせて出したのだと思いますが、それでもこのシングル盤を持っているのが素晴らしい。
 
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階段、床、大浴場の周りの水場、明治風呂なども良い感じ。水場は手は入れてるのかな。
 
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泊まった「松竹館」は竹久夢二なども泊まったという建物。新館よりも安く泊まれるのは造りが古かったり、壁が薄かったりするから。小さな子どもなども騒いでしまうと隣の部屋に聞こえてしまうので避けているようです。窓からひょうたん祭りの電飾が見えました。この日の翌日は大文字焼きの送り日。ちょうどその前日で台風と言うのもありそれほど混んでいないのが良かった。
 
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ただ、古い建物好きとしてはたまりませんね。こっちの方が安く泊まれるなんて間違いでは?な気分。トイレなども新しく綺麗になっているので問題はなし。お風呂もこの館のみの貸し切り風呂があります。ただここは物凄く熱くて長湯は無理。
 
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夜ご飯は量はある程度ありますが、よくあるお腹いっぱいで苦しくなるまでのものではない。お酒を飲んで、色々食べるのに丁度良い量でした。年をとると量を食べられなくなるのですよ、苦笑。
 
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朝ごはんの方が多くお腹いっぱいになってしまいました。だって、これ、全部食べたいよね?食べちゃうよね?あと、従業員の方が外国の方が多かったです。お客様も海外の方が多いでしょうから、働いている人も外国の人の方が便利だと思います。日本語がみんなしっかりしてて凄い。小田原あたりに住んでいて通っているのかな?
 
 
さて、翌日はまずは昨日いけなかった岡田美術館へ。
 
金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2019/09/post-ac7287.html
 
旅館のすぐ隣です。少し早めにチェックアウトして行くつもりでしたが、まぁ、そこまでは早くなかったかも。
 
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箱根神社(九頭龍神社)
http://hakonejinja.or.jp/
 
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そこから九頭竜神社へ。行きやすい箱根神社の横にある新宮ではなく九頭竜神社 本宮へ行きました。箱根プリンスに車を停めて(駐車場は有料)15分以上歩いていきます。
 
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台風過ぎと言う事もありかなり霧が出ていて風も強かったです。本当は自転車を借りて行く予定でしたが、風の影響で貸し出し中止……。
 
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まずは九頭竜の森の敷地(入るのに有料です)につくとすぐにある白龍神社にお参りです。モーターボードや月次祭の時に出る船便の場合はこの近くの桟橋に止まるのですね。そして森の中を更に歩いていきます。
 
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九頭竜神社にようやく到着。湖面側に鳥居と弁財天社があります。こちらに小さな桟橋があるのでこちらが正面になるのでしょうか?昔はこの桟橋側から宮司さんなども入ってきたとか?
 
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そして次は箱根神社。湖畔に見える大きな鳥居が有名です。階段を登るのが結構ね……(諦めようかと思った)。
 
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こちらには九頭竜神社 新宮もあります。本宮と新宮めぐり。九頭の竜が居ますね……。ここらで昼ごはんなどを考えていたのですが、朝ごはんの量が響いて、お腹空かず。
 
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かよい湯治 一休 – 天山湯治郷
http://tenzan.jp/1kyu/
 
なので、この日は大文字焼きの日ですので早めに山を降りた方が良いかと、旧街道の方に向かいます。比較的順調に降りて来れたので、天山の湯治場「一休」で温泉に。
 
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画廊喫茶 ユトリロ
https://www.utrillo-v.com/
 
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レンタカーを早めに返したら、箱根湯本の喫茶店「ユトリロ」で一休み。室内にユトリロ作品などが飾ってあったり、四谷シモンの人形などもある芸術系喫茶店です。
 
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湯もち本舗 ちもと
https://www.yumochi.com/
 
箱根湯本と言えば「ちもと」の湯もちは大好物。これは実は初日に買って途中で食べてしまったのでお土産にはならなかったのですけどね。
 
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箱根名物 すり身団子 竹いち
http://www.take-ichi.com/
 
また、テレビや雑誌で話題になって事前に予約しないと午後になったら買えないこともある「竹いち」の魚のすり身団子も予約済みでしっかり入手。
 
ということで一泊の箱根でした。この後に実家に寄ったので実際は2泊旅行でした。
 

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金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―

金屏風展 ―狩野派・長谷川派・琳派など―
https://www.okada-museum.com/exhibition/
岡田美術館
4/6-9/29
 
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金屏風まつり!ってくらい金の屏風が並んでいる展覧会。本当は箱根初日の夕方に行こうかと思っていたのですが、ポーラ美術館で思ったよりも時間がかかってしまったので、急遽、二日目の朝オープンすぐに来ました。この美術館のすぐ隣の宿に宿泊したので来易くてよかったです。
 
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金屏風と言えば狩野派、実は金屏風もやっていました長谷川派、金屏風なら俺らも忘れちゃいけない琳派と名作そろい踏み。近代の橋本雅邦や竹内栖鳳の描いた金屏風まで揃っているので、まぁ、日本画ファン大満足な展覧会でした。個人的には神坂雪佳の屏風が欲しい!
 
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金と言っても様々なものがあり、マットで光沢を抑えた金、激しく煌く権力の象徴のような金。技法も金箔はもちろん金泥もある。描かれているものも花鳥画、名所絵、物語絵などいろいろ。雲や霞で技法を変えていたりもします。パット見ではキラキラしているとだけしかみえない金屏風に色々とあるのがわかります。それを比べられるという貴重な展覧会でした。
 

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シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート/ポーラ美術館 コレクション名作選/半澤友美「The Histories of the Self」展

夏休みに箱根に行ってきました。温泉と美術館。ポーラー美術館には去年も夏に来ているのですが、今年は実施されている展覧会、これを見に行きたくてそれで旅行先を箱根にしたようなものでした。
 
シンコペーション:世紀の巨匠たちと現代アート
https://www.polamuseum.or.jp/sp/syncopation/
ポーラ美術館
8/10-12/1
 
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とても良い展覧会でした。ポーラ美術館が持つコレクションと現代アートを見比べることが出来るような構成の展覧会です。現代アートに焦点を当てた企画展はポーラ美術館初だ言うのは意外でした。
 
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入口にあったモネの作品に呼応していたセレスト・ブルシエ=ムジュノの現代アート作品が素晴らしく良かったです(これのみ撮影NGでした)。作られた池の中に流れる水流。その上に幾つも浮かぶ陶器がそれぞれぶつかり合って音を立てます。それがまるでガムランの音楽や教会で鳴る鐘の音の様に鳴り響くのがとても気持ちよいです。水流は人工的な操作だとしても、陶器がぶつかり合って立てる音は偶発的なもの。それが宗教的な音楽の様に聞こえるとは、そういう音楽は自然の法則に則って奏でられて居るのでしょうか?この音を聞きながらいつまでもこのスペースに留まって聞いていたかったです。
 
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もう一つ、屋外の作品ですがスーザン・フィリップスの作品が良かった。屋外の遊歩道を歩いていると奥のほうから笛の音が聞こえてきます。楽曲のフルートの旋律を断片的に11個のスピーカで流しているという作品。この日は雨でしたが、雨の音と鳥の声、沢を流れる水の音にフルートの旋律が混ざりとても良かったです。
 
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さて、この展覧会、タイトルが「シンコペーション」と言うことでも判るように音楽をイメージした展覧会になっています。展覧会入口にマティス「ジャズ」があることでもそれがわかります。昔の巨匠達の作品と現代アートの作品がジャズのセッションをするような展覧会とでも言うイメージの様です。決して「音」を使った作品集めたという訳ではなく、でも音がながれるようなイメージで構成されているのかもしれません。
 
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マグリットの描く不思議な世界と石塚 元太良が撮った現実なのに不思議な世界観を持つ写真。マネの絵画と並ぶティルマンスの写真。
 
シンコペーションという音楽用語、つまりリズムに変化をつける技法のことですが、巨匠の作品がメインだとしたら、現代アートを変化する拍としてリズムを楽しむような展覧会です。今まで何度かこの美術館に来ていますが、とにかく巨匠の名作品が多い。ただ、ここに来る人の多くは美術にそこまで普段触れていない観光客。見ていると、ここまでものが多いと1点1点をじっくり見ない場合が多いのですよね。ただし、今回の展覧会では展示数が少ないこと、体感的な現代アートと並んでいるので巨匠作品の方も体感するようにじっくり見ること、などが重なって本当に一点一点じっくりと対話しながら見ている人が多いです。現代アートとの組み合わせの展示としてはとてもうまく相乗効果が上がっている例ではないでしょうか?
 
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横溝 静の映像作品の部屋にはモネやルノワール、ボナールなどがありました。ここの部屋も良かった。特にボナールの絵の存在感は目を引きますね。
 
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ダリの絵と対峙するのはアリシア・クワデの作品。鏡かとおもったらガラスの向こうに同じものを置いてあったり、自分が映ったり、向こうが見えたり、どれが本物でどれが虚構なのかがわからなくなってしまうような作品でした。
 
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アブデルカデル・バンシャンマが部屋中に描くことによりとても力のある空間が生まれていますが、それに負けていないのがクールベの絵でした。
 
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セザンヌ、ピカソ、藤田嗣治のそれぞれ癖のある絵には渡辺 豊が模写でもないパロディでもない、巨匠達のイメージの流用した絵を混ぜて展示しています。
 
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カンディダ・ヘーファーとプリンツ・ゴラムはロダンとセザンヌの構図と重なり、磯谷 博史とピカソはモチーフが重なっています。
 
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石塚 元太良の写真はこちらにも。セザンヌの構図と対峙しています。ゴールドラッシュ後の茶廃墟の写真がとても良かったです。
 
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オリヴァー・ビアが反響音を拾うのは東洋の古い陶磁器たちです。ポーラ美術館のコレクション作品をとてもうまく使っている展覧会だと思いました。
 
 
 
ポーラ美術館 コレクション名作選
https://www.polamuseum.or.jp/exhibition/20190810c01/
ポーラ美術館
8/10-12/1
 
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コレクション展示も企画展に連動するようにコレクション作品が呼び合うような展示になっていました。ドガの踊り子達と壷などの組み合わせ。
 
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ガレなどのガラス器と印象派の描く花などもポーラならではの組み合わせですよね。
 
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そういえば屋外にあったこの作品って誰のでしょう?この前、この館で展示をしたシムラBrosのようにも見えますが、さすがにまだここに屋外パブリック作品を置くには展覧会から間が立ってない気もしますが……。
 
 
 
半澤友美「The Histories of the Self」展
https://www.polamuseum.or.jp/exhibition/20190810ag01/
ポーラ美術館 アトリウム ギャラリー
8/10-12/1
 
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若手の現代美術作家の紹介コーナーでは紙漉きの手法を使って独自の紙の世界を創り上げる半澤友美の作品でアトリウムを埋め尽くしていました。

 




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中原亜梨沙 日本画展 -Borderline-

中原亜梨沙 日本画展 -Borderline-
https://www.isetan.mistore.jp/shinjuku/shops/art/artgallery/shopnews_list/shopnews023.html
伊勢丹新宿店アートギャラリー
8/28-9/3
 
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中原さんの描く色鮮やかでまっすぐに眼差しを向けてくる女性達。こちらを見通されそうです。すでに全作品が完売でした。これらが「日本画」と言うのがまた良いですよね。以前より雑誌などで見て気になっていた作家さんではありましたが、たまたまアートフェアとこの伊勢丹で今年2回実物の絵を見る機会がありました。
 
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「Border line」はこの展覧会タイトルと同じ絵。後ろを通りすぎる人たちの足元などの背景が面白いです。今回の展覧会の中で私が一番好きな絵でした。
 
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「境界線」は幾何学的?建築的?な背景の前にパンジーの服を着た今風の女性。こちらも目力がありますね。これもタイトルつまりは「ボーダーライン」ですよね。
 
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欲しいな、と思うのはこの真ん中の絵(好きと家に飾りたいが同じとは限らない)。他よりも少し抑え目のトーンにでもしっかりとした眼差しは変わらず。
 
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この一番手前の帽子を被った女性も良いですね。あと、真ん中にあるのはスケッチをコラージュしたもの。色々な作風があり、中原さんの系譜が見え隠れするようでとても興味深いです。
 

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阿佐谷七夕まつり/阿佐谷 BATA ART EXHIBITION/高円寺阿波踊り(中央線のお祭り)

中央線の夏の風物詩、阿佐ヶ谷の七夕まつり、高円寺の阿波踊りの二つ。毎年行ってます。
 
阿佐谷七夕まつり 2019
http://www.asagaya.or.jp/
阿佐谷パールセンター 8/3-8/7
 
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今年も行ってきました。長いアーケード商店街の中を沢山の七夕飾りが彩り、お店の前には屋台が出てにぎわいます。
 
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【日本三大七夕!?】あの漫画にも出てきた七夕まつりと街の「謎」。
https://ima.goo.ne.jp/column/article/7347.html
 
ちなみに今年はいまトピに阿佐ヶ谷七夕の記事を書きましたのでこちらも見て下さい。
 
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会期前にこの商店街を通ると未完成状態のはりぼてを見ることも出来ますので面白いです。七夕飾りはかなりの力作揃い。
 
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もちろんビールを飲みながら、屋台で食べ物を買って食べるのもお祭りの楽しさ。
 
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毎年恒例のパスタパエリアは外せない。七夕飾りのはりぼてを見上げながら色々とおいしそうなものが出ているのを見るという楽しさ。

 
 
阿佐谷 BATA ART EXHIBITION 2019
https://www.bataart.tokyo/
阿佐ヶ谷各所
8/3-8/11
 
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さて、七夕まつり連動企画(なのかな?)としてアートイベントが阿佐ヶ谷各所で開催されていました。去年もやっていたようですね。
 
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中学校の校庭を使った明りのインスタレーションや釣り堀を使った展示。
 
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街中に作品があったり、ホテルの入口に日本の文様の造作があったり。
 
 
 
高円寺阿波踊り 2019
http://www.koenji-awaodori.com/
高円寺各所
8/24-8/25
 
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さて、中央線で一番大きなイベントと言えば高円寺の阿波踊りでは無いでしょうか?こちらもビールを飲みながら。近くの神社で同時開催されているお祭りの屋台もいいですね。
 
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街の中を踊りの連が練り歩きます。大通りでは見事な構成でダイナミックな踊りを見ることが出来ます。
 
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高円寺阿波踊り 美しさ #高円寺 #高円寺阿波踊り #高円寺阿波踊り2019 #阿波踊り

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男踊り(この男、女は踊りのスタイルの違いで、実際に踊っているのは男女共にいます)の躍動感、女踊りの美しさは見事なものです。
 
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子どもたちも踊っていました。あとは忘れてはいけないのが、鳴り物と呼ばれる楽器の人たち。この人たちのおかげでのこの躍動感なのですから。
 
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小さな商店街の方でも踊っていて、こちらは目の前、手が届くところで踊っているという、圧巻的な迫力を体感できます。
 
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東洲斎連というのを発見。他にも写楽連というのもあるのですよね。皆さん写楽好きなのでしょうか?
 

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みんなのミュシャ/Summer Art Sale 2019/Fermentation Tourism Nippon/令和土偶 ソフビクレイジー2

みんなのミュシャ
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/19_mucha/
Bunkamura ザ・ミュージアム
7/13-9/29
 
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みんなのミュシャ、誰の?と思いましたが、今回の展覧会はミュシャの作品展示だけでなく、それがどの様に後へ影響を与えたかを掘り下げている展覧会ですよね。そこであの人もこの人もミュシャに影響を受けているよ、「みんな」影響を受けてる(みんなは言い過ぎかもしれないけど)、「みんな」知っているあの人もこの人もね!という展覧会なんです……よね。きっと?
 
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ミュシャの展示の1部屋のみ撮影OKのコーナーでしたが、私が行った初期の頃ですらそこそこの混雑で、引きで撮影はすでに難しい状態でした。会期後半になるにつれてさらに混むのでしょうね。
 
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さてミュシャの作品はもう言うまでも無くすばらしく(撮影可能がそのコーナーだけなので写真はそれが続きますが)、ミュシャの描いた構図などを判りやすく解説してくれています。
 
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この展覧会の独自の点は展示の後半から始まる、「みんなミュシャに影響を受けた」コーナー。ヒッピー文化に代表するサイケデリックムーブメントがその際たるもので、他にもアメコミや日本の漫画にもその影響を見ることが出来ます。
 
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ただ、「みんな」は言いすぎですよね。サイケデリックムーブメントは確かに様式としてもミュシャっぽいですし、展示にあったようにミュシャの影響を明言しているデザイナーも居ます。ただ、あの名アルバムのデザインもそうです、みたいにみんなそうなんですよ、みたいな見せ方はちょっと違う気もしました。
 
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個人的にはグレイトフル・デッド、ローリング・ストーンズ、キング・クリムゾン、イエス、ピンク・フロイドなどの70年代のロックバンドのアルバムジャケットやポスターなどを美術館で見ることが出来るのはとても嬉しいのですが。
 
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アメコミへの影響はもっと直接的な気もします。そのまま!な感じでオマージュと言うかインスピレーションと言うかパクリと言うか、なものもあったり。日本への影響に関しては明治時代、『明星』の表紙デザインへの影響に関してはなるほど、でしたね。
 
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現代の漫画への影響に関しては、まぁ、ファンタジー系を通って来ている人なら、まぁ、直接的にか間接的にか、そりゃ影響受けているよねと言う感じもあり。直接的なところをもっと深彫りして見て見たかったかも。
 
 
 
Summer Art Sale 2019
https://www.bunkamura.co.jp/gallery/exhibition/190713sale.html
Bunkamura Gallery
7/13-7/29
 
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夏のアート作品販売セール展!と言うことでウォーホル、シャガール、ピカソなどの人気作品が並んでいます。東山魁夷、片岡球子、草間彌生、奈良美智などの日本人の作品も。
 
 
 
Fermentation Tourism Nippon 発酵から再発見する日本の旅
http://www.hikarie8.com/d47museum/2018/11/fermentation-tourism-nippon.shtml
d47 MUSEUM
4/26-7/22
 
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発酵というキーワードを元に各県一つづつ代表的な発酵食品を取り上げた展示。被らないように同じ製品の展示は避けているので、県によっては「この製品を推したいのに……」みたいなものも他の県で取り上げているから別の物になってしまっているのもあるでしょうね。
 
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ただ、それだけ発酵と言う文化が身の回りにあるということです。発酵食品は比較的好きなので(もちろんお酒も含む)嬉しい企画でした。
 
 
 
令和土偶 ソフビクレイジー2
http://www.hikarie8.com/cube/2019/05/post-69.shtml
渋谷ヒカリエ 8/CUBE 1, 2, 3
7/9-7/15
 
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土偶をソフトビニール人形で作ると、それは土偶なの?と思いつつも、ソフビの新しい価値観を作っていこうとしているのは面白いな、と思いました。
 

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ジュリアン・オピー/池田良二の仕事/末松由華利

ジュリアン・オピー
https://www.operacity.jp/ag/exh223/
東京オペラシティ アートギャラリー
7/10-9/23
 
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良い展覧会でした。何年か前に水戸芸術館で開催されたオピー展を見逃してしまった私としては、この展覧会はかなり期待していました。正直作品数はそれほど多くないと思いますが、サイズの大きな作品があったり、シンプルな構成はこれで十分だろうという内容だと思います。
  
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オピーの描くシンプルな線、省略した表現、色の平坦な塗りつぶしなどはグラフィックやイラスト的なイメージを与えます。それがまた都会的なイメージに繋がるのもあるかもしれません。
 
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絵に出て来る人も都会的なファッションの人が多いですよね。スタイリッシュだったり、太った人なども居て、顔は見えないのに、キャラクターとして、ああ、こんな人居そう、と思わせるような人たちです。
 
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黄緑の背景のヘッドホンをしている女性が良かったです。他も同様なのですが、顔がわからないのに描かれている女性が魅力的です。服や持ち物、スタイルなどでその人がどんな人なのかを表現しているのですね。
 
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この金物をカットして輪郭だけの立体造形も面白い。首がないのに……と思ったらイヤホンのコードで繋がっている!
 
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大きな作品を見ると輪郭線が凹んでいるのが判ります。地の壁や板を黒く塗り、その上に色の付いたパーツを貼り付けていくようで、線が地色という発想なんですね。
 
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都会的なイメージといいましたが、今回の展覧会には自然の風景の絵も出ています。これら自然の景色を描いたもの線が地色を拾っている部分だというのも同様です。鳥が凹んでいたりでっぱっていたりもしてますね。ただ、やはりグラデーションなどがない色の塗りつぶしの絵は自然を描いても現代的に見えますね。
 
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鯉の作品は池に泳ぐ鯉をみるようです。日本的な要素がる作品ですね。オピーは浮世絵の収集家でもあるようですので、意識してか自然にかはわかりませんが日本的な要素は入ってくるのだと思います。日本的要素ではありませんが同じLED表現のカラスも面白いです。たまにフンをします、こいつら。
 
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羊達は石の彫刻です。これは四国にある琴電高松築港駅前の石の彫刻の流れでしょうか。四国にあるのは高松の地元の石作業の職人と一緒に作ったもの。同じところで作っているのかな?電源や固定金具を隠すために、床と同じ素材を使って台をつくっているのもこだわり感があって面白い。
 
 
 
収蔵品展067 池田良二の仕事
https://www.operacity.jp/ag/exh224.php
東京オペラシティ アートギャラリー
7/10-9/23
 
池田良二の銅版画、様々なものがコラージュされているのに構図としてはすっきりとして間がある感じです。北海道生まれだと聞いて、北海道の地平線を思い浮かべました(北海道のどこかによっては全く関係ないと思うけど)。
 
 
 
project N 76 末松由華利
https://www.operacity.jp/ag/exh225.php
東京オペラシティ アートギャラリー
7/10-9/23
 
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末松由華利の描く絵画は、絵の具がにんじでいたり垂れていたり、意図しない、自然に発生する要素による表現もあるように見えます。描くイメージと実際に描かれているものをどの様に埋めていくのか?それとも埋めていかないのか?気になります。
 

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伊庭靖子展 まなざしのあわい/トーハク BEER NIGHT! 2019

伊庭靖子展 まなざしのあわい
https://www.tobikan.jp/exhibition/2019_yasukoiba.html
東京都美術館
7/20-10/9
 
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伊庭さんはかなり前から好きな作家さんでしたが大きな展覧会としてみるのは久々でした。今回の展覧会ではかなり前の作品から最新作までを一通りみる事ができます。初期クッションや布団などのやわらかな質感を描くもの。陶器やガラスなどの硬質な感じの絵。シズル感がうまく表現されているこれらの絵は物凄くリアルに見えますが、近くでみると絵の具の塗りがわかる様に意外にざっくり描かれているところもあったりします。
 
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ゼリーやプリンなどの食べ物シリーズが無かったのが残念ですが、陶器シリーズの後半から最新のシリーズへ繋がっていきます。地下のエリアには最新のアクリルケースシリーズが並びます。撮影がOKだったのはこの最新作エリアでした。
 
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アクリルケースの中にある器などを描いたものですが、ただ器を描いているだけではなく、アクリルに写り込んだものまで描いているのです。さらには物体の器へのピントを外して、ぼんやりとしたアクリルの写りこみの方にピントを合わせて描いてしまうのですから、完成した絵はどこに焦点を当ててよいかわからないものに。
 
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ただ、それがとても美しい、きっとこれが伊庭さんの目を通した世界観なんだな、と思います。ただ、一つだけ立体視苦手なのであれは止めて欲しかった……。
  
 
 
トーハク BEER NIGHT! 2019
https://www.tnm.jp/modules/r_event/index.php?controller=past_dtl&cid=5&id=10128
東京国立博物館 平成館前庭【特設ビアガーデン】
7/26-7/27
 
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さて、もうだいぶ前ですが、トーハクで夜ビール飲んでました。上記、伊庭展を観た後ですね。もう一ヶ月前の話なんですね。ビアナイト、実は始めての参加でした。
 

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Seed 山種美術館 日本画アワード 2019 ― 未来をになう日本画新世代 ―

Seed 山種美術館 日本画アワード 2019 ― 未来をになう日本画新世代 ―
http://www.yamatane-museum.jp/exh/2019/seed2019.html
山種美術館
8/10-8/23
 
山種美術館が現代の日本画家のための公募展を新たに設立したのが2016年でした。そしてその2回目「Seed 山種美術館 日本画アワード 2019 ― 未来をになう日本画新世代 ―」が今年開催されました。前回の時に、まぁ、知らない作家さんばかりだし、と観に行くのを後回しにしていたのですが、実際に行ってみたらすごく良い作品ばかりだったのが記憶にあります。
 
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結論から言うと今回の受賞・入選作品44点もかなり見応えありました。同時代を生きる、今だからこその日本画をみることがこんなに楽しいとは!いや、同時代だから、同じ感覚をもつからこその楽しさなのかもしれませんね。
 
前回の感想

Seed 山種美術館 日本画アワード 2016 ―未来をになう日本画新世代―
http://ubukata.cocolog-nifty.com/my_favorite_things/2016/06/seed-2016-51b6.html
 
今回も私なりの好きな作品をあげたいと思います、が、その前に今回の大賞、優秀賞、特別賞の3点のご紹介。この3点のみ撮影OKでした。
 
 
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大賞 安原成美 《雨後のほほ》
大賞のこちらは鮮やかな青が印象的な絵で、この色使いがとても綺麗だと思います。枝などはたらしこみの技法で描かれていたり伝統をしっかりと下地にしているのがわかります。これは私も好きな作品の一つです。
 
 
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優秀賞 青木秀明 《鴯鶓ノ図 -飛べない鳥-》
飛べない鳥のエミューと、そこにオーバーラップして重なるように空を飛ぶ猛禽類のイメージ。花や蝶も描かれていて、ストーリー性が感じられる作品でした。
 
 
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特別賞 近藤守 《nostalgie》
森のイメージと駅のイメージを重ねて描かれています。まるで写真のコラージュのような作品ですが、これが日本画として描かれているというのが驚きます。
 
 
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さて、と言うことで「Seed 山種美術館 日本画アワード2019」で私が好きだった作品、勝手にアワードをはじめます。
 
個人的大賞 小川遥 《やすらい花》
この絵は素晴らしかったです。ただ、写真や図録をみても判らない、実物を見ないとわからない良さ。事前にホームページ等でチェックしていた時はこの絵はノーチェックでした。オレンジ色の地に白く盛り上がる藤の花。構図や間も良く、色のない花の絵なのに、それらが浮き出てくるように奥行き感を感じます。近くで見て、ふと目を留めてしまう作品でした。
 
個人的優秀賞 北川安希子 《新天地》
この絵は見上げた感じの構図が素晴らしいのです。目の眩み、色のにじみを見ていると、この先に明るさがある、そこへ向かって行きたいと思ってしまうような、とにかく見ていて気持ちが良く、前に進みたくなる、そんな絵でした。この方は前回のアワードで、ハシビロコウの絵を描いていましたね。あれも印象に残っています。
 
個人的特別賞 小谷里奈 《彩光》
こちらも実物を見ないと判りにくい絵かもしれません。色のない像を通してその周りにある空気の色を見るような作品。白く点描の様に細かく描かれ、こちらも奥行き感が感じられる作品でした。
 
個人的激励賞 武田裕子《春光の庭》
あ、これ欲しい、と思った絵です。目を引いた絵が必ず欲しい訳でもないのが不思議ですが、実はこの作家さん、前回のアワードでも同じ「欲しい」という理由で選に入れたので、きっと好みなのでしょう。
 
そのほかに気になった作品
 
加藤丈史 《澪つくし》:白の情景が良いです。そう言えば前回の時も白が印象的でした。
川上椰乃子《画室の猫》:幾つかの対象に目線が移っていく様な構図が好きです。
柴田梓 《古人の山》:表現される世界感が好きです。
水津達大 《揺らぐ森》:色が綺麗で、これも欲しい絵の一つでした。
日向一夫《昆虫散華》:1枚の絵に時間を閉じ込めたような絵ですね。
桝谷友子《1月26日》:静かな世界観。絵の切れ目をうまく生かした手法も面白い。
山口暁子 《菊慈童》:表現がうまいですね。他の絵も見てみたいと思いました。
楊喩淇 《暁星沈》:タッチは荒々しく見えるのに、少し離れると繊細に見える絵。
渡邉志保 《翠影》:同系色の色づかいで埋めていく感じのセンスが好きでした。
 
 
美術館の館内やフェイスブックでも人気投票をやっていますね。
 
Seed 山種美術館 日本画アワード 2019―未来をになう日本画新世代― 人気投票開催!
https://www.facebook.com/seed2019yamatane/
 
皆さんの好きな絵はどれでしたか? 
 

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